車のエアコンが効きにくくなってきたので、エアコンガスを補充してみた
こんばんは、しろもじです。
暑いですよね。暑いというか、もう熱いって感じで、溶けちゃいそうです。
最近、よく日中に車を使うことが多いのですが、炎天下で熱せられた車の中はまさに「サウナ」。
エンジンを始動し、一刻も早くエアコンで車内を冷やしたい……ところですが、我が愛車のエアコン、今夏凄く効きにくくなっているんですよね。
「最低温度」「風量最強」「内気循環」の3つを行ってやっと「少し……涼しいかも」という程度。
もはやエアコンではなく冷風扇、といった感じです。
短距離だけならまだしも、そこそこの長距離を移動する際には、流石にこれはキツイ。
そういうわけで、エアコンにガスを注入してみました。
Amazonで134a用のガスとチャージホースを買う
そうは言っても、我が家にそんな設備はないので、Amazonでガスとチャージ用のホースを購入しました。
買ったのは次のふたつ。
上のがチャージ用ホースで、下のがガス缶です。
で、昨日届きました。
車用エアコンガスは「134a」という種類のもの。
普通、ほとんどの車は、このガスを使用していますが、一部の車種や古い車では、違ったりしますので、もしされる方がいらっしゃいましたら気をつけて下さいね。
大抵は、ボンネットの裏辺りに書いていると思います。
ホースは一応メーター付きです。
正直、メーターの数字の意味が分からないので、なくてもよかったかも。
ただ、メーターなしのホースでも値段が変わらなかったこと、むしろない方が高かったりしたこと、などから、この製品になりました。
多分チャイナ製です。まー、使用上は問題ないでしょう。
ホースの両端にはカプラが着いていまして、こちらがガス管用。
こっちが車用となります。
ガス管用のカプラについているコック(つまみ)は、ガス管に穴を開ける「缶切り」みたいなものです。使用前は開けておきましょう。
車にエアコンガスを補充する
早速、車にエアコンガスを補充してみます。
ボンネットを開けます。
エアコンのガス管を探して辿っていくと「H」と「L」のキャップを見つけることができます。
これは「H」。高圧側になります。
ガスの補充は低圧側「L」になりますので、それを探しましょう。
車種によっては、とんでもない場所にあったりします。
その場合は、作業不可(大人しくディーラに持っていくしかない)となりますので、ホース購入前に見ておいた方がいいかもです。
うちの車の場合はウォッシャー液のタンクの横にありました。
案外作業しやすそうな場所でよかった。
低圧「L」のキャップを外します。
キャップはなくさないように、ポケットにでも入れておきましょう。
さー、ガス管付けるぞー!
ここでミスったのですが、ホースに缶を付け先端のコックでねじ切ると、早速車側コネクタから盛大にガスが吹き出します。
ですので
- 車側のカプラを、車のエアコン配管の「L」に接続する
- ガス管を取り付ける
- コックを捻って、ガス管をねじ切る
という手順が正解です。
私の場合は、慌てて車のカプラに接続し、なんとかなりましたが(笑)
ちょっとボケていますのが、手前のネジのようなのがねじ切り用のコックです。
これが一番最後。
ひとつ言い忘れていましたが、ガスの補充の際は「エンジンON、エアコンON」でやります。
エアコンを切っていると、ガスが入っていきません。
補充中のメーターです。
やっぱり役には立ちませんでした。針の動きもちょっと変。素人には難しい。
おそらくあっという間にガスは入っていきますが、念の為ガス缶を振って中身が入っていないか確認してから、車側のカプラを外します。
その際、多少「シュー」とガスが漏れますが、盛大に漏れていなければOKです。
もし「シューーーーーーー」と漏れ続けていたら、ガスが残っていますので、もう一度接続して最後までガスを入れ切ります。
少し……涼しくなったかも
では、車内に移ってエアコンが効くようになったかチェックしましょう。
送風を最大にして、冷え具合をみます。
うーん……。前よりは冷えるようになった……。
しかし、まだ「キンキンだぜ!」ではない。
まぁ、今回はこれでOKとしましょう。
入れすぎは、逆に効かなくなる恐れがありますので(後述)。
注意点
基本的には作業は自己責任でお願いしたいのですが、いくつか注意点だけまとめておきます。
本当にガス不足なのか確認する
エアコンが冷えない場合の原因として「ガスが不足している」のと「そもそもエアコンが壊れている」可能性があります。
壊れている場合は、当然ガスを補充してもどうにもなりません。というか、多分ガスが入っていきません。
「冷えないな」という場合は、どちらかなのか見極めましょう。
ポイントとしては
- エアコンスイッチを入れたとき、エンジンのアイドリングが一時的に上がる
- エアコンスイッチを入れたとき、エンジンルーム内で「カチン」と音がする
- 多少なりとも涼しい風は出ている
これらをチェックし、全て該当していれば、おおよそガス不足です。
「ぬるい、というか熱い風が出てる」場合には、ほとんどエアコンは壊れていますので、それはディーラーへ。
補充するガス量に注意
昔の車に使われていた「R12」というガスは「ある程度入れすぎてもちゃんとエアコンが効く」ようになっていました(オゾン層を破壊する、ということで、現在は原則使用禁止です)。
対して「134a」というガスは「少なくても効きにくい、多すぎても効かない」という難しいガスです。
今回買ったガスは「200g」という容量でした。
普通の車の場合、おおよそ300〜500gのガスの容量となっているはずです(ボンネット裏、ボンネット内、取扱説明書などに書いています)。
例えば400gの容量で「効かないなぁ』という場合でしたら、200gという容量を追加しても、400gを超える恐れは少ないと思われます。
しかし「もうちょっと」と2缶目を投入すると、缶合計で400gになるため、オーバーする危険が伴います。
「ちょっと涼しくなったあたりで我慢する」か、どうしてもダメならディーラーへGoが正解でしょう。
できればエアコンオイルも補充してやる
車のエアコンのガス内には、コンプレッサー潤滑のための「エアコンオイル」なるものも混入されています。
ある程度はオイルが少なくなっても大丈夫なはずですが、それでもオイル切れはコンプレッサーの負担を増やし、最悪焼付きの原因となります。
毎年補充している、という方でしたら、2年に1回くらいはオイルも同時に補充してやりましょう。
また、オイル入りのエアコン添加剤というのもあったりします。
こちらで代用するのもいいかもしれません。
当然火気厳禁
まぁ、当たり前ですが、ガスですからね。
火の元には十分注意して、作業して下さいね。
まとめ
「作業的にちょっと心配だなー」という方は、ディーラに持っていった方が無難です。
私の場合は「古い車であり、持っていくと『あ、ここもダメ。そこもダメ』と言われる可能性が高い」ということもあり(笑)、自分で作業してみることにしました。
「涼しーい!」とまではいきませんでしたが「涼しい……」程度にはなりました。
これで、なんとか今夏を乗り切れそうです。
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