思いついたことをすぐ手書きメモ iPadとApple Pencilを使うメモのTips(ロックからの起動・タイトルの編集など)
創作小説やブログなどを書いていると、ふと浮かんだアイディアをすぐにメモしたいということもあるかと思います。
もちろんそれ以外の用途でも「即メモ」を取りたいというシチュエーションは多く、慌てて「紙とペン、紙とペン」と右往左往することも多かったのではないでしょうか?(私がそうでした)
iPadとApple Pencilを使えば、紙とペンを探すより簡単に手書きメモを作成することができます。
今日はそんな機能のご紹介です。
メモをロック画面から即起動する
iPadでメモを作成したい場合
- iPadを起動
- メモAppを立ち上げ
- 新規メモをタップ
という動作を行おうとすると、肝心のメモを取る前に時間がかかってしまいますよね。
そこでロック画面から即新規メモを作成する方法を見ていきましょう。
この設定はiPhoneとiPadで同じ設定項目があるのですが、挙動がやや異なります。
- iPhone :コントロールセンターからメモを起動させる
- iPad :ロック画面をApple Pencilでタップしメモを起動させる
コントロールセンターへのメモAppボタンの追加は「設定App > コントロールセンター > コントロールセンターをカスタマイズ」から行うことができ、こちらはiPhone、iPad共に同じ操作で行うことができます。
今回ご紹介するのはiPadのみで利用できる方法です。
まずiPadで「設定App」を開きます。
「メモ」の項目にある「ロック画面からメモにアクセス」をタップ。

設定は4つの項目がありますので、お好きなものを選んでおきます。

「常に新しいメモに記入していきたい」場合には「常に新規メモを作成」を
「ばらばらになるのは面倒なので、ひとつにまとめたい」場合には「ロック画面で最後に作成したメモを再開」を
「手書き、キーボードに関わらず時系列的にメモを取りたい」場合には「メモAppで最後に表示したメモを再開」になります。
この辺りは使用状況にもよりますよね。私は「新規メモ」にしていたのですが、結果的に膨大な数のメモが生成されてしまうことになったので「ロック画面で〜」に変更して運用しています。
これでロック画面をApple Pencilでタップするだけで、メモがすぐに作成できるようになります。
本当にびっくりするくらい早くメモが取れるようになりますので、お持ちの方はぜひ試してみて下さいね。
メモにパスワードを設定する
さて、iPhoneなどは人に画面を見せることはあまりないとは思いますが、iPadのような端末では「ちょっと貸して」みたいな感じでの貸し借りもあるかもしれません。
特に創作系のメモは「見られたら死ねる」というものもあるかと思われますので、トップシークレット度が高いメモになるのではないでしょうか?
そこでメモにパスワードを設定し、Face ID(Touch ID)かパスワード入力しないと見ることができないようにしてみましょう。
メモ一覧を表示させます(画面はiPhoneのものですが、操作方法はiPadでも同じです)。
ロックしたいメモを右から左へスワイプします。

メニューが3つ表示されます。

右から「削除」「フォルダの移動」「ロック」となりますので、一番左の鍵アイコンをタップしましょう。
初回にパスワードの設定画面が開きます(2回目以降は不要)。

パスワードを忘れてしまうと、どうやっても開けなくなってしまいますので、絶対に忘れないものにしておきましょう。
ちなみにこの設定は「設定App」の「メモ」>「パスワード」からも変更、削除ができるのですが、この場合も既にパスワードが設定してあるメモの変更削除はできないようになっています。
「Face IDを使用(Touch ID)」をオンにしておけば、最悪でも開くことができるので、ここはオンにしておくべきかと思います。
パスワードを設定するとメモの左に鍵マークが表示されるようになります。

設定した直後はロックが解除された状態になっています(鍵が開いたマークになってる)。
画面下の「今すぐロック」をタップするか、端末の電源を切る、メモAppを終了(タスクキル)のいずれかでロックされるようになります。
ロックされるとアイコンも変化します。

この状態でメモをタップすると、ロック中であると表示されますので「メモを表示」をタップするとFace ID、Touch ID、パスワードのいずれかでロックが解除できるようになります。

まぁ端末のロックだけでも十分だとは思いますが、念には念を入れたい方は設定してみてください。
手書きメモのタイトルを「新規メモ」から変更する方法
メモAppは「最初の1行をメモタイトルにする」という仕様があるため、最初の項の方法で手書きメモを作成した場合「新規メモ」というタイトルになってしまいます。

数が少ない場合はこのままでも構わないのですが、多くの手書きメモがあると整理しにくくなってきます。
その場合は、手書きメモした画面を下にスワイプすることで「タイトルの候補:新規メモ 編集」というメニューが表示されますので、「編集」をタップします。

するとメモタイトルを編集する画面が出てきますので、ここにタイトルを入力すればOKです。

スワイプの動作は「下にゆっくりする」のがコツです。サッとすると一瞬見えるのですが、すぐに引っ込んでしまいます。
またこのタイトル編集は「手書きメモ」のみの機能のようです。
通常の活字メモの場合は「一行目がタイトル」という仕様のままのようです(多分)。
メモの下地を選択
デフォルトのメモは無地の設定になっていますが、罫線などに変更することもできます。
気をつけたいのは「罫線などはあくまでも手書き用」ということです。
キーボードなどで活字を入れる際には適用できませんので注意です(活字部分だけが白紙の下地になる)。

全ての手書きメモで下地を変えたい場合には「設定App > メモ > 罫線と方眼」から変更することができます。
メモ単位で変えたい場合には、メモを表示させた状態で右上の「上に矢印が向いたボタン」をタップします。
「罫線と方眼」をタップ。

一覧が出てきますので、お好みのものを選びましょう。
無地 罫線(狭) 罫線(中) 罫線(広) 方眼(狭) 方眼(中)
※写真にはありませんが「方眼(広)」もあります。
まとめ
純粋にノートアプリとして考えると有料Appである「GoodNote5」の方が、色々使いやすかったりします。
ですがロック画面から即起動など、手書きのメモとして考えると紙とペンよりも使いやすいですし、起動も早くできますので、なかなか使い勝手がよいとも言えます。
文中でも書きましたが、あくまでも「メモ」用途でしたら十分と言えますね。
また、今回ご紹介した以外にも書類をスキャンしたり、写真やビデオを挿入したり、チェックボックスや表などを付け足したりなど、意外と高機能だったりします。
その辺りはまた機会があればご紹介したいと思います。
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