Alexaデバイス間でメッセージのやり取りが可能に!【Amazon Echo・コール/メッセージ/呼び出し】
こんばんは、しろもじです。
米Amazonでは使えていた「Alexaデバイス間でのメッセージのやり取り」が、遂に日本でも提供されました。
どのようなものかと簡単に説明しますと
- スマホアプリ「Alexa」、Echoデバイス間で「通話」「ビデオ通話」「メッセージ」のやり取りが可能
- ただしビデオ通話は「Alexa」アプリとEcho Spoなど画面つきデバイスのみで可能
- メッセージはテキストメッセージ、音声メッセージが送信可能
というものになっています。
残念ながらEcho Spotは未導入なので、AlexaアプリとEcho Dot間で試してみました。
本記事のAlexa AppはiPhoneのものを使用しています。
【追記】記事執筆から数ヶ月経ち、Alexa Appにも変化がありましたので、記事を修正しております。画像などは支障のないものは古いものをそのまま掲載していますが、使用方法としては同じはずです。
コール/メッセージ/呼びかけの違い
意外と違いが分かりにくいのですが、簡単に言うと
- 呼びかけは相手の許可が必要なく繋がる
- コールは通常の電話のように「スマホのタップ」や「Echoで『通話を受けて』」などのフックが必要
- メッセージはテキスト・音声メッセージを送るもの
という違いです。
注意点としては呼びかけの挙動ですね。「◯◯に呼びかけて」で繋がってしまいますので、うっかり聞かれたくない音が流れている場合は、色々困ったことになりそうです(笑)。私は大丈夫ですけどね!
アナウンス機能も新しく搭載されました。
コール/メッセージ/呼びかけのセットアップ
まずAlexa Appが必須になりますので、インストールします。Appを立ち上げたらAmazonのアカウントでログインします。
Appのホーム画面の下のメニューに、吹き出しのボタンがあります。
それをタップしましょう。
曲の履歴は気にしないで(笑)。
セットアップが開きます。
通知の設定は「後で」でもOKです。と言うか、連絡先をアップロードすると、結構面倒なので「後で」推奨です。
以前はセットアップの画面が開いていたと思うのですが、現時点では出てこないみたいです。
連絡先のアップロードなどについては、後述します。
Alexa Appで「コール」「メッセージ」「呼び出し」を設定する箇所は2つあります。
まずは左上のメニューから「連絡先」を選んで、自分のプロフィールから設定する項目。
連絡先にある「自分の名前・マイプロフィール・設定」と書かれた箇所をタップ。
「呼びかけを許可」をオンにします。
次に下のメニューから「デバイス」>「Echo・Alexa」と進み、下からデバイスをタップします。
「デバイスの設定」の中に「コミュニケーション」という項目がありますので、それをタップ。
「コール・メッセージ」の項目をオンにすることで、そのデバイスでコール・メッセージを使うことができるようになります。
この2つの設定は一見異なるもののように思われますが、どうやらほぼ一緒の機能のようです。
デバイス別の方で設定をオフにすると、そのデバイスだけ利用できなくなるというもののようです。
とは言え、コール・メッセージならまだしも呼びかけは、他の人から行われては困ることもあるかと思います(連絡先をインポートした場合)。
その場合は下の「呼びかけ」の項目をタップして「オン」から「家族アカウント」にしておきましょう。
Appからメッセージの送信
まず、Alexaアプリからメッセージを送信してみます。
画面下部にある「通話」をタップします。
「メッセージ」をタップしましょう。
これをタップすると連絡先が開きます。開いた連絡先から自分の名前をタップします。
すると、このような画面になります。
音声メッセージを送るには、右下のマイクアイコンをタップ。
録音中はこのようにアイコンが変化します。録音を止めるにはもう一度アイコンをタップします。
テキストメッセージを送るには、先程の画面で「テキストメッセージを入力」部分をタップして文字入力します。
メッセージを送信するには上向きの矢印ボタン↑をタップ。
これでメッセージを送信することができました。
音声で送ったメッセージは、Alexa Appではテキストメッセージに変換されて表示されます。
ただ、変換精度はあまり良くありません。
赤枠の部分が送信されたテキストメッセージです。
何書いているのか分からないときは「タップして再生」を押して、音声メッセージを聞いたほうがよさそうです。
Alexa Appでメッセージを右から左でスワイプすることで、メッセージの消去も可能です。
Appから音声通話(コール)を行う
AlexaデバイスからEcho端末に「電話をかける」こともできます。
「音声通話」と「ビデオ通話」の二種類が可能ですが、Echo Spot以外のEcho端末では当然ビデオは無理です。
通話を行うには画面下部の「連絡」から「コール」を選択。連絡先が表示されますので、それをタップして画面下部に出てくる「Alexa音声通話」「Alexaビデオ通話」「モバイル」から選びます。
「Alexa音声通話」「Alexaビデオ通話」はインターネット回線、「モバイル」は通常の発信になるようです。データ通信量などにご注意下さい。
Appから呼びかけを行う
Alexa Appから呼びかけを行うには「連絡」から「呼びかけ」をタップするだけでOKです。
呼びかけできるデバイスがひとつだけの場合、そのまま呼びかけが行われます。
複数の呼びかけ先がある場合、画面下部に候補が表示されますので、そこから任意のデバイスをタップすることで、呼びかけが実行されます。
Echo側の操作
