Alexaの定形アクションで「ミュージック(音楽)」を追加する方法【2019年8月追記】

2018年9月20日雑多記事amazon,Amazon Echo,Amazon Music Unlimited

Amazon Echoなどで使えるAlexaに搭載されている「定形アクション」。

これは「自分で決めた音声コマンドで、アクションを実行できる」というものです。

「おはよう」と言えば、部屋の電気をつけて、ニュースを流す、みたいな使い方ができるわけですね。

熱心なTEXT FIELD読者の方ならピンときたかもしれませんが、そうです、最近記事化した「iPhoneのSiriショートカット」のAmazon版というわけです。

(あちらと違い、こちらはAlexaデバイス限定ですけど)

そしてこれも散々言ってきたのですが「Alexaの定形アクションでは、音楽の再生がサポートされていない」。

今までは「スマートホーム」「トーク」「ニュース」「天気」の4種類しかなかったんですよ。

ところが、いつの間にか「ミュージック(音楽)」が追加されていました!

どこかのバージョンアップだと思うんですけど、いつからなんですかねぇ……。

この辺Amazonはアナウンスをしてくれないこともあるので、うっかりしていました。

一応、私が確認したAlexa Appのバージョンは「2.2.231410.0」になります。

早速やってみましょう。

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Alexa定形アクションで、音楽を再生する

まず、Alexa Appを立ち上げます。

ホーム画面の左上にあるボタンをタップします。

メニューから「定形アクション」をタップ。

右上の+ボタンをタップすると、新しい定形アクションを追加できます。

新しい定形アクションを追加する画面になりました。

設定する項目はふたつあり

  • 実行条件:定形アクションを実行するトリガーとなるもの(例:Echoに「おはよう」と言う)
  • アクションを追加:実行条件が満たされた場合、自動で実行するアクション(例:音楽をかける)

という感じです。まず実行条件を見ていきましょう。

実行条件にはいくつかあり

  • 開始フレーズを設定:Echoに話しかけるキーワードを設定する
  • 時間を指定:指定した時間に実行
  • デバイス:Echo Plusのみ設定可。指定した温度になると実行
  • アラーム:アラームの停止時に実行
  • Echo Button:日本未発売のEcho Buttonを押すと実行

から選ぶことが可能です。実用的なのは「開始フレーズ」か「時間」辺りでしょうか。

今回は「開始フレーズを設定」をタップします。

フレーズの入力画面になりますので「アレクサ、」の後をタップして、テキストを入力します。

今回は「小説を書くときに好きな音楽を流す」という定形アクションにしたいので「小説を書く」にしました。入力したら右上の「次へ」をタップすると元の画面に戻ります。

次にアクションを追加します。

「アクションを追加」の右にある+ボタンをタップしましょう、

アクションにもいくつかの選択肢があります。

今回は「オーディオコントロールにて音量を調整したのち、Amazon Musicで音楽をかける」というアクションにしていきます(音量調整は必須ではありません)。

まずは「デバイスの設定」>「音量」をタップして音量を設定します。音量バーが出てくるので、適切な音量に設定します。

「次へ」をタップすると「Alexaが音量を○に設定します」と表示されるので「次へ」をタップ。

続いて音楽を追加します。

もう一度「アクションを追加」の右にある「+」をタップし、今度は「ミュージック」をタップしましょう。

「ミュージック」では流す音楽を設定できます。

「これを再生」の下に流す音楽をテキストで指定していきます。

例として書かれているように「曲名」「アーティスト名」「プレイリスト」での指定が可能です。プレイリストは自分で作ったプレイリストや、Amazon Musicで公開されているものも指定可能です。

ただ曲やプレイリストなどは正確に入れないと再生してくれません。

記憶して入れるのも大変なので、Amazon Music Appで流したいプレイリストなどを出して、右にある点3つのアイコンをタップします。

「プレイリストをシェアする」をタップし

「コピー」を選択します。

再びAlexa Appに戻り「これを再生」の欄にペーストします。

ただしこの方法だと、冒頭に「Amazon Musicで」と、末尾にURLアドレスが入ってしまいます。この画面でその部分を削除してもいいのですが、少しやりにくいのでメモAppなどに一旦貼り付けてから、正式なプレイリスト名などをコピペし直した方がいいかもです。

