【キングジム EGG】リモコンの登録方法を解説【スマートリモコン】

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2019年5月31日に発売されたキングジムのスマートリモコン「EGG(エッグ)」。

ファーストインプレッションは以前記事にしています。

徐々に使い方が分かってきましたので、今回からは数回に分けて本リモコンの使い方を解説していきたいと思います。

初回は本製品の基本機能である「リモコンの登録」についてです。

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手持ちのリモコンを登録する

前回の記事でも書きましたが、本リモコンはスマホとはBluetoothにて、家電製品とは赤外線で通信を行います。

スマホ←(Bluetooth)→EGG→(赤外線)→家電製品

というイメージです。

よって赤外線リモコンを搭載した家電製品のコントロールが可能、というわけです。

では登録を見ていきましょう。

まずはスマホに専用Appの「AICO」をインストールします(インストールとユーザー登録などは前回の記事を参照して下さいね)。

Appを立ち上げます。

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App下部のメニューが「リモコン」になっているのを確認します(初期ではそうなっているはず)。

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新しいリモコンを追加するには「リモコンの追加」ボタンをタップするか、右上にある「+」ボタンをタップします。

家電製品のカテゴリ一覧が表示されますので、該当の製品をタップしましょう。

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例として「テレビ」をタップしてみました。

上部には主要メーカーが、それ以降はABC順にメーカー名が記載されています。

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「メーカー検索」の欄にメーカー名を入れると、直接検索することも可能です。

「SONY」を選んでみました。

今度は機種名が表示されます。

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こちらも同じように123、ABC順に並んでいます。検索も同様です。

基本的にはここから機種名をタップすれば、リモコンの登録は完了です。

プリセットされたリモコンは29,000種類以上あるとのことですので、おおよそ見つかると思われます。

ただ、私の場合はTVもエアコンも古いため、どちらも一覧には表示がありませんでした……。

このような場合は下記の方法からリモコンを追加することができます。

手動でリモコンを追加する

プリセット以外のリモコンを追加する方法としては「自分でリモコンを追加する/自動識別」と「スマートマッチ」という方法があります。

ここはマニュアルに書かれている内容とやや異なる部分があるため、始めは迷いやすいところかもしれません。

まず概要から見ていきます。

手動でリモコンの追加の概要

上に挙げた3つの追加方法を一覧にしますと

自分でリモコンを追加するボタンひとつひとつを手動で追加していく
自動識別リモコンの電源を検知し、複数のリモコンのリストを提示する
スマートマッチ複数の電源ボタンを提示し、動作するものの中からひとつを選ぶ

というようになります。

ちょっと分かりにくいですね。

「一覧からリモコンを選ぶ場合」と「スマートマッチ」の場合は、リモコンが手元にない場合でも一覧から選ぶだけでリモコンを追加できます。

「自分でリモコンを追加する」と「自動識別」の場合は、手元のリモコンから発せられる信号を識別しながら登録していく形になり、前者の場合は1つ1つ登録し、後者の場合は電源ボタンだけでマッチするものを提示してくれます。

更に上記の機能はリモコンの種類と検索画面によって、使えるものが異なります。

追加するリモコンの種類メーカー一覧機種一覧
エアコンのリモコン自動識別スマートマッチ
それ以外のリモコン自分でリモコンの追加スマートマッチ

つまりエアコンのみ「自分でリモコンの追加」が使えず「自動識別」となるというわけです。

恐らく温度調整の辺りのボタンの関係ではないかと思うのですが、なぜかこうなっています。

ではひとつひとつやり方を見ていきましょう。

「自分でリモコンを追加」

まずは「自分でリモコンを追加」です。

エアコン以外のメーカー名を下にスクロールしていくと、画面下部に「自分でリモコンを追加」ボタンが表示されます。

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「自分でリモコンを追加」ボタンをタップするとこのような画面になります。

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「Ready」をタップすると学習モードに入ります。

下の画面になったら該当のボタンをタップします。

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とは言え、ボタンはアイコンになっていて分かりにくいですよね。その場合はボタン上にあるスイッチをOFFにするか、画面を長押しすることで内容を表示させることができます。

