【公募に便利?】PCで作成した文章を、簡単にセブンイレブン(コンビニ)でプリントする方法【netprint】
最近では小説の応募もWebから(投稿方式やメールなどでの送信方式など)の応募に切り替わりつつありますが、それでも一部の小説賞などでは「紙以外は受け取らない」というものも存在したりしています。
その場合に困るのが「プリントアウトをどうしたらいいのか?」という問題です。
最近ではインクジェットプリンターが1万円を切るどころか5,000円くらいでも売ったりしていますので、それを買って家で印刷したりするのも良いと言えば良いのですが、そうは言ってもインク代は結構高いし、肝心なときに壊れて使えなかったりで、面倒なことも多いですよね(場所も取りますし)。
頻繁に印刷をする方ならそれでも買った方がコスパは良いのですが「公募や私用で年に1,2度」程度の使用であれば、コンビニのネットプリントを利用した方がメンテナンスコスト的にも優れているかと思われます。
そこで、今回はWeb経由でコンビニの「7-11(セブンイレブン)」にてプリントする方法をご紹介したいと思います。
7-11のマルチコピー機でWeb経由でプリントアウトする
コンビニのコピー機で印刷できるのは知っていていも「USBやSDカードが要るんじゃないの?」と思っている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?(実は少し前の私がそうでした)。
今はスマホやPCから簡単に印刷できるんですよねぇ。凄い時代だ。
では早速やっていきましょう。
今回はiPhoneを使います。
まずは専用Appをダウンロードしましょう。
App Storeで「netprint」と検索すると、XEROXのAppが出てきます。
似たようなAppがふたつありますが
- netprint : 会員登録が必要なApp。予約日+7日間Webに文章が保存できる
- かんたんnetpritn : 会員登録不要。予約日+1日Webに文章が保存できる
という違いがあります。
まぁ普通は「かんたん」の方で十分と思います。
Appをインストールしたら立ち上げます。
初期の画面は次のようになっています。
画面にあるように「+」ボタンをタップして始めます。
「写真を選ぶ」「文章ファイルを選ぶ」「他のアプリから操作」の3種類が表示されますので、今回は「文章ファイルを選ぶ」をタップしましょう。
iPhoneの場合は初期として「iCloud Drive」が選択されるみたいです。
左上の「場所」をタップすると他の場所も選ぶことができるようになります。
右上の「編集」をタップするとDropBoxやGoogle Driveなども選択できるようになります。
ファイルを選択してみました。
画面上にプレビューが表示され、下には設定があります。
特に変更する必要はないと思われますが、文章により「ちょっと小さめ」などのオプションは必要になるかもしれません。
また「カラーモード」は文章の場合は白黒にしておくのが良さそうです。
私はプリント時に選択にしておいたら勝手にカラーになっており、料金的に割高になってしまいました(A4白黒20円/枚、カラー60円/枚)。
まぁ、お金を投入する前にキャンセル→再設定すればOKなので、それほど神経質になることもありませんが。
OKならば右上の「登録」をタップしましょう。
アップロードが終わると次の画面になります。閉じるをタップ。
一覧画面に戻ります。しばらくすると「受付中」が「完了」に変わりますが、変わらない場合は再読込ボタン(赤枠部分)をタップしてみましょう。
受付が完了したら、プリント予約番号が表示されます。
ファイルをタップするとプレビューを見ることができるのですが、はっきり言って潰れてしまいよく分かりません。
大量にページがある場合には、プリント時に1ページ目だけ先に印刷してみるなどして、現地確認した方がよさそうです。
後は7-11の店頭に行き、マルチコピー機で
- 「プリント」
- 「ネットプリント」
- 予約番号を入力
- カラーモード、印刷枚数などを設定
の順に行えば印刷が可能です。
印刷できるファイル形式
netprintを使って印刷できるファイル形式は以下の通りです。
- DocuWorks文書Ver.3.0以降 (拡張子「.xdw」)
- PDF Ver1.3/1.4/1.5/1.6/1.7(拡張子「.pdf」)
- XML Paper Specification(XPS) (拡張子「.xps」「.oxps」)
- Windows版 Microsoft® Word 2007/2010/2013 日本語版 (拡張子「.docx」「.rtf」)
- Windows版 Microsoft® Excel® 2007/2010/2013 日本語版 (拡張子「.xlsx」)
- Windows版 Microsoft® PowerPoint® 2007/2010/2013 日本語版 (拡張子「.pptx」)
- JPEG (拡張子「.jpg」「.jpe」「.jpeg」)
- PNG (拡張子「.png」)
- マルチページTIFF (拡張子「.tif」「.tiff」)
netprintWebページより引用
テキストファイルには対応していないのが、少し残念なところです。
とは言え、普通公募の場合にはページ設定をするはずなので、多くの方がMS Wordを使うのではないでしょうか。
ちなみに行×文字数の設定はWordが最もやりやすそうです。
Pagesでもできるのですが、結構面倒です。
この辺りは、また今度解説したいと思います。
さてここで一つ問題が出てきます。
上記に記載しているようにWordはWindows版にのみ対応しています。
MacでWord文章をnetprintで印刷する方法(試行錯誤中)
Mac版Wordにて文章を作成し保存(.docx形式)。
これをnetprintにアップロードしてみます。
するとアップロードエラーになってしまいます。
詳細を見ると「形式がダメ」と書いてありました。
バージョンによるのかもしれませんが、Office365 Solo(ver.16.26)はダメなようです。
一応古いバージョンにして(.doc形式)保存してみましたが、これでもダメでした。
更にWindows版のWordで作成した文章はOKです。
と言うことは、Mac版は一律ダメなようです(この辺りはもう少し検証してみます)。
最も簡単な解決方法としては
- Mac版Wordにて文章を作成
- Mac版Wordにて文章を整える(行、列の設定)
- PDF形式で保存
この方法だと、形式を崩さずに印刷できそうでした。
まとめ
ファイル形式などにやや制限があるものの、自宅にプリンターがなくてもOKな点やランニングコストやメンテナンスコストが掛からない点でも、ネットプリントは便利だと言えるのではないでしょうか。
電撃小説大賞などでは長編で80〜130枚が規定ですから、20円/枚として1,600円〜2,600円くらいですね。
2回ほど印刷したらプリンターが買えちゃうと言えば買えちゃうのですが、インク代を考慮するとこっちの方が良さそうに思われます。
ただ頻繁に印刷するのであれば、やはりプリンターを持ってた方が良さそうです。
文字のみであればインクジェット方式ではなくレーザープリンターの方がコスト的にもいいかと思いますね。
上記の商品だと、ランニングコストが3.3〜3.9円/枚なので、netprintの1/4の価格で印刷が可能です。
まぁハード代は別なんですけどねぇ……。
個人的には年に1度くらいのものを買うのはどうかと思いますので、余程公募(それも紙のみの公募)に応募しまくらない限り、netprintで十分だと思っています。
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