大きいことはよいことだ? SONYのKADOKAWA買収は両社にとってよいことなのか?
小説界隈(書く読む含む)にお住みの方は当然ご存知だと思いますが、SONYによるKADOKAWAの買収の噂が流れています。
SONYによるKADOKAWA買収
第一報はロイターが報じていました。
複数メディアが後追い報道したことからも明らかですが、単なる噂話ではなく一応根拠のある話のようです。
プレスリリースも出ていますし。
「決まってないけど交渉はしてるよ」という感じでしょうか。
ネットニュースでは「KADOKAWAのコンテンツ力はSONYにとって魅力的」という報道が主としてなされているようですね。
KADOKAWAの問題点
以下に書くことはあくまでも個人の見解です。
確かにKADOKAWAのコンテンツパワーは巨大なものです。
ただ昨年からのニコニコ、KADOKAWAのハッキングなどの一連の事件を見ていて思ったのですが、一企業体としてあれほど大きな会社の割には、結構技術的な面で脆弱なんだなと感じたんですよね。
あくまでも個人的な意見ですよ。
現時点でもKADOKAWAの一部ウェブサイトはまだメンテナンス中だったりしておりまして「いつになったら再開できるの?」と思ってしまいます。
もちろん、私などが分からない様々な理由があり、簡単にはいかないのでしょう。
でも天下のKADOKAWAですよ?
そろそろ解決できていないとまずいのでは、と思ったりもするんですよね。
海外勢に買われるくらいなら
そういうわけで、今後ますますデジタル関連の技術というのは企業にとって重要な要素になっていくわけですが、やはりKADOKAWA単体では厳しそう。
「SONYなら大丈夫なのか?」
となると私では判断がつかない部分もありますが、普通に考えるとテック系企業ではあるわけですから、大丈夫なのではないかと。
恐らくKADOKAWA単体で今後も生き抜いていくのは、数年単位ならまだしも十年単位で考えるとちょっと厳しそうな気もします(KADOKAWAが悪いと言ってるのではなく、今後ますます業界を横断したコンテンツ制作が求められると思われるから)。
そうなると、買収とまではいかなくても株式の一部を取得したりなどで、資本提携する必要性はありそうですし、それが例えばAppleだったりAmazonだったりMetaだったりなどの海外勢によるものよりは、少しは勝手知ったる日本勢の方がまだましという気もしないでもありません。
まとめ
SONYはHONDAと提携して車つくりをしてみたりと、最近他業種とのコラボを積極的に行っているような気がしますね。
企業買収というと「コンテンツを切り売りされて、数年後には見る影もない状態に」という展開もよく聞く話ですが、昔コロンビアを買って(内情は知りませんが少なくとも表面的には)成功しているSONYならば、なんとかしてくれそうな気もします。
多分。
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