Alexaのスキルで、スキル内課金が可能に!

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2019年5月30日より、Alexaで使えるスキルの「スキル内課金」が開発できるようになり、早速いくつかのスキルがこの機能に対応しています。

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スキル内課金開始! 現時点では7つのスキルが対応

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©Amazon.co.jp

スキル内課金とは、公開されているスキルの一部の機能、コンテンツを使うことに対し、一定の金額が課金されるという仕組みです。

課金タイプには

  • スキル内で制限されている機能やコンテンツにアクセスできるようになる「買い切り型」
  • 一定期間プレミアムコンテンツまたは機能にアクセスできる「サブスクリプション型」
  • ゲームのヒントやゲーム内通貨のように何度も課金、消費できる「消費型」

の3種類が用意されています。

記事執筆時点では以下の7つのスキルが、スキル内課金に対応しているようです。

  • アタック25
  • まいにち落語
  • GEMS CAMPANY ジェムカントーク
  • ENGLISH JOUNAL
  • アリバイチャンネル
  • 回想新聞 for Alexa
  • おやすみの音

スキル内課金のシステムは、アメリカに次いで2番目の導入国となるとのこと。

いつものAmazonなら「アメリカ→カナダ、イギリス→オーストラリアなど」という感じで日本導入はそのあとくらいのイメージですが、今回はとても早い。

コンテンツが豊富だから……でしょうか?

不安要素もなきにしもあらず

2番目に解禁されたからと言って手放しに喜べない部分もあります。

まず「課金金額が分かりにくいこと」が挙げられます。

スキルを有効にし、スキル内で課金タイミングになったときに案内があるのでしょうが、スマホのAlexa Appでスキルを見た時点では「何にどれほどの金額が課金対象となっているのか?」というのが記載されていません。

サブスクリプション型であれば分かりやすいでしょうが、例えば「課金に応じてスキル内のコンテンツロックが外されていく」ようなタイプですと「一体どれくらい課金すれば全てのコンテンツが開放されるのか?」というのが分からないため、逆に課金を躊躇してしまう恐れがあります。

また「子供などが勝手に課金した場合はどうなるのか?」という問題もあります。

スマホのアプリなどでしたら、最近ではペアレントコントロールの機能も搭載されており、App Storeなんかだと「子供がAppを買う場合には親の許可が必要」という感じになっています。

実際に試してみたわけではありませんのでよく分からないのですが、この辺りはもう少し分かりやすく整備した方が良いように思われます。

最も重要なのが「買いたくなるほどのコンテンツが誕生するのか?」という部分です。

先行しているアメリカでは、音声コンテンツでビジネス的に成功している人もいるのだとか。

現時点でのコンテンツは、まだまだ「人によっては魅力的かもしれないが、キラーコンテンツと呼ぶには程遠い」という感じです。

これは課金云々以前にスキル全般に言えることかもしれません。

現時点ではまだまだスキルの使い勝手が良いとは言えませんし、スキル自体にも「これは使いたい!」と思わせてくれるものは少ないように思われます。

とは言え、選択肢が増えるのは良いこと

随分派手にディスってしまいましたが、とは言えスキル内課金ができるようになるということは、参入者の増加を促すことに繋がりますので必要な要素であることは間違いないでしょう。

最も重要なのは「音声コンテンツでないとダメなものを作り出せるか?」という部分でしょう。

文字ベース、言い換えれば画面インターフェイスのものをただ単に音声に置換えたものであれば、それほど魅力がないというばかりか、コンテンツによっては「むしろ使い勝手が悪い」ということにもなりかねません。

例えば「銀行残高を教えてくれるスキル」というものがあったとして、それを音声で教えてもらうのとスマホと操作して画面で見る場合を比べてみると、明らかに画面で見るほうが利便性が高そうです。

アレクサの開発には「スタートレック」の影響も大きかったと聞いたことがあります。

スタートレックの世界でも「音声によるコントロール」と「パネルを操作するコントロール」の2種類が登場しています。

つまり「音声による操作が勝っている場面」というのは確かにあるのですが、何もかもを音声で済ませようとするのも、また利便性を失うということです(スタートレックが正しいという過程で話せば、ですが)。

「じゃ、それは何なの?」と言われると困るのですが、私は以前ご紹介したTP-LINKのスマートプラグでベッドサイドランプの操作をしています。

これは「本来、手で操作するランプのスイッチを音声に置換えただけ」ですけど、思っていた以上に利便性が高いなという気がしてきています。

例えば「立ち止まってEchoに向かって『スイッチを切って』と話しかける」という動作では流石に「手でスイッチを切る」という動作の方が早いのですが「服を着替えながら『スイッチを切って』と話しかける」もしくは「定形アクションで『おはよう』と話しかけるとスイッチを切って、朝の音楽を流す」という使い方をすれば、明らかに「手でランプのスイッチを切って、オーディオのスイッチを入れる」というよりも楽で簡単に操作が可能です。

ですので「わざわざ手を使わない方が楽なもの」であれば、音声コマンド、音声コンテンツの方に歩があるようにも思えます。

コンテンツ、ということだけを考えると「朗読系」のスキルが登場するかもしれません。

朗読と言えば「Audible」が有名で、これは既にアレクサの中に機能として組み込まれていますが、あくまでもAudibleは「出版社系の音声小説」になります。

個人出版、インディーズなどの場合は簡単に音声コンテンツとしてAudibleに登録するわけにはいかないわけですから、敢えてスキルとして公開するのも良いかもしれません。

もしくは「音声小説のプラットフォームスキル」というのを作るのも良いのかも。

「Writone」辺りがやってくれると面白そうなのですが(他力本願)。

いずれにしても、色々な幅が増えそうな今回の「スキル内課金」。

今後に期待したいところですね!