カスハラ市民を提訴した大阪市の判断が間違ってると私が思う理由

記事

こんばんは、しろもじです。

昨今ではすっかり定着した感がある「ハラスメント」という概念。

パワハラ、セクハラはもちろん、最近話題になっているのが「カスハラ(カスタマーハラスメント)」。

カスハラといえば民間企業が対象と思われがちですが、自治体である大阪市がカスハラ市民を提訴したというニュースが流れてきました。

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大阪市が市民を提訴した内容

「カスハラ」市民に損害賠償求め提訴へ 電話・面談対応600回超:朝日新聞
理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)により職員の業務が妨害されたとして、大阪市が市内の男性を相手取り、損害賠償を求めて大阪地裁に提訴する方針であることが分かった。電話や面談での対応は…

市によると、男性は記録が残る2023年5月~今年6月、市立プールの設備不具合や施設の汚れなどについて複数の部署に説明や謝罪を繰り返し要求。電話対応は548回、面談対応は93回に及び、職員に対して「くそったれ」「仕事を辞めてしまえ」「捕まえたる。覚悟しとけ」などと罵声を浴びせることもあったという。

朝日新聞社より引用

さて本記事タイトルで「大阪市の判断が間違ってる」と書いたことについて、冒頭でお話しておきます。

それは「判断が遅い!」ということ。

朝日の記事をみたとき「548回って……」と絶句しました。

この10分の1、個人的には100分の1でも提訴しちゃえと思いますが、まぁ妥当なところでは10分の1くらいでしょうか?

そう考えると、対応した職員さんはよく我慢したな、と本当に感嘆してしまいます。

どこからがカスハラ?

まぁそうはいっても、市のような行政機関はそう簡単に市民を提訴するわけにもいかないのでしょう。

そもそも今回の件、罵声を浴びせた時点でハラスメント確定な気がしますが、先程書いた548回という回数も気になる点です。

一体どのくらい繰り返せばカスハラであると判断できるのでしょうか?

ググってみたら政府広報に次のような記事がありました。

カスハラとは?法改正により義務化されるカスハラ対策の内容やカスハラ加害者とならないためのポイントをご紹介 | 政府広報オンライン
カスハラが社会問題化し、2025年6月に法改正が行われ、企業等に防止措置が義務化されました。カスハラに該当しうる例や、改正法の内容、企業等・従業員・顧客それぞれが留意すべきことや対応の例などをご紹介します。

ただ具体的なことは書かれてないんですよね。

まぁ「10回まではOK」とかにしちゃうと、それはそれで問題になるでしょうから、個別の判断となるのでしょうけど。

もう少し調べてみると経済産業省関東経済産業局のPDFファイルには「3回」という記述がありました。

もちろんこれも一括りにはできないわけですが、可能性としてそのくらいの回数でもカスハラになり得るというのは、個人的には大賛成です。

また当然ですが、暴言、暴力、威圧などは1回でもアウトだとも思います。

ハラスメントという言葉が悪いのか

個人的には「ハラスメント」という言葉は、あまり好きでありません。

いじめ問題のときにも話題になっていましたが、それはまごうことなき「犯罪」ですから。

「ハラスメント」や「いじめ」という別ワードになることで「犯罪の一歩手前」みたいな印象になるのは、違うんじゃないかと思うんですよね。

ですので、パワハラもセクハラもカスハラもその他のハラスメントも、どうなのかなぁと思ったりするのです。

しかし昨今ではハラスメントという概念が「グレーゾーン」から「黒い」に変わりつつあるのも事実です。

本当は「真っ黒」だと思うんですけど、それでも認識が変わっていっているというのは良い傾向だとも思いますし、それならハラスメントという言葉でも良いかもと感じます。

なぜ人はカスハラに走るのか?

さて、最後にやや蛇足的にはなりますが「どうして人はカスハラをするのか」ということについて考えてみましょう。

カスハラの記事を見ていると、多くの人(カスハラを行った人)が中年以上であると感じます。

気になってネットで調べてみると、少し古いデータですがパーソル研究所という企業の記事を見つけました。

ページの中盤あたりに「カスハラ加害者の性別・年齢層」という項目があります。

20代男性で10%程度なのですが、30代で16.8%、40代で31.7%、50代で39.3%、60代では47.2%にまで膨れ上がります。

ちなみに女性はその約半分です。

高齢の男性の割合が多い理由は「昔はそのくらい当然だった」という価値観の相違があるかもしれませんが、結局のところ「時代についていけなくなった脳機能の低下」なのだと個人的には思います。

当然ですが、私は医療関係者ではありませんから、この記述は医学的根拠に基づいたものではなく、あくまでも個人的な感想です。

自分自身で思い当たるフシがあるのですが、やはり歳を取ると「新しい価値観を実行しないまでも理解する」というのができにくくなるんですよね。

いわゆる「最近の若いやつは……」というやつですね。

それに加えて「イライラしたり怒りっぽくなる」というのもあると思います。

心の許容範囲が狭くなる。

私の両親もそこそこ良い歳になりますが、特に父親はちょっとしたことでイライラしたりするとこが増えてきました(もちろん私もです)。

そういう経験則から踏まえても、加齢が大きな原因になっているのではないでしょうか(もちろん若いやつでもやるやつはやりますが)。

まとめ

ハラスメントが浸透していく中で「最近は何でもかんでもハラスメントばかりで息苦しい」という声も聞こえてきます。

でも個人的は「もうそういう時代だから」と思いますし、他人が不快になることをしないという世の中は間違っていないとも思うんですよ。

人間なので間違うことはあります。

自分ではそうだと思ってなくても、人から見るとハラスメントになることもあったりします。

そういうとき、素直に過ちを認めて改善していく姿勢が大切なのではないでしょうか。

そして「年齢を重ねると衰えてくる」というのを肝に銘じて「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の精神で成長していきたいものですね。

最後に本記事がやや釣りタイトルになっている件。

大阪市さま、本当にごめんなさい。

間違ってない。

素晴らしい。

これを機にもっと早く提訴できるようになれればいいですよね。

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