カクヨム掲載作品をBOOK☆WALKERにて配信が可能に!
先日から始まっている「新作ライトノベル総選挙2018」を主催している総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」ですが……。
本日より、カクヨムに投稿している作品をBOOK☆WALKER上で配布・販売することが可能になりました。
出版までの流れ
上のリンク先にも詳しく記載されていますが、ざっくり簡単に整理してみました。
1.BOOK☆WALKER著者センターに新規登録
まずは「BOOK☆WALKER著者センター」に新規登録する必要があります。
- メールアドレス
- パスワード
- その他の著者情報
- 振込先口座
などを登録。
出版社名も登録できるそう。実在の出版社と被っては駄目ですが、オリジナルの出版社名を付けられるそうです。
2.カクヨムIDとの紐付け
登録後、ログインすると「著者センター カクヨムID紐づけ」の画面に移行するので、そこにカクヨムIDを入力。
認証コードが表示されるので、それをカクヨムの公開プロフィールに設定。
※ここがイマイチよく分かりません。現状、私はまだ登録していないのですが、カクヨムの公開プロフィールを見る限り、そのような項目は見当たりません。
もしかしたら、紐付けした時点で表示されるようになるのかも?
あとで、ちょっとやってみます。
3.EPUBデータ・表紙作成
カクヨムに投稿された小説から、電子書籍形式(EPUB)に変換を行います。
表紙はデフォルトの背景から選び、フォントを調整して作成する方法と、自身で画像データを用意してやる方法があります。
ただ「小説単位での出版」になるそうなので「章ごと」は無理な模様。
4.本の諸情報を入力して、出版申請
- 本のタイトル
- 著者名
- キャッチコピー
- 内容紹介
などを入力して、申請すれば1,2日後には配信が可能だそうです。
凄い! ……のだけれど
確かに一見「これは凄いじゃないか!」と思えますが、よくよく考えてみると「カクヨムで無料で公開している小説に値段を付けて売るの?」という問題もあります。
自分で電子出版を行う場合、例えば1話のみを無料で配布して、2話移行は有料という手段がありますが、このシステムだと「カクヨムを使えば全部無料で読める」わけですから、ちょっとどうかなぁ……。
BOOK☆WALKER側でも無料に設定すれば良いと言えばそうなのですが、あまりメリットが……。
カクヨムで非公開にしている作品でもできるのでしょうか?
この辺は、ちょっと実際にやってみないと分からないので、近々にレポを兼ねてやってみたいと思います。
AmazonなどのKindle Direct Publishing(KDP)などでも、比較的簡単に電子書籍は販売できるのですが、このシステムの方が遥かに簡単そうです。
注意点として、今調べて分かったことは「カクヨム上で、ダイレクトに販売ページへのリンクを掲載してはいけない」ということ。
プロフィールや近況報告、作品情報などに、販売ページへのダイレクトリンクは張れないということですね。
多少疑問点も残っていますが、この辺はやはりやってみないと分からないという感じです。
ただ、サービスの幅が増えるというのは歓迎すべき部分ですよね!
表紙を設定できるということで、絵も書ける人は有利になる可能性もありますね。もちろん、外部(ココナラとか)に発注する手もありますが。
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