【不定期版】「作ったプロットに欠陥を見つけた話」
ずっと以前の「小説投稿記」にて「投稿した小説の報告以外にも、書いている途中の経過を書く」と記した覚えがあります。
そして書いただけになっていました。
決して忘れていたわけではないのですが、何を書くべきか迷っていたんですよね。
ある程度「こういうものかな」と、確信とまではいかないものの、それなりに自分が信じられるものについては「小説講座」のカテゴリで書いているので、ここでは「自分自身がどうなのか迷ったり困ったりしていること」を赤裸々に語ってみたいと思います。
と言っても、そんなにたくさんあるわけではないので、ボツボツとした投稿になるとは思います。また、解決方法があるわけではないことなので、最終的に「何が言いたいんだ?」ということになるかもしれません。その点はご了承下さい。
今回はTwitterでも呟いた「プロットの話」になります。
作ったプロットに欠陥が判明
自作『きみとぼくのダンジョン再建記』は、元々カクヨムにて投稿し始めた作品でした(以下カクヨム版)。初投稿時には15話まで完成していたものの、プロットは一切なく「ほぼ即興に近い形」で書いていった作品です。
即興ゆえに途中で「一体どこへ向かっているのだろうか?」と思うこともありました。
一番強く思っていたのが『ダンジョン再建記』というタイトルにも関わらず、段々再建から遠のいていくストーリーに違和感を感じていました。
本来は「少しフザケた設定を基に、コツコツとダンジョンを作っていく」という話の予定でした。それがいつの間にか、ダンジョン外での話が多くなり、再建は序盤にちょこっとやっただけになってしまっていました。
こういう展開は嫌いじゃないのですけど、とは言えタイトルとの乖離は気になるところです。ダンジョンを舞台にしたお仕事もの、というほどではないにしても、もう少しダンジョンにフォーカスを当てた作品じゃないといけないのでは?
そう思ってプロットを作ってみました。
基本としてはカクヨム版を基にして、順序を入れ替えたり、余分な話を取ったり、新しいストーリーを足したりしながら、できるだけダンジョンを中心としたプロットにしてみました。
それが「小説家になろう」に投稿している作品になります(以下なろう版)。
カクヨム版のPVと、ストーリーの構成を見て「10話くらいまではこのままでいいか」ということになり、そこまでは若干の加筆修正だけに留めています。
話が本格的に変わるのが11話の中盤からです(と言っても、全く別作品にするつもりもないので、所々カクヨム版から拝借はしています)。
で、ここからが本題なのですが、メインのプロットとしては「ダンジョンの再建」言う部分において、カクヨム版よりはマシになったのかな、と自分では思っています。
ただ、タイトルにあるもうひとつの「きみとぼく」の部分。これは主人公であるバルバトスと、ダンジョンにやってきたキョーコのことを指しているのですが、これが疎かになってしまいました。
ラブストーリーでもラブコメでもない(と思っている)ので、ふたりの関係をそこまで深く書くことはないわけですけれども、かと言って新しいプロットでは「きみ(キョーコ)」に関わることが、かなりバッサリとカットしてしまってました。
冒頭からしばらくは出てくるのですが、メインヒロインというのならばもう少ししっかり書かなければいけなかったのではないか、と思っています。
それに気づいたのが「キャラクターについて考えてみよう2」という記事を書いたころ。
そこには「主要なキャラクターは早期に出すべき」と共に「キャラクターを描くには1話分(≒3,000字)くらいは必要」と書いています。
これはキャラクターを登場させ喋らせるだけではなく、そのキャラクターの持っている問題点や、葛藤、悩み、魅力的なところを書くということだと私は思います。
なろう版でもキョーコは1話から登場しますが、少し描写が足りてなかったかなぁと思っています。
性格などはある程度書いたつもりなんですが、彼女の背景(なぜダンジョンに来たのか? その前は何をしていたのか?)の部分がすっぽり抜け落ちてしまっています。
ただ、これって『きみとぼくのダンジョン再建記』だけの問題じゃなくって、他の小説全てに言えることなんですよねぇ。
書いている自分は、キャラクターのことを完璧に分かっていますし、理解しています。性格、見た目全て頭の中にあります。
でも読んで下さる方は、当然それを知りません。
私は容姿については、あまり深く描写しないのが好きなので書かないことが多いのですが、それでももう少ししっかり書いた方が良かったのではないかと反省しきりです。
まとめ
キャラクターをどう描写していくのかという問題は難しいところです。
性格などは、説明にならないように会話文や行動などから察せられるようにしたりするのも良いとは思いますが、容姿についてはは難しいなぁと思います。
気にせずズバッと書いた方がいいのかな? と思ったりもしますけどね。
その辺りも含めて、この話は長くなるので、またちょくちょく本連載を続けながら書きていきたいと思っています。
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