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該当するボタンをタップすると次の画面に切り替わります。

イラストにあるように、EGGの上1cmにリモコンを近づけてリモコンのボタンを押します。

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このときEGG本体のLEDの色が変化します。

左(青)が通常のEGG動作時(待機時にも一時点滅しています)。右の赤い状態が学習時になります。

EGGが「ピッ」と音を出したら学習は成功です。

後はこれをひたすら繰り返していくだけです。

「自動識別」

エアコンの場合は自動識別になりますが、こちらも基本的にはやり方は同じです。

エアコンのメーカー名を下にスクロールさせていくと「自動識別」ボタンが表示されますので、これをタップします。

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次の画面になりますので「Ready」をタップ。

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「自動識別」の場合は電源ボタンだけの認識になりますので、同じようにEggの上1cmからリモコンの電源ボタンを押します。

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こちらも「ピッ」という音がした後、次の画面に移行します。

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「OK」をタップすると、リモコン検索の画面になります。

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今回は3つの候補が挙がっています(1/3と表示されています)。

ボタンはスワイプすることで、左右にスクロールさせることが可能です。

またボタンは選択されたとき自動でオンになりますし、またボタンを直接押すことも可能です。

該当のリモコンのところで「OK」をタップするとリモコンの登録が可能になります。

少しややこしい話なのですが、私の場合はこの3つとも反応していました。

ただ、どれも微妙にリモコンメニューが異なります。

なので、一旦登録してから実際にリモコンを触ってみて、最も合うものを選ぶと良いと思います。

「スマートマッチ」

最後はスマートマッチです。

機種一覧に行き、画面を下にスクロールさせると「スマートマッチ」のボタンが表示されます。

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「スマートマッチ開始」ボタンをタップします。

「自動識別」に似た画面が表示されます。

少し違うのは、こちらは自動でリモコンが切り替わっていくという点です(手動でもできますが)。

家電が反応した時点で「OK」を押せばリモコンが追加できます。

ただやってみた感想では非常に種類が多い(上の例では88種類)ので、こちらは大変です。

と言うのも、自動識別と同じく「反応するリモコンが複数ある」からです。

例えば1つ目のリモコンが反応したからといって、それが正しいリモコンであるというわけではないということです。

少しややこしい言い方になりました。

もう少し詳しく言うと「反応したリモコンの中には主要な機能(電源オンオフ)は使えるが、他の機能は使えないものもある」ということです。

私はTVのリモコンをこれで登録しましたが、ひとつひとつ「登録→確認」の作業を行い、なんとか同じようなものを見つけることに成功しました。

ウチのTVリモコンの場合は電源、チャンネル、以外の機能に録画機能やタイムシフトなどがあるのですが、結局全く同じものは見つけることができませんでした(これはTVが古いため)。

なので「入力切り替え」「タイムシフト」「番組情報」など、主要な機能が使えるものを探して登録しておきました。

以上がリモコンの登録になります。

上にも書きましたが、最近の家電をお使いの場合はほとんど困ることはないと思われます。

一方で私のように古い家電の場合は、リモコンを探すのに少し苦労するかもしれません。

登録したリモコンを使う

それでは実際にリモコンを使っていきましょう。

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リモコントップ画面に戻ると、上のような一覧が表示されます。

今回は説明を端折りましたが、自分でリモコンを登録すると最後に「リモコン名」や「メーカー名」などを変更することが可能です。分かりやすい名前にしておくといいですね。

リモコンを使う場合には、上の一覧から該当のものをタップします。

TVはこんな感じになります。

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画面中央ある丸いボタンは、左右にスワイプすることで回すことが可能です。古いiPodのような感じですね。