簡単なプレイリスト名などなら、直打ちしてもいいとは思うんですが、長いものだとちょっと大変なのでこの方法などでコピペした方がいいかと思います。

はっきり言って面倒なので「自分で作ったプレイリスト」を使用することにしました。

プレイリストのつくり方は、以下の記事を参考にしてみて下さいね。

「マイミュージック2」というプレイリストがありましたので、これを流用。

「配信元」は「マイライブラリ」に変更しています(※現在のバージョンでは「配信元」は「プロバイダー」になっています)。

プロバイダーについて

現時点でのAlexa Appでは2つのプロバイダの項目が存在しています。

ひとつが上の「音楽のサービス」。
これは「Amazon Music」「Apple Music」「TuneIn」「マイライブラリ」があり、それぞれの音楽サービスと自分のライブラリを指定してやります。

ふたつ目が下にある「応答デバイス」としてのプロバイダ。
こちらはアクションを実行するデバイスを指定します。
2台のEchoでステレオ再生にしている場合は、どちらを選んでもよいようです。

「追加」をタップするとミュージックの設定は完了です。

最後に「応答デバイス」に流したいEcho端末を指定するだけです(※こちらも現時点のAppでは「プロバイダ」に変更になっています。やり方は一緒)。

タップすると登録されているデバイスの一覧が出てきますので選びましょう。

「作成」をタップして完成です!

ちょっと見えにくくて申し訳ないのですが、作成すると画面の上部に「完了しました!アクションが実行可能になるまで1分ほどかかる場合があります」という表示が出てきます。

が、今回は即できたみたいで、Echoに「アレクサ、小説を書く」と言うと「マイプレイリスト2」が無事再生されました。

まとめ

正直なところ、音楽を再生させるだけなら普通にプレイリストの再生をEchoに言うだけの方が簡単です。

この使い所としては「複数のアクションを連続して行える」というものです。

例えば「アレクサ、おはよう」で

  1. 「部屋の電気をつける」
  2. 「天気予報を再生」
  3. 「フラッシュニュースを再生」
  4. 「音楽を再生」

を一気に行えるという感じですね。

ひとつ難点を言えば「アクションが実行されたら、終わるまで次のアクションに移行しない」というところでしょうか。

上で言えばフラッシュニュースが最後まで再生されないと(フラッシュニュースの再生が終わらないと)音楽の再生に移行しません。

この辺がタイマー的な設定もできたら、もう少し便利なのになぁと思います。

あとは(1)の家電のコントロールは想像以上に普及していないので、現状ではほとんど使えないことでしょうか。

一応、赤外線コントローラを噛ませてのコントロールは現状でもできるのですけど、面倒なんですよね……。

アレクサ対応の家電商品が増えると良さそうなのですが。

そう言っている間にも、家電自体にアレクサが搭載されるという噂も出てきたりで、この辺はちょっと不透明です。

早く「アレクサ、ただいま」で、部屋の電気が点いてカーテンが閉まってお風呂が沸いて音楽が流れてくる……という時代になればいいんですけど(笑)。

今回も最後までご覧頂きましてありがとうございます!

Amazon、Apple関連の記事は「デジタルもの」というページにまとまっていますので、良かったらご覧くださいね。

おまけ(アレクサに励ましてもらう機能を追加)

いきなり音楽がかかるというのも味気ないので、Alexaに励ましてもらうことにしました。

再びアクションの追加から「Alexaのおしゃべり」をタップします。

デフォルトで色々あるのですが、今回はカスタムを選択。

アレクサに言って欲しいことを、ここにテキスト入力します。

できたら「次へ」。

これで完成なのですが、最後に追加したはずなのになぜか2番めに。

移動しようとするとこのように警告されます。

なるほど。

でもまぁ、今回は順番的には合ってるのでこのままにしておきました。

これで「アレクサ、小説を書く」と言うと、Alexaが「おう、しっかりやれよ」と励ましてくれたあとに音楽が再生されます(笑)。

ちなみにアクションの移動は左側にあるサイコロの6のようなボタンを長押しすることで、ドラッグ&ドロップで動かすことができます。