小説のプロットの「かたち」を考えてみました

2018年3月1日小説講座カクヨム, 小説執筆, プロット

こんばんは、しろもじです。

 

小説を書く時、結構大切な「プロット」。

世の中には色々なプロット作成法の本なども出回っていますが、プロットの作り方は基本的に自由だと思っています。

商業作品を創る場合などは、出版社に渡さないといけないプロットなどもあったりするらしく、その場合はまた事情が変わると思いますが、少なくとも「小説家になろう」や「カクヨム」などに投稿する小説は、自分に合う方法で創れば良いのだと思っています。

これまで私もあまり深く考えてこなかったのですが、3作を完結させて、そしてScrivener3というソフトを知って、色々考えるようになってきました。

 

今日は小説のプロット創りのパターンのついて、すこし考えてみたいと思います(半分は、自分の備忘録的な記事になります)。

あくまでもプロットの創り方の話しですから、創作理論のような部分は言及しません。

「◯◯型」とつけていますが、これはあくまで分かりやすくするために、適当に付けたものです(笑)。

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アウトライナー型

Scrivener3を使い始めてから、色々勉強したやり方です。

今書いている新しい小説はこれで作成しています。

Scrivener3ではカードとアウトラインのどちらも利用できますが、要は「章や話に分けて、項目として全体を整理していくやり方」になります。

私はカードを使って行いましたが、この場合だと「シーン毎」をカードに記載していき、それを並べ替えたり、追加したり削除したりしながら、小説を完成させていく方法になります。

ちなみに、試しに創ってみた話はブログ記事として、先日投稿済みですので、よかったら見てみてやって下さい。

この方法のメリットは「整理しやすい」ことになります。

文章だけでプロットを創る場合に比べて、入れ替えや追加を行うのが簡単なので、途中で思いついたシーンなどを足す場合でも、比較的簡単です。

もちろんデメリットもあり「プロットを完成させるのには、それなりに時間がかかる」こと。特に使い始めは「一体何から書いたら良いのか分からないということになるんですよね。

ある程度書きたいものが決まっていたとしても、カードやアウトラインにまとめようとすると、ハードルが上がります。

 

あらすじ型

アウトラインやカードなどは使わずに、物語の概要だけを完成させてしまう。それがあらすじ型です。

どのくらいの文量のあらすじになるかは、人によりそれぞれかと思いますが、個人的には「多くても最終的な小説の10分の1程度(10万字の小説なら1万字)くらいまで」と思っています。

この方法のメリットは「とにかく書きやすい」ことになります。

『家族編集部』はこの方法で作成しました。この小説のあらすじは、登場人物の設定メモなども含めて約1万字。あらすじだけなら、約6,000字くらいです。

少し短かったかな、と思っています(これが後で書くデメリットになりました)。

あまり細かい部分を気にすることはなく、スラスラ書いていけるので、意外と早くプロットを完成させることが出来るかと思います。

デメリットは「プロットの変更がやりにくいこと」と「話が逸れてしまう可能性があること」。

プロットの作成途中で入れ替えや変更を行おうとしても、書き換え作業が大変になります。そのため「ま、いっか」とお茶を濁し、その結果、話が途中で変わってしまう恐れがあります。

上にも書いたように、ある程度の詳細を決めておかないと(あらすじの文字数が少ないと)途中で話がドンドン変わってくるんですよね。

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煮込み型

あらすじ型に似ているのですが、違うところは「あらすじ自体に文章を加えながら、ドンドン加筆していく」というところです。

始めから、最終原稿を意識しながら書いていくので、非常に効率は良いです。これがメリットかな。もちろん加筆だけではなく、消去も行いますが、基本的には1つの原稿を煮込むように創り込んでいくわけですね(もちろん、コピーしてからですけど)。

 

デメリットは「破綻する恐れがある」こと。話の筋が通りにくくなることがあると言った方が良いかもしれません。

なにせ書き足し書き足ししていくので、長編になればなるほど、難しくなっていき、しっかりと把握していないと、まるで無計画に増築された建物のようになってしまいます。

 

