ハッピーエンドとバッドエンド【創作日記110719】

小説投稿記創作日記

何とか風邪の症状は収まってきました。若い頃は少々の風邪でも平気だったのですが、歳を取るとちょっと寒気がしただけで「やべぇ」と思ってしまうんですよね。それは気力で乗り切れないのが分かっているから。困ったものです。

さて遅延している『きみとぼくのダンジョン再建記』ですが、その風邪のせいもあって、ほとんど進んでいません。今晩から本気出す、ということでこの記事を投稿後、速やかに取り掛かりたいと思っています。まぁ大体悩んでいたところはクリアになったので、後は書くだけ……っていうのを毎回書いている気がしますけど。

で、今回はラストの話です。ちょっとネタバレも入っていますので「やめろよぉ」という方はここでブラバして下さいませ。

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バッドエンドが苦手だ

小説のラストには大きく分けて「ハッピーエンド」と「バッドエンド」がありますよね。もちろん明確にどっちだと分けられるものではなく、ハッピーエンド寄り、バッドエンド寄り、どっちとも取れない、などもあったり、また人によって評価が変わるものもあったりしますね。

今回の『きみとぼくのダンジョン再建記』は、第1部はほぼ完全なハッピーエンドでした。それは私自身がそれを望んでいたというのが大きいわけです。

読む側の立場に立ってみると、明らかにハッピーエンドが好きなんですよね。それも中途半端なものではなく、完全無欠のハッピーエンド。

全てが丸く収まって、悪い奴らはいなくなり、主要キャラクタたちはみんな幸せになる。

そんな結末が大好きなんです。特に後半は重要で主要なキャラクタの内、例えば主人公やヒロイン、ヒーローだけが幸せになって、他のキャラクタたちはちょっと……という作品は、苦手だったりします。具体的に言えばヒロインがお亡くなりになってしまったりするような話ですね。

少し補足をしておくと「ヒロイン亡くなっちゃう」というのが始めからはっきりしているものについては、それほど苦手ではありません。恋愛ものとかでヒロインが不治の病とかになっているものとかです。そういうのは始めから分かっているので、心の準備ができます。

ただ「かなり重い病とかで助かる見込みは少ない」という状況で、ラスト前に「あれ、これもしかして助かっちゃうんじゃね?」と思わせておいてからのお亡くなりという展開は、本当に苦手です。

更に補足しておくと苦手というのは嫌いという意味ではありません。最近で一番泣いたのは『四月は君の嘘』なんですが、これは大好きな作品のひとつです。苦手というのは「心が持たない」という意味で弱メンタル故の性質とも言えそうです。

「自分で書くのなら平気じゃないの?」と思ったこともあったんですが、やっぱり自分の小説に登場したキャラクタたちは、どの子もみな可愛いんですよ。だから「ものすごい悪役」というのも書けないんです。

たまーに露骨なほどの悪いやつというのを書いたりはしますが、それはあくまでもメイン、サブにも入らないほどのキャラクタに限られます。

そういうのが自分の幅を狭めているというのは自覚しています。

「どうやったらそれを改善できるんだろう?」と色々考えてみて「メンタルを鍛えないと駄目かな」と思ったりもしました(その行動の結果が先日買った本だったりします)。ただ考えてみるとちょっと違う気もしてきているんですよね。

例えばメンタルを鍛えて強いメンタルを取得したとしましょう。強メンタリストになったしろもじは、愛着のあったキャラクタでもバンバン容赦なく不幸な目にあわせます……でも、それって本当に物語にとって良いことなのか? って言うか目的がすり替えられてない?

……ということを思ったんですよね。

ハッピーエンドとバッドエンド

「ご都合主義で、全てが丸く丸くなっちゃうハッピーエンドを回避するために、誰かに犠牲になってもらうというのは、それは別の意味でのご都合主義じゃないか?」

それが正しいことなのかどうかは分かりません。

でも結局のところ、私の小説は「キャラクタ重視の小説である」というふうに思ったんですよね。キャラクタ重視というのはキャラクタの魅力が満載の小説という意味ではなく、書く上でキャラクタを中心に小説を書いているという意味です(その割にキャラ描写が少ないじゃないかという指摘がありそうですが)。

まぁ言い換えれば「キャラ可愛い可愛い」と言いながら書いている小説、という感じ。それは実はキャラクタを可愛がっているようで、自分の都合の良いように書いているとも取れます。

で、実際自分もまだ良く分かっていないのですけれど、今回の『きみとぼくのダンジョン再建記』のラストは「ハッピーエンドなんだけど、ちょっとモヤッとしたもの」を目指しています。

冒頭でも書きましたが「完全なハッピーエンド」「完全なバッドエンド」というのはないのでしょう。「モヤッとした」というのにも、色々な種類があると思います。「主人公が完全な幸せにはなれなかったけれど……」というものや「どうなったのかがよく分からないラスト」とか。

「モヤッとしているけど、まぁよかったね」というものや「モヤッとしただけ」というのもあるのかも。

今回は「まぁよかったね」になりそうなのですが、その辺りも今後色々考えてみたいなぁと思ってるところです。

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