これはぼくらの未来だったはず。
中国で人形ロボットがボルト超えの100m8秒64を記録
先日、中国で行われた『世界人形ロボット運動会』というのが行われたとニュースになってましたね。

サッカーなどを含む様々な陸上競技が行われたとのことですが、やはり注目されたのはサブタイトルにもあったウサイン・ボルト超えの100m8秒64ではないでしょうか?
主催者によると、大会には2000台以上の人型ロボットが参加しているという。
今年で2回目を迎える5日間の同大会は、米中の技術競走が加熱する中で、中国の高度なロボット工学の急速な進歩を示すイベントとなっており、陸上や卓球、サッカーなど51種目、1000以上の競技が行われる。
(中略)
100メートル走では、人型ロボットが9秒39のタイムを記録し、2009年にジャマイカのボルト選手が樹立した人類記録の9秒58を更新した。
人型ロボットが人類記録を更新 北京の「世界人型ロボット大会」より引用
動画もYoutubeにあったので引用しておきます。
一番最初にこのニュースを見たとき、確か「ロボットが陸上競技で発火」みたいなものだったと記憶しております。
それを見たとき「あぁ、流石チャイナだな」と思ったのも事実です。
ですが、実際に動画を見て驚きました。
恥ずかしながら私のロボット知識は、アシモから始まり一時期アメリカ製(たしかテスラ)のジャンプしたり小走りしたりする辺りで止まっていました。
まさか、こんなことになっているとは……。
Yahooニュースのコメントには
Yahooニュースのコメント欄を読んでみると大体次のようなことが書かれていました。
- 「怖い」
- 「軍事転用されるのだろうか」
- 「壁にぶつかって壊れてたら意味ない」
- 「二足歩行の意味ある?」
- 「日本はもう追いつけない」
個人的にはすべて同意できるものばかりです……が、私が強く思ったのは冒頭に書いた「これは日本で行われなくてはならなかったはずだ」というもの。
アシモ損切りの末路
確かにロボットは怖い。
軍事転用され、銃を持った(手に持たなくてもいいけど)ロボットが侵攻してくる未来を考えると、普通の戦争よりも恐怖を感じるのは当たり前のことでしょう。
でもだからこそ、ロボットは日本が主導権を持っていなくてはならなかった。
御存知の通り、古来より日本はロボット大好き民族です。
鉄腕アトム、ドラえもん、ガンダム、エヴァ(そして個人的にはロボティクス・ノーツ)……。
自国愛に溢れすぎた意見かもしれませんが、日本ほどロボットに愛情を注いできた国はないのではないでしょうか。
ですから、ロボット分野は世界のどの国よりも日本が先行して主導権を握るものでなければならなかった。
このロボット大会は日本で行われるべきものでした。
2000年にホンダのアシモを見たとき、私たちは皆こういう未来を夢見たはず。
しかし実際には、もはや中国の技術力の高さに日本は太刀打ちどころか、足元にも及ばない状態になっているようです。
もちろん中国にも問題は多いけれど
なぜこうなってしまったのか?
世の中の「モノ」の中に、中国製は色々なシーンでシェアを広げてきています。
家電も徐々に中国製が増えてきていますし、先端のデバイスもMade in Chinaが多数を占めています。
車もエンジン車はからきしでしたが、EVはなかなかヤバそうなのが上陸してきました。
この中国の強さって色々あるとは思うんですけど、個人的は「とにかく数撃ちゃ当たるを実践してる」というのが一番強みじゃないのかなと思うんですよね。
数打つというより「世代交代が早い」という方が正確かもしれません。
以前アクションカムの世界はGoPro一強でした。
私がバイクを買ってモトブログでもやるかなぁと思ったときは「GoPro欲しいけど高いなぁ。中華カムは安いけど、でもなぁ」という感じで、有名モトブロガーは皆GoPro使いでした。
それがいつの間にかDJIやInsta360などの中国メーカーに席巻されてしまい、最早GoProは風前の灯状態です。
実は、GoProも中華メーカーも1年に1回のアップデートは同じだったのですが、その向上力が全く違いました。
あっという間に性能はひっくり返り、どうあがいても追いつけないほどの差に。
この「とにかくどんどんやってみる」という精神は、今の日本や欧米メーカーにはないものではないでしょうか。
もちろん、中国メーカーにも問題はありますし、中国という国自体で考えても同じことが言えます。
そのやり方がすべて正しいとは思えません。
でも、見習うべきところは見習うというのも大切ではないでしょうか。
陸上競技では、もう勝てそうにもないので、せめて「人形汎用ロボット(乗り込み型)」で巻き返しをして欲しいところです!


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