ここは画面では隠れている部分も含めて、あたかも8種類くらいのボタンのように見えますが、実際にはもっと存在しています。

グルグル回すと順次メニューが切り替わっていきますので、初めて使うときはやや混乱するかもしれません。

その中央にはチャンネルとボリュームボタンがあります。

画面右上にある

のボタンをタップすると、この中央のメニューの操作方法を切り替えることができます。

画面がこのように変化し、中央のボタンはスワイプで操作するようになります。

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この辺はお好みで切り替えて下さい。

また大まかな操作は画面上にある「?」ボタンをタップすると説明が表示されます。

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画面下部には固定されたボタンが表示されています。

各ボタンはアイコンのものも多いのですが、こちらも「円状メニューの外(下記画面で「再生」の下辺り)」を長押しすることで詳細なメニュー名を表示させることが可能です。

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エアコンのリモコンはこんな感じです。

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私のエアコンの場合は非常に簡素な作りです。

円状メニューを動かすことで温度の調整と共に、電源が自動でオンになります。

冷房、暖房は恐らく設定した温度によって変わるようです。

より詳細なコントロールを行う場合は、画面上の

のボタンをタップします。

すると、画面が切り替わりより細かく設定を変えることが可能です。

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リモコンボタンのカスタマイズ

登録したリモコンボタンはカスタマイズすることも可能です。

リモコン一覧からリモコン右にある「…」のボタンをタップすると下部にメニューが表示されます。

「ボタンの編集」をタップします。

ボタンの編集画面になります。

上で説明されているようにボタンの順序の変更や、表示非表示を切り替えることが可能なのですが、これは「固定キー」という部分はできない仕様になっています。

下にスクロールしていくと出てくる「表示キー」の部分のみ編集が可能になっています。

右の三本線をドラッグ&ドロップすることで順序を変更、ダブルタップすることで非表示にすることが可能です。

普段使わないキーは非表示にしておくと、すっきりしていいかもですね。

気をつけたいのは、このAppでここだけ妙に重いこと。

特にドラッグ&ドロップはゆっくりやらないとAppが落ちてしまいますので、気をつけましょう。

編集が終わったら、右上にあるチェックボタンをタップすれば保存できます。

カスタムリモコンの設定

最後にカスタムリモコンの設定を説明して終わりたいと思います。

カスタムリモコンとは、登録済みのリモコンの中から一部のボタンだけを抜き出してひとつのリモコンにまとめる機能です。

これを使うと「TVを点けるのにTVリモコンを開いて、今度はエアコンを点けるのにエアコンリモコンを開く」という手間を「カスタムリモコンを開く」という動作にまとめることができ、とても便利になります。

リモコンを登録した後、リモコン一覧の画面に行くと「カスタムリモコン」というリモコンが増えています。

「カスタムリモコン」の右にある「…」ボタンをタップするとメニューが開きますので「ボタンの編集」をタップします。

ボタンの編集画面になりますので「ボタンの追加」をタップしましょう。

追加するリモコンをタップします。今回はTV(TOSHIBA)を選んでみました。

TOSHIBAに登録されているリモコンボタンの一覧が表示されます。

ボタンの数が少ないように見えますが、これは上下にスクロールさせることが可能です。

カスタムリモコンに登録したいリモコンのボタンをタップで選択していきます。

選択されたものにはチェックが付くようになります。

全て選択し終えたら、右上のチェックボタンをタップします。

「ボタンの編集」画面になって、先程選んだボタンが表示されています。

先ほどのボタンの編集と同じく、ここでもボタンの並び順などを変更することができます。

上の「固定キー」はリモコンの下部に表示されるボタン、下の「固定キー」は円状メニューの中央に表示されるボタンです。

「表示キー」は円状メニューですね。

ボタンの種類により、場所の移動が不可能なものがあるようです。例えばPOWERなどは他の場所に動かせないようになっています(動かそうとするとAppが落ちる)。

ここでも編集が終わったら、右上のチェックボタンで保存するのを忘れないようにしましょう。

TVとエアコンのボタンをこのように組み合わせてみました。

下部の固定キーに「TVの電源(左)」と「エアコンの電源OFF(右)」が配置されています。

エアコンのONボタンがないのは、元々私の設定したエアコンのリモコンにそれがないからです。

エアコンをオンにしたいときには、直接円状メニューの温度をタップするとオンになり設定温度になるようです。

あまりたくさんのボタンを登録すると逆にややこしくなるので、よく使うボタンだけを集約しておくと良さげです。

まとめ

リモコンの登録だけでも結構な文量になってしまいました。

基本的にはほぼ直感的に使えるので、それほど迷うことはないと思われますが、一部の機能はマニュアルに書いてあることと異なる部分もありますので、その辺りだけ注意すれば良いと思います。

家電によってはEGGだけで全ての機能を操作することはできないのかもしれませんが、日常使うものに関してはほぼ不満なく使うことができると思います。

IFTTTを使えばEchoなどから音声操作が可能だそうですが、こちらは勉強中です。

でも、スマホだけでも結構便利ですけどね。

それ以外の機能である「シーン」や「オートメーション」、またIFTTTなどはまた別途記事にしていきます。