「なんだかよく分からないけど、観るのが止まらなくなる」アニメ3選

2018年6月7日小説LABOdアニメ,アニメ

こんばんは、しろもじです。

創作物を創るとき、既存の創作物からヒントを得たり、刺激を受けたりすることがあると思います。

小説・マンガ・アニメ・映画など色々なものがあり、小説に関しては「読んでレビュー」というカテゴリで既にいくつかご紹介していますが、それ以外のものに関しては、不定期にしか行って来ませんでした。

そこで、テーマを決めていくつかの創作物をご紹介したいと思います。

と言っても、半分は本当にご紹介で、残り半分は自分の備忘録的な意味合いもあったりします。

今回のテーマは「なんだかよく分からないけど、観るのが止まらなくなるアニメ」です。

「なんだかよく分からない」というのは、非常に曖昧にも聞こえますが、ここでは「設定にリアル感がない」という意味に捉えてもらえれば良いかと思います。

スポンサーリンク

世界征服〜謀略のズヴィズダー〜

Amazon プライム・ビデオ」にて視聴しました。

家出中の中学二年生「地紋明日汰」は、戒厳令の敷かれた街をふらついているとき、ひとりの幼女と出会う。

幼女の名前は星宮ケイト。またの名を”秘密結社ズヴィズダーの総帥ヴィニエイラ”。

なし崩し的にズヴィズダーに入ることになった明日汰は、ケイトらズヴィズダー一味と世界征服に乗り出すのだが……。

1作目は『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』です。

タイトルだけ見ると「ちょっと面白くなさそうだなぁ」と思ってしまいそうになりますが(失礼)、1話目からかなりグイグイ来る内容です。

ストーリー的には、この記事のテーマ通り「なんだかよく分からない」ものなのですが、それをうまくまとめている点にも感心してしまいます。

思うに、物語を創る時、正統派のストーリーの方が簡単なんですよね。

逆にこういったメチャクチャな話をうまくまとめていくというのは、かなり力が要るんじゃないのかなぁ、と思います。

 

あんまり深く考えなくても、気軽に観ることができるのも良いところ。

ストーリーも基本的には1話ごとのものとなっていますので(後半は違いますが)、途中で切れる(休める)のも高ポイントです。

あと、ヒロイン(なのかな?)の駒鳥蓮華ちゃんが、途中からグイグイ可愛くなっていくのも必見です。

キルラキル

「史上最強の半裸アニメ」

と言って良いのではないでしょうか(笑)。

PVを観てもらえれば分かるように、もはや隠す気などないほどの「昭和感」あふれる作品です。

この「昭和感」というのは、いい意味でも悪い意味でも使えまして、悪い意味では「昔のまんまで創りました」という作品。

絵柄は平成感を出しつつも、作品自体から「昭和感」漂う作品はたくさんありますよね。

一方、この「キルラキル」は昭和感を溢れ出しながらも、1周以上回って逆に新しいと言えるアニメになっています。

一番の見どころは、なんと言っても「スピード感」。

とにかく話がグイグイ前に進んでいって、1話辺りを観ている時に「多分、こういう最終話だろうなぁ」という予想があっという間にふっ飛ばされてしまいます。

 

色々薀蓄も語りなくなってくるところですが「まぁ、まずは観て」ということです。

こちらも「Amazon プライム・ビデオ」にて視聴しました。

城下町のダンデライオン

YOUTUBEに公式PVがなかったので、公式サイトからご覧下さいませ。

こちらは上記2作品とは、少し毛色が違います。

ストーリー自体は「まんがタイムきららミラク」連載していた4コマが原作だけあって(後にまんがタイムきららに移籍)、上の2作品ほどぶっ飛んだ内容ではありません。

ただ、感心したのが「ごく普通の一家の話。ただし、お父さんが国王」という設定です。

次期国王を巡って、9人姉弟が選挙に挑むという話なのですが、すごく違和感なく落とし込まれている辺りが秀逸だと思いました。

一応舞台は現代になっているようですが、そこに国王という存在を置いて、更に選挙という要素を盛り込みながら、ごく普通の(でもないけど)生活を描ける辺り、凄いなぁと。

現代ものを一部改変して世界を創る、という事自体は結構あることだと思うんですけど、意外とSFっぽいのとか、近未来的な話になることが多くて、こうやって現代のままでも一部だけ変えて創ることってできるんだと気付かされた次第です。

dアニメストアにて視聴しました。

まとめ

リアルな設定、と言うのは難しいものです。

現代ものであれば、それほど意識することもないかもしれませんが(特殊分野は別ですが)、オリジナルの世界観を持った作品であれば、そういうものが求められることも多いですよね。

でも、そういうものをぶっ飛ばしても「ついつい最後まで観ちゃう!」という作品には、ストーリーの緻密さやキャラクターの魅力など、それ以外の要素が高められているからかもしれません。

小説を書いていると、ついつい「設定を練り込まないと」と思いがちです。

それはそれで間違っていませんし、ご都合主義すぎる設定は読者を冷めさせてしまう要素になってしまいますが、そこだけにこだわり過ぎると間違った方向へ行ってしまう可能性もありますよね。

 

そういう意味でも、こういった「わけが分からないけど、なんだか面白い!」という作品はぜひ見るべきでしょうし、研究してみる価値もあるのかと思います。