ブログ文章と小説文章【創作日記120919】

小説投稿記創作日記

ブログ更新を2日間ぶっ飛ばしてしまいました。昔なら2日も飛ばすと、3日目は「今日もいっか」となりがちでしたが、最近では「ヤバイヨヤバイヨ」と思えるように。ブログを書く習慣がついた、ということでしょうか。

でも今週末はバイクブログの方の記事を書いていたんですよね。

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ブログ文章と小説文章は違う

バイクブログの記事は最初に「免許取得」についての日記的な記事にしようかと思ってるんですよね。理由は単純で「もう忘れそうだから」です。一応メモ帳にその日のことをざっくりとは残していたのですが、細かい心境などは日数が経つとどうしても忘れてしまいます。

だからおおよそ7、8記事くらいに分けて、さっさと書いておこうってなったわけです。

あくまでも日記的な記事なので、時系列に沿った形で記事は進行していきます。それを書いているときふと思ったんですよね。「なんかこれ小説とは違うよな」って。

TEXT FIELDの記事は「なにかの使い方などを解説したり」「ニュースなどを元に感想を書いたり」「小説やブログを書く上での自分の思いを書いたり」することが多いんですよね。

こういうのって時系列に沿いながら、読む人の分かりやすいように書くのが基本です(出来ているとは言ってない)。だからEchoなどの使い方であれば「こういうときこういう使い方できますよ」という結論が先に来て、そのあと「こうやって設定します」と続き最後に「ちなみにこういうのもあったりします」と補足を書いたりします。

途中で横道に逸れてはいけませんし、補足などはそれと分かる形で囲むか、後でまとめるようにしないと文章自体がごちゃごちゃになり、読む方としては理解が難しいものになってしまいますよね。

一方で小説は時系列に書くわけじゃありません。

いや、中にはそういう小説もあるのですが、基本的には「起こっていることを順番に書いていく」というやり方をすると、やや単調なものになりがちですし、そもそも小説として成り立たない可能性すらあります。

ブロク記事は結論が先、小説は結論はなくてもいい

ブログ記事、例えば「iPhoneでSiriを使う」という趣旨の記事を書く際、冒頭で「果たしてiPhoneでSiriを使うことはできるのでしょうか?」と書き、途中では「もしかしたらiPhoneでSiriは使えないのかも?」みたいなノリで書いていくと、どう思うでしょう?

多分相当ウザいと思われます。

だからブログ記事では、最初に結論がきます。How toであれば「この使い方を解説します」という始まり方、お悩み系であれば「こういう悩みの解決方法を書きます」のように、最終的にどうなるのかを書いてからその内容を詳しく書いていくのが一般的だと思われます。

またその内容も詳しく、できればスクリーンショットや写真、動画を使って事細かく書いていくことが必要になってきます。

一方で小説はこうはいきません。

推理小説で「犯人はしろもじ。凶器はこれで、トリックはこれ。動機は……」みたいな書き出しだと、小説としては成り立ちません(それを逆手に取っている作品もありますが)。

時系列に沿うのはある程度必要ですが、それを全て書いていく必要はないわけです。異世界に転生した後、その世界の全て(主要なキャラクタ、国名、都市名、ダンジョン名、ボス名など)を書く必要はないんですよね。

これをどのくらいにするのかは、書き手の技量と好みによるとは思います。

むしろ書かない方が読み手の想像力を刺激してよい、という見方もあったりしますし。最近ではそうじゃなくなっている気もしますが。

ブログ記事をたくさん書くと、小説に違和感が出る

バイクブログでは「教習所記事」の他に「バイクについての記事」なんかも並行して書きました。

また教習所の記事も、ところどころ「解説的なもの」も入れたりしています。

そういう記事をたくさん書いたあと「さぁ小説も書くか」となると、なんか文章に違和感を感じるんですよね。上手く言えないんですが「ギクシャクしている」ような感じを覚えるんです。たどたどしい、文章として成立していない、そんな感じでキーボードを打つ手が止まってしまいがちになります。

あとで読み返してみると文章自体は(自分では)それほど変ではないんです。

なので、やはり「ブログ文章と小説文章は違う」ということを痛感した次第です。

でも前はこんなこと感じたことはあまりなかったんですよね。「ブログを書いたあとビジネス文章(というほどのものではないけど)を書き、その後小説を書く」ということをしたときでも、こんな感想を持ったことはありませんでした。

理由は

  • 歳を取って切り替えがスムーズにできなくなった
  • 小説が上達して、感度が上昇した

のどちらだと思います。できれば後者であって欲しいと思いますが、多分前者。

バイク系ブログをやろうと思ったきっかけ

バイク系ブログをやろうと思ったのは「せっかくバイクを買ったから」というのが主なものですが、それとは別にもあったりします。

既存のバイクブログを拝見させて頂くと、上に書いたように「ブログとしての記事になっていないもの」もたくさんあったんですよね。

例えばあるパーツを自分でつける解説記事などでは、最初にパーツの写真が出てきたと思ったら、次には完成した後の写真があって「結構簡単でした」とだけ書いてあったり 。

もちろん「そのやり方を知っている人」にとっては、そちらの方が好ましい記事なのかもしれません。でもパーツ名やバイク名でGoogleからやって来た人たちの多くは「それの付け方を知りたい」「それを付けるのは自分でもできるのかが知りたい」というのが多いのだと思われます。

100%来訪者の欲求を満たすのは確かに難しいことなのですが、それにしてもちょっと外しすぎじゃないかなぁというのが、ざっくり見て回った印象なんですよね。

だから「まだ私に書けることもあるはず」と思ったわけです。

あくまでも想像でしかないのですが(+知り合いのバイク乗りを見た上での想像)バイクが大好きでバイクばかり乗っている方って、普段あまり文章を書いたりしないんじゃないかと思うんですよね。

だからブログ記事という文章主体のコンテンツを作成しようと思うと、脈略がなかったり途中が吹っ飛んでいたり結論が欠落していたりするんだと思います。これは悪口を言っているわけじゃないんですよ。逆に言えば「しゃべりは面白い」という方が多いので、Youtuberとして活躍される方が向いている、ということではないかと。

そう考えると、誕生から20年以上経っている「ブログ」という形態も、まだまだやれることは多いのかもしれません。小説を書く、ということを普段から当たり前のようにやっている皆さんであれば、小説執筆に関するブログ、もしくは他の趣味のブログ記事を書くことは、それほど苦にならないことではないでしょうか?

これ、前にも書いたかもしれませんが、今当サイトで連載している「創作日記」という記事がありますけど、これって「自分が一番読みたい記事」なんですよね。念のため断っておきますが「自分の記事を自分で読みたい」というナルシスト的な意味じゃないですよ。

創作している人が日々どんなことを考えているのか、どんなことで苦労しているのか、どんな感じで書いているのか?

そういうことには昔から興味があります。

小説投稿サイトにも「エッセイ」としてそういうのが載っていますが、見かけるとついつい読み込んでしまいます。

そういう意味でも「小説書いている人はブログを開設すべし」だと、私はやっぱり思うんですよねぇ。