「嫌なら辞めればいい」というけれど、本当に転職を繰り返しても大丈夫なの?
こんばんわ、しろもじです。
「石の上にも三年」ということわざが既に化石化している現代。
ネットを見てると「嫌なら退職して転職!」という言葉をよく拝見するようになりました。
本当にそうなのでしょうか?
他業界へ転職するとどうなるのか?
最初にお断りしておくと、本記事は転職を二度した私の体験に基づくものです。
あくまでも参考程度にお読みいただけると幸いです。
私の場合、転職後の業界が今までのものとは異なっていました。
具体的なものはちょっと書けないのですが、例えば「ケーキ屋さんから大工になって、その後美容師になった」という感じ。
前の仕事の経験をほとんど活かせない形の転職でした。
最初の仕事はそこそこ好きだったのですが、当時まだ若かったこともあり「別業界の仕事がしたい!」と思って二番目の仕事を選択しました。
ところがこの仕事(というか業界が)かなりブラックなもので、すっかり病んでしまい退職。
当然ですが「もうその業界には戻りたくない!」と。
二度目の転職では最初の業界も考えたのですが、その当時既に斜陽産業とはいかないまでも、あまり先の見えない業界になってしまい、また結構体力勝負な仕事だったので、再び縁もゆかりも無い業界へ。
という感じで「他業種への転職」をするとどうなるのか?
当然ですが「一からのスタート」となります。
転職する年齢にもよりますが「年下の上司」に遭遇する可能性が高いです。
私は二度の転職の際、どちらも直属の上司が年下でしたがあまり抵抗がないので、二度とも何も感じませんでした。
ですが、人によっては苦痛になるかもしれません。
また新しく覚えることだらけになりますので、年齢によっては滅茶苦茶大変だったりします。
私の場合、最初の転職もそこそこ大変だったのですが、二度目の転職は本当に苦労しました。
入社初日、上司に「スキル何にもないの? 何しに来たの?」みたいなことを言われて、流石に心が削られました(笑)。
またそこからスキルを身につけていくにあたって、ある程度大きな会社でも「中途入社にはトレーニング制度などない!」というところが多いと思うので、受け身だとどうにもならないことが多かったりします。
私も上司から「鬱陶しいわ」と言われながら「教えてくれ、やらせてくれ」とつきまといました。
それでも2年くらいはかかりましたけどね。
という感じで、特に年齢を重ねてからの(もしくは経験を重ねてからの)他業種への転職は、あまりおすすめできません。
転職しても良いと思われるパターン
次に「転職してもよい場合」について考えてみましょう。
まず最初に「現在仕事で有効なスキル(資格)を所持しており、次の仕事でもそれを活かせる場合」が挙げられます。
このパターンだと即戦力で働ける可能性が高いので、上司や同僚に頼らなくてもなんとかなりそうです(職場の人間関係に転職後の活動が左右されにくい)。
特に実用性のある国家資格であれば、この傾向は顕著だと言えそうです。
それから少し意味合いが変わりますが「現在の仕事が超絶ブラックで、心か身体に支障をきたしそうな場合」は転職をおすすめします。
ここで難しいのが「身体の支障は比較的わかりやすいが、心は自覚しにくい」点です。
私はこれで失敗しました。
あくまでも自分の場合ですが「昔から好きだったことが楽しめなくなった」というのはひとつの目安になるかもしれません。
私は小説を読んだり書いたりするのが好きなわけですが、これが「読めないわけじゃないし書けないわけでもない。でもあまり楽しくない」という感じが1年くらい続いていました。
それに気づくのが遅かったので、最終的に病んでしまいました。
ですのでそういう職場からは、できるだけ早く退散するのがおすすめです。
また転職する際には、次の就職先を確保してから辞めるというのはとても大切になってきます。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、私のように最終的にどうにもこうにもならなくなって辞めてしまうと、それすらできなくなってしまいます。
そういうことからも、やはり余裕のあるうちに次を探していくのが良いのではないかと思われます。
転職を繰り返す?
恐らく転職を考えている方にとって、最も気になるのが「何度まで転職していいのか?」という問いではないでしょうか?
これについては転職先の考え方ひとつといえます。
転職する先の人事担当者が転職に寛容であれば、多くても問題ないのですが、多くの場合そうではないと思います。
人事部にはいたことがないのですが、ある程度採用にも関わったことがある経験から言うと「2度以上転職をしている人、もしくは在職期間が異常に短い人」は、採用担当は警戒する傾向にあります。
私はどちらの仕事も10年以上続けてから退職したからか、あまりそこを追求されませんでしたが、例えば「1年以内の転職」であれば、ある程度しっかりした退職理由がないと、少し厳しいかもしれません。
転職系のウェブなどを見ていると「スキルアップの転職なら好意的に取られることも多い」と書かれていたりしますが、ただ採用する側からすれば「本人の上昇志向よりも、長く我が社に貢献してくれるのか」というのが重要視されるわけですから、その辺りも一概には言えませんがどうかなと思うところです。
アメリカのように「上司の一言で即ファイヤー」できたり、完全ジョブ型の仕事が当たり前になってくれば、転職回数はさほど重要視されなくなると思いますが、現時点では昔ほどではないにしても、ある程度考慮する採用担当が多いのではないかと思われます。
まとめ
私の持論では「自分が決めたことで、自分で責任を持つのであれば、何をしてもよい」と思っています(法に触れない限りは)。
最も危ないなと思うのは「インフルエンサーが辞めてもいいよと言ってたから」とか「友達が転職してたから」みたいなのですね。
どんな人でも、あなたの人生の責任を取ってくれるわけではありません。
逆に言えば自分で決めたことならば、どんなに辛くても飲み込めるわけで、そういうのが大切だと私は思うんですよね。
あ、あと蛇足ですがひとつだけ。
最近はあまり聞かなくなってきましたが、稀に「スカウトのオファー」が来ることがあります。
もし貴重なスキルや資格を持っている(もしくは実績を出した)のであれば、他社からの引き抜きというのもあるのかもしれません。
ですが、そうでない場合は「実際には転職先からの具体的なオファーがあるわけではなく、あなたが食いついてきてから、転職先を探し斡旋し手数料をいただく」というビジネスモデルだったりします。
私も何度かそういう電話をいただいたことがあり「しろもじさんの業績を先方の会社さまがとても興味を持っておられます」と言われて浮かれてしまったりしました(笑)。
調べてみたら、ただの斡旋業者で丁重にお断りしましたけど。
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