生成AI時代が創作活動に与える影響を考えるVol.2「生成AIがアマチュア創作者に与える影響」
こんばんは、しろもじです。
本記事は前回の続きになります。
前回の記事の補足
前回の記事では「生成AIはどうやってもなかったことにはできない。ならば、いかに活用していくのかを考えるのが最善では?」という趣旨の記事をAIに作成してもらいました(ややこしい)。
一応念のため補足しておきます。
文章の生成自体は、あえてAIの生成能力を確認するために行ったものであり、今後私がブログ記事をAIで生成するというわけではありませんし、また生成AIを使った創作活動を推奨するものでもありません。
本連載の趣旨としては表題にある通り「生成AIが大衆化していく時代において、創作活動のあり方を考える」というものです。
小説投稿サイトの危機!?
先月、大手小説投稿サイト『カクヨム』にて、生成AIを利用した投稿についてと思われるお知らせが掲示されていました。
詳しくはリンク先をご覧いただきたいのですが、主要部分を引用すると
投稿利用に際しての注意事項をお知らせします。
カクヨムお知らせより引用
過度な頻度でカクヨムへ作品やエピソードの投稿を行うことはお控えください。
「過度な頻度」とは、通常の創作活動では考えられないような膨大な量を短期間で投稿する行為を想定しています。
(中略)
作品やエピソードの投稿等でこれらのケースに当てはまる行動を確認した場合は、作品公開停止やアカウント利用停止など運営として然るべき対応を行わせていただいております。
なお、過去に他のサイトで投稿されていた作品の転載であることが確認できる場合、あるいは、俳句や短歌の作品投稿の場合などは、本事由に該当いたしません。
とのことです。
お知らせ内で「生成AI」について言及しているわけではありませんが、恐らくそれを想定したものではないかと思われます(もしくは包括したもの)。
生成AIが登場し「どうやら小説執筆にも使えそうだぞ」となったときに、誰もがこの問題が一番最初に脳裏をよぎったのではないかと思います。
お知らせでも触れられていますが、常識的に考えられないスピードで投稿を繰り返されたら、新着などがそれらに埋め尽くされることになりますし、結果として膨大な作品が投稿され続けていけば、アタリショックならぬカクヨムショックとなり得ますからね。
「適切な」というのが難しいところではありますが、少なくとも運営側が「見てるぞ」と注意喚起するだけでも抑止力にはなるかもしれませんし、そういう意味では適切な対応であると言えそうです。
生成AIが出力した小説を投稿できないわけではない?
ただ一方で「生成AIにより出力された創作物を投稿してはならない」と言及されているわけではないんですよね。
これはカクヨム編集部が「容認している」というよりは「区別しようがない」というのが本音なのではないかと思われます。
私自身、そのお知らせを見たあと、久々にカクヨムでいくつかの作品を拝見させていただきましたが、それらしいものは見つかりませんでした。
私の感性がおかしいのか、そもそもカクヨムにそのような創作物は投稿されていないのか……?
ただ現実的な話をすれば「投稿されていないわけがない」となりそうですが。
というわけで「規制しようがない」→「現状では黙認するしかない」というのが流れなのでしょう。
アマチュア創作者にとっては逆風。少なくとも順風とは言えないさそう
それらを踏まえたうえで「生成AI時代がアマチュア創作者に与える影響」はネガティブなものになりそうだというのが、個人的な見解です。
まぁ当たり前の話ですが。
カクヨムが警告しているように「過度な投稿頻度」は避けられたとしても、実際にキーボードを叩いて創作するスピードよりは、明らかに生成AIを使って出力する方が速いですからね。
なんてことを考えていると、我々アマチュア創作者のモチベはだだ下がりで「もう執筆など止めよう」ということになるのでしょうか?
私が考えるに「それは目的による」となるのですが、少し長くなってきましたので、その話はまた次回に。










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