アレクサの記憶を消去する「Alexa、今日しゃべったことを全部削除して」機能が搭載【プライバシー】

雑多記事amazon,Amazon Echo

Alexaなど音声操作のサービスのプライバシーの問題が話題になったりしていますが、Amazonアレクサの会話履歴などを消去できる機能が新しく登場しています。

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「アレクサ、今日喋ったことを忘れて」は未実装。Appからの削除は可能

Amazonによると「アレクサ、きょうしゃべったことを全部削除して」「アレクサ、最後の録音を消して」とEcho端末などに呼びかけるだけで、該当の会話履歴を削除できるようにする予定だとのことですが、記事執筆時点では「アレクサアプリから消去できます」との反応が帰ってくるだけでした。

恐らくこれは近日中のアップデートで提供されるのではないでしょうか?

とりあえずはAppから削除を見てみましょう。

まずはAlexa Appを開きます。

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左上のハンバーガメニュー(横三本線のボタン)をタップしメニューを出します。「設定」をタップ。

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「Alexaアカウント」をタップ。

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「Alexaプライバシー」をタップします。

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Alexaプライバシーの画面は4つの項目で構成されています。

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「音声履歴の確認」は以前『「Alexa、今私なんて言った!?」Echo(Alexa)との会話の履歴を見る方法』の記事で書いた会話履歴を見る方法と同じようなものになっています。

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ごめん、ちょっと恥ずかしい会話内容だったのでモザイクしてます

機能的に重複しているので、そのうち統合される可能性はあるかもですね。

上の「日付範囲」では「今日・昨日・今週・今月・すべての履歴・カスタム」と表示させる範囲の選択が可能となっています。

その上で「今日の録音をすべて削除(今日の部分は選択範囲により変わる)」をタップすることで、該当期間の録音記録を削除できます。

また、会話ごとのチェックボックスにチェックを入れることで、個別の会話履歴のみを消すことも可能です。

2番目の「スマートホームデバイスの履歴を管理」。

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上の画像の「スマートホームデバイスの履歴を削除」をクリックすると、下のように確認ダイヤログが立ち上がります。

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「はい」を押せばスマートホームデバイス関連の履歴を削除できるとのことです。

「スキル権限の管理」はスキル使用時に、Alexaに渡す情報の管理のようです。

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各項目をタップするとAmazonアカウントへのログイン画面になります(何故かFace IDでのログインができない)。

私はスキルをあまり使ってないので、何もでてきませんでした。

最後は「機能向上のためのAlexaデータ管理」。まぁよくあるやつですね。

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Amazonのウェブサイトから行う方法

上の操作はAmazonのウェブサイトからも行うことが可能です。

Amazonにアクセスしメニューから「アカウント&リスト」>「アカウントサービス」へ。

アカウントサービス内の「コンテンツと端末の管理」をクリックします。

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「Alexaプライバシー」の項目があるのでこれをクリック。

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Appと同じ画面になりますので、ここから操作可能です。

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メッセージなどの消去方法は別

余談ですが、メッセージなどの消去方法はこれとは別になります。

Alexa Appの下部メニューから「通話」を選んでメッセージ画面にします。

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メッセージを左にスワイプすると「削除」が表示されますので、これをタップすると該当のメッセージを削除することが可能です。

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まとめ

個人的には「音声応答の精度向上のためには、ある程度の情報提供はやむなし」と思っています。

そもそも「盗聴される」と言っても、聞かれて困るようなことってあまりないとも思うんですよね。

ただ一方で、そういうのって「気になりだしたら気になる」という側面も否定できません。

Echoデバイスの場合は「ミュートボタン」が設置されていますし、昨日発表された「Echo Show 5」にはカメラのシャッター(と書くと意味合いが違って聞こえますが、要は物理的なカメラカバー)も搭載されていますので、使用時以外にはそういう機能を使ってシャットアウトしておくと良いかもしれませんね。