それでは、最後にEcho端末側の操作方法を見ていきましょう。
と言っても、音声コマンドを使うので簡単ですけどね。
受信したメッセージの再生
メッセージの受信があった場合(未読のメッセージがある場合)、Echoが見たこともない色で光出します(笑)。
黄色ですね。
ここで「Alexa、メッセージを読んで」と言えば、Echoがメッセージを読み上げてくれます。
その他の色のライトの解説などはこちらのページをどうぞ。
Echoからメッセージを送る
「Alexa、しろもじにメッセージを送って」で、メッセージを送ることができます。
続いて「メッセージの内容は?」と聞かれるので、手早くメッセージ内容を話しかけましょう。
間が空くと「終わりだ」と勘違いされてしまいますので、手早く。
話し終わると「メッセージを送信しますか?」と念押しされますので「はい」で送信されます。
ちなみにメッセージはテキスト変換され、Alexaアプリで文字として読むことが可能ですが(この認識は良かった。なぜ?)音声も聴くことができます。
通話(コール)を受ける場合
通話の着信があった場合は、今度は緑色に光りながら「しろもじさんから着信です」とEchoが喋りだします。
「Alexa、着信を受けて(応答して)」で、着信を受けることができます。
「Alexa、終了」で、着信を終了することができます。
「Alexa、着信を拒否」で、着信を受けないこともできます。
※「着信」は「通話」でもOKみたい。
バグなのかAlexaアプリ側で着信を切っても、ランプは緑に光ったままです。
この場合は、「Alexa、着信を受けて」「着信はありません」
という、ツンデレ(じゃないか)Alexaちゃん(笑)
Echoから通話(コール)をかける
「Alexa、しろもじに電話をかけて(連絡して)」で、通話を開始することができます。
終了するときなどは、受けるときと同じです。
フルネームでないと駄目みたい……だったのですが、今はある程度似た名前をサジェストしてくれる模様です。連絡先でニックネームを登録しておくと、それでも可能ですね。
Echoから呼びかけを行う
「◯◯に呼びかけて」で呼びかけを行うことができます。
この「◯◯」とは、Alexa Appの「デバイス」の項で指定したデバイス名になります。
先程掲載した写真で言えば「くろもじのecho dot2」や「しろもじのecho dot3」がそれに当たります。
ただ、このようにややこしい名前を付けていると、音声認識の精度が落ちてしまいますので、例えば家族でひとりひとりにデバイスを持たせる場合(部屋に置く場合)は、その名前にしておくのが分かりやすくてよさそうです。
注意点としては冒頭でも書きましたが「呼びかけは自動的に繋がる」ことです。
呼びかけを終了するには「アレクサ、切って」でOKです。
Echoでの音声コマンド一覧
通話(コール)をかける | 「◯◯に連絡して」 |
通話(コール)を受ける | 「着信を受けて」「応答して」 |
通話(コール)を拒否する | 「着信を拒否」 |
通話(コール)を切る | 「切って」 |
メッセージを送る | 「◯◯にメッセージを送って」 |
受信したメッセージを再生する | 「メッセージを読んで」 |
呼びかけを送る | 「◯◯に呼びかけて」 |
呼びかけを受ける | 自動で繋がります |
呼びかけを切る | 「切って」 |
連絡先のアップロードについて(削除方法)
Alexa Appのあちらこちらで「連絡先のアップロード」をおすすめされますが、個人的にはおすすめできません。
通常スマホには「家族」「知人・友人」の他に「仕事関連」の連絡先も入っていることがあるかと思います。
これらをアップロードして登録してしまうと、誤ってコール・メッセージを送ってしまう可能性が否定出来ないからです(事前に確認が入りますが)。
あくまでも自分の使い方ですが、私の場合はコール・メッセージを送りたい相手は、せいぜい家族です。なので、アップロードはしないで個別に登録するのが良いと思います。
また、アップロードしてしまった連絡先は、現在削除できないようです。
「連絡先のアップロード」をオフ、Alexa Appをアンインストール→再インストール、スマホを再起動、などをやってみても消えませんでした(カスタマーサービスによると、それで消えるらしい)。
結局カスタマーサービスにお願いして消してもらう羽目になりました。最終的には消せるのですが、もしアップロードをする場合には、お気をつけ下さい。
まとめ&不明な点
家に複数のEcho端末がある場合には「呼びかけ」機能が便利そうですね。
また、音声通話はともかく、メッセージ機能も良さそうな感じ。
しかし、現代人はスマホをお風呂にも持ち込むわけですから、果たして置物であるEcho端末を介してのやり取りがどれほどの需要があるのかは不明です。
例えば料理しながら「あ、お醤油切れてる。旦那、帰宅中だろうし買ってきてもらおう」というときには、音声のみでメッセージを送れる機能は便利でしょうね。
不明な点は、今回私のEcho端末とiPhoneのAlexaアプリを使ったので、どちらも「しろもじ」となってしまったこと。
つまりAlexa Appからメッセージを送ると、家の2台のEcho Dotで受信、スマホでも受信というわけの分からないことになってしまいます。
これはEcho Dotの名称を変更してもダメだったので、恐らくしろもじというアカウントに、全てのデバイスが紐ついていることが問題なのだと思います。連絡先に個別に登録したものだと大丈夫だと思います。
第三者が「しろもじにメッセージを送って」とやったときに、どちらに送られるのかが不明です。
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