Kindleが誕生して10週年(※日本では5周年)

2017年11月21日雑多記事kindle

今朝ニュースサイトを巡っていると「10周年を迎えるAmazon Kindle」という記事が目に飛び込んできました。

「えぇ!? もう10年にもなるの?」と、月日は経つのは早いものだと思っていたのですが、よく考えてみたらそんなはずはないと。調べてみたら「アメリカで10周年」ということらしく、日本ではタイトルにもあるように5周年なんですね。

 

それでも5年も経つのか。

 

そこで、Kindleの現状と、これからについて少し考えてみました。

Kindle出版の現状

Kindleを知るには、今AmazonでどれくらいのKindleの本があるのかをまず知らなくてはなりませんよね。

   
Kindle本 625,246
Kindle Unlimited 178,437
Kindle Prime Reading  707

※2017年11月現在(TEXT FIELD調べ)

あくまでも私が調べた限りなので、確実に正確かどうかは分かりませんが、Amazonを検索すると、上のような結果になりました。

Amazonに売られている一般の書籍が一体何冊あるのかは、ちょっと分からなかったです。カテゴリ毎に冊数が出ているもの、出てないもの、または重複するカテゴリに登録されているものもあったりして、キチンとした数字が出ないんですよね。

一応「コミック・ラノベ」が約58万冊、「文学・評論」が45万冊でしたから、細々したのも入れると300万冊から400万冊くらいなのかな?

 

まぁそれでもKindle本の62万冊というのは、パッと数字だけ見れば結構多そうな気がします。ただ実際のところは、まだ偏りもあるので「欲しい本が必ずKindleで買える」というわけではありません。

出版社とAmazonの契約の問題もあるのでしょうが、ほとんどの本がKindleで買えるようになれば、色々と便利になりますよね。

逆に「Kindleでしか出版していない本」というのもあります。いわゆるKDP(Kindle Direct Publishing)ってやつですね。確かKDPもKindle上陸とほぼ同時だったと思うので、同じ5周年なのですが、こちらはあまり盛り上がってない感じに思えてしまいます。

 

とは言え、私自身がKDPを読み手として利用したことはあっても、書き手(出版側)としてはないので、今後使ってみてからしかどうこう書くことはできないですね。

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Kindleの今後

Kindele Unlimited

Kindleというサービスの普及は、今後も増えていくと思いますが、その中で読み放題のサービスである「Kindle Unlimited」というのが、大きなカギになりそうな気がします。

Kindle Unlimitedは上の表にある17万8千冊の本が、月額980円で読み放題になるサービスです。私も入っているのですが、現状では賛否両論といったものになっています。

読み手側としては「読みたい本が必ずしもあるわけじゃない」という問題があります。ですので、読む本のジャンルが偏っている場合などは「ないじゃん!」ってことになって、加入するメリットはなくなってしまいます。

 

しかし「とにかく色んな本を読んでみたい」という方にはおすすめできるサービスです。現状、Kindle本であっても紙の書籍に比べて、多少安くはなっていますが、それでもそれなりの出費がかかってしまいます。そりゃ、当たり前ですよね。

ところが、Kindle Unlimitedに入ると、その17万冊の本は読み放題なわけです(ただし一度に読める本は10冊まで)。だから気軽に本を手にすることができるようになります。Kindle本や紙書籍に対して、手に取るというハードルがグッと下がるわけです。

 

書き手としては、Kindle Unlimitedに登録すると(=KDPセレクトに登録)、上のように気軽に読んでもらえるメリットはありますが、報酬としては「読んだページ分」に限られるので、例えば「ダウンロードはしたけど読まないで置いておく、積ん読」や「初めだけ読んでそのままライブラリから消した」ものに関しては、ほとんどなくなってしまいます。

 

今まで以上に「本としての本質」が問われるようになります。これは結構厳しいことだと思いますよ。例えば前にも言った「表紙買い」は、中身が伴っていなければ、ほとんど収入にはならなくなります。

 

