「仕事が辛ければ辞めていいよ」は本当なのか?

雑多記事Column

こんばんは、しろもじです。

4月になりめでたく社会人となられた皆様方。

社会の歯車へようこそ。

というわけで、すでに絶望しているかもしれない方々、とっくに社会の荒波に飲まれてしまっている方々に向けて、何度か転職した私から「仕事を辞めて転職したらどうなるのか?」という、あまりありがたくないお話をしてみたいと思います。

スポンサーリンク

仕事をすぐ辞めるのは正しいことなのか?

数年前くらいからネットでは「今どきひとつの仕事に執着する必要はない」とか「我慢しないですぐ辞めていい」などという言葉を聞くようになりました。

というか、私自身何度か書いた記憶があったりします。

それは本当なのでしょうか?

結論から言うと「どちらとも言える」となります。

「なんだ、その玉虫色の答えは。これだから大人は汚い」と思われるかもしれませんが、事実なのでしょうがないのです。

私自身、2度転職していますし、仕事を即効辞めた人や転々としている人を知っているのですけど、結果は本当にマチマチなんですよね。

転職して幸せになっている人もいますし、前のほうが良くなかった? という人もいます。

特殊な技能や資格があり、キャリアアップ的な転職の場合だと成功例が多いような気もしますが、100%というわけでもありません。

「辛ければ辞めていい」という甘い言葉

大昔は「石の上にも三年」ということわざがあったように「数年は我慢しろ」というのが当たり前でした。

個人的な感想ですが、そのカウンターとして「すぐ辞めていいんだよ」という言葉が注目されたのではないかと想います。

概ね社会人として生きていくと、楽しいことばかりではなく、むしろ辛いことも多く経験する羽目になったりします。

そういうとき「辛ければ辞めていいんだよ」という言葉を聞くと「そうなのかも」と思いがちです。

ただ「辞めていい」と言ってるインフルエンサーも、有名Youtuberも、TVに出てる芸能人も、辺境のブロガーも、誰もあなたの人生に責任を取ってはくれません。

「辛くても辞めるな! 歯を食いしばって続けろ!」というよりも「辛かったね。辞めようね」と優しく言った方が受けがいいから言ってるにすぎません。

最終的にツケを払うのはあなた自身です。

じゃ、辞めない方がいいの?

それなら、どんなに苦しくても辛くても仕事は辞めないほうがいいのでしょうか?

個人的な意見ですが「身体に異常をきたすほどなら、即辞めるべき」だと私は思います。

私自身、過労に過労を重ねて、結局病気になってしまうまで仕事を辞めることができませんでした。

それが正しかったとは今でも思えません。

なので、身体的、精神的に追い込まれる前に、撤退の決断をすることはとても大切だと思います。

ただ一方で「多少は我慢しないといけない部分もある」とも思っています。

結局のところ「天国のような会社」は存在しません。

入社当初は「いいところだなぁ」と思っていても、年数が経つと異動だったり昇進だったりして環境が変わって、結果的に「こんなはずじゃ」ということになることも多々あったりします。

ですので、ある程度は我慢……というよりは「諦め」が必要だと、私は思います。

結局どうしたらいいのか?

「辞めていいのか?」「辞めちゃ駄目なのか?」結局どっちなのでしょう?

わけがわからなくなってきましたね(笑)。

結局のところ「自分で決める」しかありません。

何をどうしても自分の人生です。

先ほども書きましたが、誰もあなたの人生に責任をとってはくれません。

両親も兄弟も恋人も配偶者も友達も上司も同僚も部下も。

もちろん、私も。

なので、自分自身で決めるしかないのです。

あなたが「辞めたい」と思って、あなた自身が決めたのなら。

もしくは「もう少し頑張ろう」と、自分の心が言うのなら。

その道を進むしかないのです。

誰かの言葉ではなく、納得して腹をくくって自分自身で決めたのなら、絶対後悔はしないはずです。

まとめ

今、大卒で就職してる方ならおおよそ23歳。

ということは、少なくても40年以上は働いて、60年くらいは生きる可能性が高いと思われます。

長い長い道のりです。

順風満帆な人生ではないでしょう。

思いもしなかったことばかり起こるかもしれません。

私も23歳のとき、今のような人生をとてもじゃありませんが予想できませんでした。

でも、それも人生です。

私たちは誰かに寄り添っていないと生きていけない弱い生き物ですが、自分の進むべき道は自分自身で決めるしかないのです。

とても残酷な話ですが。

雑多記事Column

Posted by しろもじ