『新米魔王さまは35年ローンでダンジョンを購入する』第4話、5話、6話投稿のお知らせ

小説投稿記小説家になろう

小説家になろうに『新米魔王さまは35年ローンでダンジョンを購入する』の題4話、5話、6話を投稿しました。

今日はあんまり書けずストックは+1話の全21話(の途中)、79,000字になったのですが……。

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はじめての大幅削除

実は21話を書き切り8万字くらいまで書き進めていたんですけど、この1話分を全カットすることになりました……。

理由は簡単で「前の話に戻っていきそうになったから」です。

前回の投稿記でも少し書きましたが、今回の話は「重くなく」「読みやすく」「考えなくてもいい」小説を目指しています。考えなくてもいいと言うと少し語弊があるかもしれませんが、要は「複雑な話になっておらず、読み返したり二度読みしたりしなくていい」という意味ですね。

ここまでそれを抑えつつ「ライトにライトに」と書き進めてきたのですが、この21話になって遂に「かなり重くどんよりとした話」になってしまいました……。

ちょっと気を抜くとすぐそんな感じになってしまいます。もう癖というか悪癖みたいなものです。

「どーしてそうなるのっ!?」といろいろ考えてみたんですが、どうも自分の場合は「展開を地の文で語りたい」という気持ちがあるようです。

場面の描写やキャラクタがどうしてそんな顔をしたのかとか、凄く説明したい。そういう気持ちがありすぎて、すぐに地の文で語り始めてしまうみたいです。

後は、これも前回の小説のときの反省点なのですが「すぐに謎をつくっちゃう」というのもあります。思わせぶりなことをして、思わせぶりなセリフを言わせて「ほら、謎ですよ〜」としたくなるみたい。

いやまぁ、それらは小説の要素として否定できないものなので、この小説でもあると言えばあるのですが、多くなりすぎるのはいけません。

というわけで、折角書いた21話でしたが一旦全消しし、再度書き直しました。

こういうのって結構ツライですよね……。「また書かなきゃいけない」という辛さじゃなくて「一度文字にしたものをボツにする辛さ」なんですけど、分かるでしょうか?

でもこれをボツにしないと小説自体の方向性がズレてしまうので仕方がないわけですが。一応、別ファイルに保存だけしておきましたので、今作が完結したら「ボツ集」みたいなので公開してみるのも面白いかも? いや、あんまり面白くはないか。

実はこれまで書いた小説で、ここまで大量に文章をボツにしたことってなかったんですよね。大体「書いてすぐ投稿」パターンだったので、書き直す間もなかったんですけど、普通に考えるとあんまりいいことじゃないのかもしれません。

大抵の場合、小説というのは何度も何度も推敲して直していくもの……というのが、私の小説に対する考え方なんですが、実際には全然真逆のことをしているんですよね。

でもある意味『新米』は『きみとぼくのダンジョン再建記』をほぼまるごとボツにしたともとれるので、そう考えると初めてではないのかも。

もちろん「1作書いて推敲して完璧にしてから投稿する」という方がいいのかもしれませんけど、Webの時代には「ダメだったら書き直す」くらいの考えの方がいいのかもしれません。

ってことにしておきましょう。