かと言ってKDPセレクトに登録しないとロイヤリティが70%になりませんし、KDPセレクトに登録すると自動的にKindle Unlimitedにも登録されるので、KDPセレクトに加入せず35%のロイヤリティにするかしかありません。悩みどころですね。

ただ、これについても、私が後にやってみてからでないと書くことができませんので、今回はこの辺にしておきます。

 

またKindle UnlimitedとPrime Readingの違いについて、面白い記事がありました。

これを読むとAmazonが「Kindle Unlimited」と「Prime Reading」、「Amazon Miusic Unlimited」と「Prime Music」をどのように扱っているかが、良く分かりますね。

【関連記事】Amazon Music Unlimitedを早速試してみた

 

Kindle端末は、どうなるのか?

私はなくなるとは思っていませんが、これ以上普及するとも思っていません。使ってみるとその便利さは分かるんですけどね。

【関連記事】【Kindle Oasis(キンドルオアシス)】防水仕様になって新型登場

しかし、スマホでもアプリはありますので、一般的にはこちらの方が使われることが多いのではないでしょうか。

家で本格的に読書をする習慣がある方なら、Kindle端末は持っていて損はありません。でも、たまにしか使わない、出先で読むことが多いという方は、端末を複数持ち歩かないでよいスマホで読書というスタイルが適しています。

Kindleは「電池の持ちが良い」というメリットはあるんですけど「持ち歩く」にはちょっと不便ですもんね。

 

紙の本は電子書籍に取って代わるのか?

これの正確な答えを知っている人などいませんよね(笑)。私も教えて欲しいくらいです。

 

とは言え、それじゃダメなのでちょっと考えてみましょう。前に「Echoは絶対普及する」という記事を書きました。

【関連記事】スマートスピーカーが絶対定着する理由と、今後の展開予想【Echo】

 

その時携帯電話の普及時を例に出しました。しかし携帯電話やEchoと、電子書籍との間には明確な違いがあります。

携帯電話やEchoは「新しい価値」を明確に生み出しました。今まで出来なかった「出先でも気軽に連絡が取れる」「端末を操作しなくても音声でコントロールできる」というものですね。(Echoについては、今後どこまで使えるサービス=スキルが増えるかにもよります)

また、その新しい価値によって生み出される利便性を得る代わりに、失うものもそんなにないことも重要です(「休みの日でも仕事の電話が!」というのはありますが(笑))。

 

一方でKindleには強敵が存在します。それが「紙書籍」ですね。紙書籍からKindleに変えることによって生まれるメリットは「持ち歩かなくていい(スマホで代用の場合)」「蔵書が増えなくていい、置く場所に困らない」こと、また先のKindle Unlimitedに加入すれば「色々な本を定額で読むことができる」というのもあります。

 

しかし紙書籍を切れない人にとっては「買った本が自分のものにならない」というのは大きなデメリットになります。かく言う私もそうです。

書籍をただの消費物だけだと思えない人、もしくは書籍によってはそう思うことができないという場合には、やはり紙書籍の方がメリットが大きいんですよね。

 

そういうことから、少なくとも私達が生きている間には、紙の本はなくならないと思います。比率や形態は変わるかもしれませんけどね。CDのように「作者の握手券つき書籍」とか出てきたりするかもしれませんね(笑)。

 

 

まとめ

アメリカで10周年、日本でも5周年を迎えたKindle。恐らく今後も拡大していくのは間違いないと思います。しかし、そのコントロールがAmazonだけにあるというのは、少し危険かもしれません。

もちろん電子出版だけではなく「カクヨム」など、出版社も新しい取り組みをしながら、模索していくことでしょう。

この後ダイナミックに変わっていく市場ではないと思いますが、それでも徐々に変化はしていくのだと思います。読み手としても書き手としても、その辺をよく考えながら、色々なサービスを利用していくことが大切ですね。

 

私個人的には「書き手としては、プラットフォームを持つべし」という考えを持っています。

以前記事にもしていますし「小説家としてのブログ運営」というカテゴリでも、その辺を紹介して行きたいと思っています。

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