Amazonが無料マンガ「Kindleインディーズマンガ」をリリース
こんばんは、しろもじです。
Amazonでは「KDP(Kindle Direct Publishing)」で、個人でも小説やマンガを販売できるようになっています。
そのKDPの一環として、新しく「Kindleインディーズマンガ」というプログラムを開始すると、Amazonが発表しています。
Kindleインディーズマンガと従来のKDPの違いは?
Kindleインディーズマンガと、従来のKDPの違いはなかなか分かりにくいものです。
ざっと見た感じですが
- タイトル通り無料で掲載する必要がある
- KDPとは別枠の基金から、別の計算で分配金が支払われる
- KDPよりも出版・管理は簡単そう(?)
- KDPのアカウントを使える
- 日本のみの公開に限る
- 専用ページに掲載されるので、KDPより読まれやすい(?)
という感じみたい。
「無料で」というのは、販売価格を0円にする、ということですね。
代わりに基金から分配金がもらえるようになります。
その基金に関しては、
作品の人気度に応じて、毎月の分配金を受け取るチャンスを得よう。2018 年 12 月 31 日までに支払われる予定の分配金は、総額 2,000 万円。まずは最初の約 1 か月 (7 月 5 日 ~ 7 月 31 日) で上位 20 名の出版者に、それぞれ 10 万円が支払われる予定です。
Amazonウェブサイトより引用
となっているようです。
KDPの場合は「読まれたページ数に応じて分配金から配布」されるのですが、ちょっと仕組みが違うようですね。
7月が20人×10万=200万
7月〜12月まで6ヶ月で2,000万。
月あたりで333万。
KDPに比べると「7月の20人」と言うのは少し少なそう……な気がしますが、逆に言えば確実に10万円が支払われるというわけですから、商業作家さんだと無理かもしれませんけど、出版したことない方にとっては、良い機会かも。
KDPより出版・管理が簡単というのは、Amazonのウェブサイトに書かれた文言をそのまま書いています。
実際にやらないとちょっと分からない部分ですね。
現時点では、Amazonのサイトを見ても「Kindleインディーズマンガ」の項目が見つけられませんでしたので、ある程度集まり次第掲載されるのかもしれません。
最近は出版社系のアプリなどで「◯話無料」みたいなのをやっていますし、中にはインディーズ系を扱ったものも多くなってきています。
そういうものよりはハードルが低く、簡単に出版できるわけで、マンガ家のタマゴさんにとっては、やってみる価値があるのかもしれませんね。
Amazonも、そういう層を囲い込みたい、という思惑があるのかもしれません。
基本的にAmazonは、出版社を介さずに出版させたいという思いがあるはずなので、その強化策と言えるのでしょう。
読み手にとっても、色々な作品が読めるようになりますし、読むだけで作者に還元される可能性があるわけですから、なかなか良いサービスですよね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません