【アプリなし】Macでpng画像をjpegに変換する3つの方法
Macでスクリーンショットを撮った場合、デフォルトでは「PNG」という画像形式で保存されるようになっています。一般的にWebサイトなどで使う画像は、サイズ圧縮率の関係から「JPEG」形式の方が使われることが多いので、変換してやる必要があると思います。

GIMPなどのソフトを使って変換もできますが、これは1枚1枚やらないといけないので面倒です。またターミナルでデフォルトをJPEGにしてしまうこともできるのですが、PNGにも良いところあるので特定の画像だけJPEGにしたい場合もあるかと思われます。
そこで今回はMacでpng画像をjpeg画像に、アプリなしで変換する方法を3つご紹介します。
PNGをJPEGに変換する その1「フォルダアクション」
Macには「特定のフォルダにファイルが入ったときに、決められたアクションをする」という機能があります。それをフォルダアクションといいます。
まずデスクトップなどを右クリックして「新規フォルダ」を作成します。

フォルダ名は分かりやすいようにしておくといいですね。今回は「png-jpeg」としてみました。

そのフォルダを右クリックしてメニューから「フォルダアクション設定」をクリックします。

ダイアログが出てきたら「サービスを実行」をクリック。

「関連付けるスクリプトを選択」と出てきますので「Image-Duplicate as JPEG.scpt」を選択し「関連付ける」をクリックします。

ちなみに「Duplicate」とは「複製する」という意味合いです。
フォルダアクションのウィンドウに戻ります。

画像のように3箇所にチェックが入っていることを確認しておきましょう。
ちなみに今回設定したアクションなどを消したい場合には「アクション付きフォルダ」で指定のフォルダを、「スクリプト」で実行するアクションを選んでから、下にある「ー」ボタンをクリックすればOKです。
出来上がったら左上の赤いボタンでウィンドウを閉じます。
作成したフォルダにPNG画像を放り込むと、以下のように二つのフォルダが作成され「JPEG Images」にはJPEGに変換された画像が「Original Images」には元の画像が入っています。

ブログなどで使う場合には、アップロードしたあとで「JPEG Images」と「Original Images」の両フォルダを削除しておけばOKでしょう。
PNGをJPEGに変換する その2「プレビューから変換する」
Macで画像を表示する際に使う「プレビュー」からもJPEGに変換することが可能です。
まず変換させたい画像をWクリックし、プレビューで表示させます。
プレビューのメニューから「ファイル > 書き出す」を選択します。

「フォーマット」で「JPEG」を選び「保存をクリックすればJPEG画像が書き出されます。

ちなみに複数画像を一気に変換する場合には、複数画像を選択しWクリックでプレビュー表示。
プレビューで複数画像を選択しメニューから「ファイル > 選択中のイメージを書き出す」をクリックします。

先程とは少し違うメニューですが、やることは一緒です。

フォルダを指定して「オプション」をクリックするとフォーマットなどが選べますので設定し「選択」で完了です。
PNGをJPEGに変換する その3「Automatorを使う」
Macには標準で「Automator」というAppが入っています。これはiOSでいうところの「ショートカット」に似たもので、作業をまとめて行うことができるものです。ショートカットについては以下の記事などをご参照下さいね。
まずLaunchpadからAutomatorを起動します。

最初に「書類の種類を選択して下さい」と出てきます。今回は右クリックから行えるようにしたいので「クイックアクション」を選択して「選択」をクリックします。
※上記のメニューが出てこない場合は、Automatorのメニューから「ファイル > 新規」を選んで下さい。

下の画面になりますので、左のメニューから「ライブラリ」を選んでその右にある一覧から「イメージのタイプを変更」を「ワークフローを作成するには、ここにアクションまたはファイルをドラッグして下さい」と書かれたところにドラッグします。

ダイアログが出てきますので「追加」をクリック。

ふたつの項目が自動的に追加されますので、2つの箇所を修正します。

まず「ワークフローが受け取る現在の項目」を「イメージ」に変更。次に「イメージのタイプを変更」の箇所を「JPEG」に変えます。

あと「Fider項目をコピー」の欄で「保存先」は、ファイルが出力される箇所なので、適時変えておくといいかもしれません。
できましたらメニューの「ファイル > 保存」をクリックします。アクションの名前は分かりやすいものにしておきましょうね。できたら「保存」をクリック。

これで完成です。あとはイメージを右クリックして、メニュー下に出てきている先程作成した項目をクリックするだけで、指定したフォルダにイメージが出力されます。

Automatorで作成したアクションを削除する
ちなみにこの方法で作成したアクションを削除するにはAutomatorメニューから「サービス > サービス環境設定」をクリックし

サービスの一覧から追加したアクションを探し

右クリックして「Finderに表示」をクリック。

Finderが開きますので、該当のアクションを右クリックし「ゴミ箱に入れる」で削除できます。

上の画像では「ワークフローが受け取る現在の項目」をイメージに変えるのを忘れていたため、サービスの一覧で下の方に表示されていますが、正しくイメージに変えておくと「ピクチャ」という箇所にまとまって表示されます(なので、この項目は設定しなくても大丈夫といえば大丈夫です)。
またこのフォルダは隠しフォルダになっているので、こういう方法で開きましたが、通常のFinderから直接開く場合には、Finderでshiftキー+commandキー+コロンキーを押すことで、隠しファイルなどを表示させることができます。
その上で「Macがインストールされたドライブ > ユーザ > (ユーザ名) > ライブラリ > Service」を開くと、同じ箇所を開くことができます。
まとめ
滅多にJPEG変換したいという場合でないのならば「プレビューからの変換」が最も手早いと思われます。
頻繁に使う場合や、大量のファイルを変換する場合でしたら「フォルダアクション」か「Automator」の利用が便利ですね。
私はAutomatorの方を使っています。フォルダだとうっかり消したときに面倒なんですよね(うっかりしなければいいだけですが)。
ご自分に合った方法をお試し下さいね。
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