この闇と光【角川文庫|服部 まゆみ著】

2017年12月16日

この作品はですねぇ……レビューできません!(何っ!?)

 

この作品を読んでいない方は、とりあえず読んでみて下さい。その際、ネットでレビューなどを読まないことを強くお勧めします。

 

お前が言うかって話ですが、どうか私を信じて下さい。

 

アマゾンの販売ページに書いてあったキャッチだけ載せておきます。

 

森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!

「Amazon販売ページより」

 

言えることは

 

「お薦めです」

 

「とっとと買え。そしてとっとと読め」

 

ということだけです。

 

私は書店で買いましたが、上のキャッチのようなものが帯に書いてあったのを見て「ふ〜ん?」と何気なく買った後しばらく積ん読状態で、忘れたころに読んだのがよかった。

 

前情報なしにどうぞ。

 

 

ちなみに「この闇と光」は2001年に発行されたものだそうで、改訂版が2014年発行。

 

 

どうしても、もうちょっと教えろ下さいという方は、次のボタンをクリックすると、酷くない程度のネタバレを含む、追加レビューがご覧頂けますが、あまりお勧めしません。

 

上のアマゾンキャッチコピーにもあるように、当作品の舞台は森の深くにある、とあるお城(お屋敷?)。盲目の姫「レイア」は国王である父とともに、そこで生活しています。

前半はレイアと父王の相睦まじい生活と、レイアを憎んでいるダフネという女、父王の臣下などを交えながら、暗闇の世界で時に楽しく、時に怯えながらも成長していくレイアが描かれています。

しかし後半パートではそれが一転。今までの全てが覆り、全く違った視点からの新しい物語が幕を開けます。

読み終えた後、もう一度最初から読むと、なるほど確かにそう言えば、ということがたくさん出てきます。

所謂叙述トリックという手法で、前半と後半の書き分けが素晴らしい。まさにこの世界の闇と光。

多少「?」という箇所も残りますが、それを差し引いても名作と言える本作は、ぜひ一読をお勧めします。