Echo Budsファーストインプレッション コスパは素晴らしいが難点も
先日、私がずっと待ち焦がれていたAmazon謹製のTWS「Echo Buds」が届きました。
約一日使ってみて「思っていたよりもいいな!」と思った点と「これは……ちょっと」とがっかりした点がありましたので、ファーストインプレッションしてみたいと思います。
質感はそれほど悪くない
まずは外箱から。
最初見たときは「ちっさ!」と驚きました。
Amazonデバイス最小の箱なんじゃないでしょうか?(笑)
内容物は本体、充電ケーブル、ウィングチップ×3、イヤーチップ×3、スタートガイドと最小限。
最近の流行りなのかアダプタは同梱されていませんでした。
私が買ったのはワイヤレス充電のできないタイプ、つまり一番安いヤツです。個人的にスマホ以外はケーブルで充電する方法で十分まかなえると思っているので、まぁこれでいいかなと。
イヤーチップは3種類……ではなく4種類。本体にMサイズが装着されています。
サイズによって色分けされているのは便利と取るか、安っぽいと取るかは人によりそう。
ウィングチップは3つ入っていましたが、説明書によるとS・Lの二種類だそう。Sがふたつ付いてるみたいです。
本体は事前の予想では「きっと安っぽいのだろう」と思っていましたが、意外と悪くない印象です。
あくまでも私の意見ですが、AirPods Proの見た目の質感って、そんなによくないと思ってるんですよね。
なので見た目だけで言えば、Echo Budsも引けを取らないと思います。
一番良いなと思ったのが、左右のイヤホンが充電されているか確認するLEDがあるところ(写真では光っていませんが、LRの表記の間のふたつの穴が光ります)。
AirPods Proも極稀に「ケースに入れてるけど充電できてない」ということがありましたので、一応確認できるのはありがたい。
背面には充電ケーブルの差込口とペアリングボタン(?)。
イヤホン本体。ちょっとテカっているのは安っぽさを感じるところかも?
イヤホン充電用の端子が見える場所にあるのも、安っぽいと言われるとそうかもしれないと思いますね。
まぁ、普通に設計したらこうなるんでしょう。
セットアップはアレクサアプリから
セットアップにはスマホのアレクサアプリが必要なようです。
アプリを立ち上げて、Echo Budsの蓋を開けると上のように表示が出てきます。
基本的には言われるがままに行っていけば迷うことはないくらい、簡単なセットアップです。
どこかで見たようなフィットテストもあります。
AirPods Proに比べると、かなりきつく耳に差し込んでおかないと「あかんで!」と怒られる印象です(笑)。
これもどこかでみたような……。
あ、あれ……えあp……。
ワークアウトはiPhoneでやっているので、私はパスしておきました。
設定が終わるとアレクサアプリのホーム画面にEcho Budsの表示が出てくるようになります。
右上の歯車アイコンから設定に入ることができます。
下にスクロールさせるとカスタマイズの項目があり
操作などをカスタムすることが可能。
個人的に素晴らしいと思ったのがこのカスタマイズ。シングルタップは「再生・一時停止」しか選べませんが、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しはかなり細かく設定可能。
例えば右耳をダブルタップしたら「次の曲」左耳をダブルタップで「前の曲」。右耳をトリプルタップで「音量を上げる」左耳をトリプルタップで「音量を下げる」という設定もできちゃいます。
というか、私はそう設定しておきました。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)の性能は「うん、まぁ……」
Echo Budsには外音を軽減できるANCが搭載されています。
これはあくまでも軽減であり、遮断ではないんですよね。
Amazonの商品ページにもそう記載されていたので、買う前から想像はできていたのですけど、性能的には「まぁ、確かに軽減だよね」というレベルです。
音楽を聞いてると騒音はほぼ感じられないレベルですが、音楽が途切れたときにはやや外の音は入ってきます。
AirPods Proのノイキャンを効かせたときの「世界の人がいなくなっちゃったんじゃないか」と思えるほどの静けさには、到底敵いません。
でもまぁ値段で言えば2倍以上の価格差ですから、それにしては頑張っているんじゃないかと。
また、外音取込のアンビエントサウンドもそれになりのレベルです。
誤解を招きそうなので補足しておきますが、あくまでも実用レベルでは十分な性能だと思います。
感動はしませんが。
音質については、前にも言いましたが私はクソ耳の所有者なので、あまり参考にはなりませんけど「十分すぎるほどいい音じゃないかな」と思いました。
多分AirPods Proとそれほど変わらないかと(もう一度言いますが、クソ耳所有者です。また、そもそもAirPods Proが優れた音質なのかも分かっていません)。
問題点もいくつか
まずいちばん問題だと思ったのが「充電状態が分かりにくい!」ということです。
iPhoneだと接続状態では一応表示されるのですが、あくまでも本体のみの充電残量でケースは表示されません。
アレクサアプリを開けば細かく表示されるのですけど……ねぇ?
まぁこれはAmazonが悪いというわけではないんでしょう。
次に問題だなと思ったのが「思ってた以上に装着感が悪い」というもの。
AirPods Proも「耳に刺さっている感」は結構あって、私はあんまりそういうのが好きじゃないんですよね。
だからオーバーヘッド型のイヤホンか、無印AirPodsが理想形なんですよね(性能はともかく)。
それでもAirPods Proは「慣れた」ですけど、Echo Budsはそれ以上に「刺してるぜぇ」感が強すぎて、とても慣れそうにありません。
なんとか妥協策を見つけたのが「ウィングチップをつけて、軽く装着しておく」というもの。
ウィングチップで耳のくぼみにひっかけることで、イヤーチップを軽く差し込むだけでも耳から落ちることはなさそうです。
これならあんまり耳に負担もなく良さげ。
最後にどうなのかな、と思ったのが「マルチペアリング」。
私がこれを買った理由のひとつが「最終的にはMacで使おう」と思ってたんですよね。
というのも、あまりイヤホン自体を外で使う機会がなくなっちゃったので、使うとしたら家の中かなと。
ですが、なぜかMacに接続ができないんですよ。
そしてMacに接続しようと試みただけで、今度はiPhoneでも「新しいデバイスが〜」と、またEcho Budsのセットアップが始まっちゃったんですよね。
この状態になると、セットアップも失敗しますし、再ペアリングも出来ない状態になってしまいます。
解決方法としては
1)アレクサアプリの「デバイス」からEcho Budsを削除
2)iPhoneのBluetooth設定からもEcho Budsを削除
3)再びアレクサアプリからセットアップ
という方法で、私はうまくいきました。
追記
どうやらペアリング手順が間違っていたようです。
ヘルプページにあるように
1)蓋を開ける
2)背面のボタンを長押し
で上手くいきました。
ただペアリングの切り替えはちょっと面倒かも。
これはしょうがないですよね。
まとめ
iPhoneやMacを溺愛してて、完全にAppleの支配下にある人にとっては、最良のイヤホンは「AirPods(Pro)」なんだと再認識しました。
ただiPhoneは持ってるけどAmazon Musicの方をよく聞くとか、もしくはAndroid使いの方にしてみれば、コスパ的にはそれほど悪くない選択肢ではないかとも思えました。
私の場合、Apple傘下ではあるものの、アシスタントはSiriじゃなくAlexaを溺愛しておりますので、家にいるときも装着しておいて、いつでもAlexaにアクセスできるのは、かなり快適だなと思ったりもしました。
こうなるとApple MusicじゃなくAmazon Music Unlimitedの方が快適なんだろうなぁ……。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません