E Inkディスプレイ・折り畳みキーボードの新型ポメラ(POMERA)DM30が2018年6月8日に発売!

2018年5月15日記事KINGJIM,ポメラ

小説や文章を書いたり、会社で議事録を取る際に活躍するデジタルガジェット「ポメラ」。

現在のラインナップはフラッグシップの「DM200」のみとなっていましたが、ようやく新機種が発売されることになったとのことです!

「DM300かっ!?」と思ったら、なんと「DM30」。

10番代は、初代DM10、DM15、DM20と続いていますが、いずれも「キーボードが折り畳み」なのが特徴です(100番代はストレート端末)。

その後継機であるDM30ですが、2018年6月8日(金)に発売されます。

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遂に画面が電子ペーパーのE Inkに!

ネット界隈では前々から「画面をE Ink(イーインク)に」という声がささやかれていましたが、遂に採用されました!

E Inkの特徴として「液晶に比べて表示が自然で、目が疲れにくい」というのと「省電力」という特徴があります。

基本的に電力を消費するのは、画面書き換え時だけなので、表示しているだけなら電力は消費しません。

……が、DM200で内蔵バッテリーになった電源周りは、再び単3アルカリ電池2本になり「駆動時間20時間」とのこと。

これは、DM200よりは2時間ほど長いものの、従来型のポメラと比べても劇的に伸びているわけではありません。

やはり、書き換えが多い端末ですから、それなりの消費電力はあるのかもしれませんね。

気になるのが「バックライト」の説明がないということ。

確か10番代のポメラはこれまでバックライトなしが標準でしたが、DM30も同様なのでしょうか?

【追記】公式YOUTUBE動画が出てました。

https://youtu.be/XPDSll13MJk

 

折り畳み式キーボード!

DM15を除くDM20までは「折り畳みと同時にキーボードがずれる」という変態ギミックを兼ね備えていたポメラの折り畳み機構ですが、DM30では両側から真ん中に折りたたむという比較的無難(?)な設計の模様。

ただ、

キーボードの開閉と連動して、格納されているキーフットが自動的に出てきて接地面が固定されるので、安定したタイピングが可能です。

ポメラ商品説明ページより

とありますので、多少変態な部分は残っている様子?

キーピッチは17mmと、ほぼノートPC並のキーボードとなっていますので、これまでのポメラシリーズを使っている人でも、新しく使う人でも、そこまで違和感なく使えるのではないでしょうか?

意外と高い!

DM30の希望小売価格は「43,000円(税別)」。

49,800円のDM200に比べれば安価ですが、33,000円だったDM20からすれば、大幅アップとなっています。

これはE Ink採用のため……なのでしょうか?

49,800円のDM200の実勢価格(Amazon)が35,000円くらいですから、発売当初はともかく、しばらくすれば30,000円くらいには……なるのかもしれません?

 

うーん、これは……。どうなのでしょう?

ポメラ使いとしては、新機種発売を素直に喜ぶべきでしょう。

従来型のポメラは、特殊な液晶を調達していたので、E Inkという比較的安定したディスプレイを手に入れたことへの安心感もあるかと思います。

Engadgetさんの記事を見ると「かなり高速な入力をしても、遅延は感じられない」とありましたから、実用上でも問題なさそう。

 

問題は価格ですねぇ。

流石にちょっと高い気が……。

また、私はDM100をメモ代わりに使っていますが、これは「寝る前に思いついたことをメモしておく」用途で使っている関係上、バックライトが必須なんですよね。

ただ、そういう用途ではない場合や「初ポメラ」という方なら、間違いなく買いでしょう。

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