聴く小説!? Audible(オーディブル)ってなんだ?
こんばんは、しろもじです。
皆さんは「アプリで本の朗読を聴くサービスAudible(オーディブル)」ってご存知ですか?
お恥ずかしながら、私は全然知りませんでした。
AppleがiBooksでオーディオブックを販売しているのは知っていましたけど、そもそも使ったことないし。
AudibleとはAudible,Incという会社が展開してるサービスで、先程書いたように「本を朗読してくれるサービス」を提供しています。
Audible,Incって聞きなれない会社ですが、Amazonの関連会社なんですよね。
ですので、Amazonから申し込むことができます。
Audibleの特徴は「月額制」であるということ。
月々1,500円(税込)で聴き放題というサービスになります。
980円で読み放題のKindle Unlimitedに比べると、若干お高めですね。
ただし、こちらも30日間無料体験があるので、この辺はAmazon的ですね。
またプライム会員ですと、3ヶ月間で1,500Amazonポイントの貯まるキャンペーンも実施されているようです。
またKADOKAWAが2月8日より、このAudibleのKADOKAWAラノベチャンネルを拡充すると、先日発表していたんですよ。
『このすば』『幼女戦記』『スレイヤーズ』『ロードス島戦記』などのタイトルが、順次発行される予定のようです。
ちょっと前のタイトルが多い?
誰に向けた作品なのか?
そもそもこのAudibleという作品、一体誰に向けて発売しているタイトルなのか?
KADOKAWAに限らずお話すると、どうも「移動したり、運動しながら聴く」のをアピールしたいように思えました。
つまり「本を開いておけない状況でも聴くことはできる」ということですね。
スキマ時間を有効に使いたい人にとっては、良いサービスかもしれません。
また、昨今の「活字離れ対策」とも取ることができます。
活字を目で追うのではなく、耳で聴くというアニメと小説の間を取った作品という位置づけですね。
作品の裾野を広げたい作家にとっては、願ってもないサービスとも言えるでしょう。
一方で、活字を読むのが苦にならない人、スキマ時間に本を開くことが出来る人にとっては、それほど有益なサービスではありません。
言ってしまえば「読んだほうが早い」ということになりますからね。
ただ、そこにひとつ付加価値を付けることで、そういう人にもアピールしようという姿勢がうかがえます。
声優さんが朗読するという付加価値?
それが、声優さんが朗読するという付加価値です。
私、そんなに声優さんには詳しくないのですが、AmazonのKADOKAWAラノベチャンネルのページにあるサンプルを聴いてみた限り「やっぱり声優さんの朗読は秀逸だ」と思いました。
最近特に思うのですが、アフレコ・アテレコの良し悪しは、本当に大切だと思うんですよ。
(余談ですが、先日珍しくテレビを観てたら、動物の面白動画をやっていまして、そこにお笑い芸人さんがアテレコ?をあててました。あれは本当にひどかった。芸人さんが悪いんじゃなくて、あれを依頼するテレビ局が悪いと思います)
特にAudibleのようなサービスは、先程言ったように「スキマ時間」「ながら視聴」になると思いますので、声がスムーズに入ってくるかどうかは大切な要素です。
また、今後の書籍のあり方を考えていく上でも、Audibleのようなサービスは重要でしょう。
Kindleなどの電子書籍がどれだけ普及しても、個人作家ではなかなか手が出せない分野です。
合成音声や音声変換が、今以上にスムースに(それこそ、おっさんの声が美少女に聞こえちゃうくらいに! それはそれで怖いけど)なっていけば、個人でも作成は可能でしょうけど、当面は出版社などの独壇場になるでしょうね。
ま、そこまで合成音声がスムーズに発話できるようになったら、そもそもAudible自体がいらない子になりそうですけどね。
Amazon Echoは対応機器に入っていない
それにしても、調べていて一番ショックだったのが「Echoが対応機器に入っていない」ということ。
Amazonの(関連会社の)サービスなのに?
今のところ、Android・iOS、Windows10が対応サービスとなっています(PCはwin10でないと駄目なのかは不明)。
なぜ、Echoがない?
と思って調べてみたら、海外(英語)版Echoでは対応してるんですね。
それならば、将来的に日本のEchoでも対応される可能性は高いですね。
個人的にはBTイヤホンなどで、音楽を聞いたりAudibleに切り替えたりして、活用してみたいですね。
それにしてもKADOKAWAは、最近「1冊単位で製本、48時間以内に配送」というサービスを発表したり、色々模索しているみたいですね(リンク先は、日経無料会員でないと開けないかも。簡単に言うと、2020年に稼働予定の新拠点にて、1冊単位で製本可能で、最短48時間以内に発送できるサービスを展開するというもの。個人出版ではなく、既存の出版を対象としているらしく、他の出版社にも声を掛けているとか。取次降ろしかな?)。
今後も出版社が生き残っていくためには、ただ本を出しているだけではやはり難しいのでしょう。
頑張って欲しいところです。
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