私は『Replace』でこの方法を使いました。ただ、あれはかなり文字数が少なかったので、まだ良かったのだと思います。10万字を超えるような作品には向いていないかもしれません。一方、短編なら、この方法の方がやりやすい気もします。

 

ノープロット型

「潔くプロットなど創らず、書くのみ!」なノープロット型ですが、これはかなりリスキーだと、個人的には思っています(笑)。

特に「小説家になろう」や「カクヨム」に毎日投稿している方の中には、この方法で創っている方もいるのではないでしょうか。

ノープロットと言っても「考えなしにPCに向かう」と言う場合もありますし(即興小説)、ある程度頭の中で考えておいてから「書いて投稿する」方法もあると思います。ま、普通は後者かな?

 

いずれにしても「話の破綻」や「完結が見えなくなる」という恐れは出てきますので、これがデメリットとなります。

中には「そんなことないよ。凄い小説書けたよ」という方もいるかもしれません。それは「運が良かった」か「才能があったか」のどちらかだと思います。

あくまでも個人的な感想ですが、これは訓練しても身につかないものだと思っています。完結力(最後まで書き上げる力)は付くかもしれませんが、この方法で伏線を張ったり、面白くするのは、はっきり言って才能(もしくは運)以外にないと思います。

ですので「出来る」と言う方は、間違いなく才能があります。しかし、万人に紹介できるものではありません。

 

ただ、メリットもあって「とにかく自分が面白い」んですよね。

自分も先が読めないから、自分がいちばん楽しめるわけです。趣味としてだけ小説を書くのならば、この方法はある意味最善かもしれません。

 

まとめ

まだまだ方法はあるかと思います。今回は、私がかつて試した方法を挙げてみました。

誤解があるといけないので、少しだけ補足しておきます。

小説投稿サイトというものが出来て、今は「ノープロット型」が増えて来ているのかな、と思っています。完全なノープロットではなくても、書いている内に話が変わってきたり、その都度考えていくというようなやり方です。

つまり「最初から最後まで緻密に決めてから書く」方法ではないということですね。

 

そして、これは連載型の小説投稿では、最も有効なのではないかと思っています。

それは「反応を見ながら書くことができるから」です。

連載漫画に近いスタイルですよね。

かつて、小説を書くときには1冊分(約10万字)を書いてから、公募に出すという方法しかありませんでした。

この場合だと、必然的にプロットを決めてから書くという方法になります。

反応(読者や編集者)は後からまとめて、ということになります。

連載型なら修正が可能ですから、書きながらレベルアップしていくことも出来ます。と言うか、その方が断然良くなるわけです。

 

そういうわけですから、どれが良いとか悪いとか、そういう話ではありません。

ただ、最近読んでいて思うのが「キャラクターが初めから完成されすぎてるなぁ」ということです。

個性の強いキャラクターがいて、舞台があって、その中で物語が進んでいくスタイル。箱庭型と言って良いでしょう。

少し前の小説の書き方などの本を読むと「キャラクターは、自分の弱点を乗り越えて成長していかなくてはならない」ということがよく書かれていました。

今でもハリウッド映画では多少残っていますが、連載系の小説を見ていると、乗り越えるのは自分ではなく状況、というのが多い気がします。

 

それも決して悪いと言うわけじゃないんですよ。

ただ、その辺りが似たような作品ばかりに見える一因にもなっているのかな、と思ったりしているだけです。

話がすっかりキャラクター論にすり替わってしまっていました。ノープロットでブログを書くと、こういうことになります(笑)。

その辺りは、また追々。

 

今回の話は、冒頭でも書きましたように「備忘録的」な意味合いがあります。

自分自身の小説の作成方法が確立されていないからこそ、書けるのかもしれません。

もう少し時間が経ったら、もっと色々なお話しができるかと思います。

 

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

それでは、また、あした。

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