小説のタイトルと内容|『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』第33話投稿のお知らせ

小説投稿記小説家になろう

こんばんは、しろもじです。

『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』の第33話「姫のやりたいこと」を、小説家になろうに投稿しました。

先週末に第一章を完結してから、毎日投稿を改め「最低週一更新」に切り替えましたが、ストックは貯まっていません……。久々に風邪を引いてしまい、回復に1週間もかかってしまいました。昔なら一晩寝ればなんとかなっていたのですけど……まぁ、おっさんになるとしょうがないものです。

そういうわけで早々にお布団に潜り込む日々で、色々考えることも多かった一週間でした。記事タイトル通り、今日は小説タイトルの話をしようと思います。でも「え、お前今更そんなことを言うの!?」っていうくらいレベルの低そうな話に今回はなりそうなので、あまり期待はしないでお読み下さいね(今回も、が正解かもしれない)。

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小説のタイトルとは?

上にある『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』のタイトルは、元々『新米魔王さまは35年ローンでダンジョンを購入する』というタイトルでした(投稿記でも書いたつもりになってて、前回の記事で遅れてご報告となってしまいました)。

このタイトルには(一応)意味がありましたが、結果的にそれが活かせない展開になってしまったのは以前の投稿記でも触れた通りです。

新しい小説タイトルに直す際に「タイトルが小説を象徴するものじゃないといけない」という、まぁ当たり前すぎることを考えたわけですよ。

私がこの小説で一番書きたいことは「優しい世界」です。

ベースとなった『きみとぼくのダンジョン再建記』よりも、更に優しく安心して読める小説を書きたかったわけです。もちろん賛否はあるとは思いますし、それが理想形であるとも思っていません。今回はそういう話を書こうと思った、というだけの話です。

『冒険者あがり』の部分がまだ微妙な気がしますけど……まぁ前よりはマシになったのかなと。

で、寝込みながらで、前にも書いたことがある「タイトルが先か内容が先か」ということを改めて考えてみたわけです。

色々な方に話をお伺いすると、たいてい「先にタイトルを考える」という方が多いんですよね。私の場合は後が圧倒的に多い。「どっちでもいいじゃん!」って思ってたんですけど、これってやっぱり問題なんじゃないかと思ったわけです。

それは「タイトルが小説を象徴するものであるのなら、タイトルが決まらないのに中身を書けるわけがない」ということ。

「言葉にはできないんだけど、はっきりと書きたいことは決まっている」という場合にはいいのでしょうが、私の場合は「とりあえずこんなのが書きたいんだよ」という段階で書き始めてしまうので、途中で「あれ、こんな話だったっけ?」みたいなことになるんじゃないかと。

得意のイラストで書いてみました。

イラストを書いたことがある方なら分かると思いますが「頭の中では完璧に書けているのに、いざペンを持つと全然書けない」ってことあるじゃないですか。人間の脳って映像をイメージでぼんやりと記憶していると言われているので、きちんと観察していないものは脳内では「あぁ、はいはい」と分かっているのに、実際にはボケやけたりブレたりしてるんですよね。

そういうことが小説でもあるんじゃないでしょうか。

もちろん、鮮明に頭の中だけで構成できる方もいらっしゃるでしょうし、そういう方はブレない話をきちんと書くことができるんだと思います。でも私のような人間にはそれができない。

できないのなら、初期の段階できちんとテキストにして出しておかないと、ブレるのは当たり前というわけです。そしてそのテキストこそが「タイトル」というわけですね。

キャッチコピーでもあらすじでもいいんですが、やっぱり一文でパシッと表現できるのはタイトルでしょうしね。

また読む側の方から言っても「タイトルで内容を連想して読んでみたら、なんじゃこりゃ!」ってことにならないためにも、やっぱりタイトル(≒コンセプト)は先に決めるべきなのかもしれません。

いわゆるなろう系のような長いタイトルの是非については、ここでは触れません。ただやっぱりWeb小説ではタイトルが大切だからこそ、長いものになりがちなのも間違いないとも思います。『冒険者あがりの魔王さま』だって『ダンジョン黙示録』みたいなタイトルだったら、やっぱりクリックしないでしょ?

※一応、検索をかけてそのタイトルが小説家になろうにはないことを確認していますが、もし似たようなタイトルを付けていらっしゃる方がいたらごめんなさい。決してそれを否定してるわけではありません。

理想は「短くても端的にそれが伝わるタイトル」だとは思いますが、小説という媒体ではなかなか難しいのかもしれません。

また「別にタイトルじゃなくて、キャッチコピーでもいいんじゃないの?」とも考えたりしたんですが、やはり「タイトル詐欺」にならないためには、タイトルも含めての話じゃないのかなぁと思ったり。

繰り返しになりますが「全て頭の中で完璧に理解できている」方には、どっちでもいい話だとも思います。またちゃぶ台返し的な話で言えば「Web連載小説は、多少ブレようが面白ければそれでよし」ということもあるのかもしれません。

でもまぁ、次回に書く小説はタイトルから入ってみようかな、と思った次第です。実のない話ですみません。