懐かしガジェット[前編]SHARP電子ノート「WG-N20」
こんにちは、しろもじです。
先日、古い荷物の整理をしていたら、いくつか懐かしいガジェットと再会することができました。
その中でも思い入れの深い2つのガジェットを、前後編に分けてご紹介したいと思います。
前編はSHARPの電子ノート「WG-N20」です!
電子ノート「WG-N20」とは
電子ノート「WG-N20」とは、SHARPがまだ元気だったころ(今でも元気ですが)に発売された「手書き専用ガジェット」です。
SHARPのニュースリリースでは「2013年7月25日」とありますから、今から約5年前に発売されています。
当時はすでにスマートフォンが発売されており、iPhoneでは5が出てそろそろ5sが出てくるかな、という頃でした。
そんな折に「モノクロ6インチ液晶、手書き」という野心的とも言えるコンセプトで登場した「WG-N20」。
当然のことながら、当時でも「大流行」となるわけもなく「一部のファンがいた」程度のものでした。
「WG−N20」の前身「N10」が出たのが、その1年ほど前じゃなかったかな?
N10に比べてN20は、メモリの量が増えたり、機能の向上があったりと、正統進化を遂げたモデルでした。
ここが凄いぞ「WG−N20」!
先程も言ったように、本製品は「モノクロ6インチ液晶」を搭載しています。
液晶と言っても「メモリ液晶」というものを採用しているため、電源を切っても前回の表示が復帰できるのが特徴です。
電源を入れると、こんな感じで「ノート」の一覧が表示されます。
手書きのデータはノート単位で管理され、ノートには複数のページを持つことができます。
まさに「紙のノートを電子化した」というものですね。
自分で書いてたノートは、仕事絡みのものが多かったので、お見せできないのですが、サンプルとして入っていたファイルを表示させるとこんな感じ。
ノートには「無地」や「罫線付き」に加えて「方眼紙」などもあり、そこにスタイラスペンを使って書いていくことができます。
線だけでなく、マーカーなどもあるので、上の写真のように絵を描くことだって可能。
「WG-N20」なぜ買った?
当時は、確かXperiaを使っていた、と思うのですが、携帯端末でメモを取ったりするというのは、まだまだ難しかったんですよね。
それはiPhoneになった今でも似たようなものなのですが、要は「フリック入力に慣れなかった」ということです。
ちょっとメモを取ったりする際に、どうしても入力スピードが遅く(個人の技量のせい)、時間がかかるため結局「紙のメモ」の方が速いということになるんですよね。
でも、できればデジタルガジェットを使いたい。
そんな時に発売されたのが、この電子ノートであり、N10こそ迷っていたものの、N20に進化した時に即買いした覚えがあります。
「WG-N20」の弱点は?
これはもう完全に「複数のガジェットを持ち歩くのが面倒だったから」です(笑)。
またこれを買う前に仕事で使っていたのが「紙の手帳」だったのですが、それに比べると「一覧性に欠ける」「ページめくりが面倒」などと、紙の手帳のデジタル版になり切れてなかったことも、問題でした。
買う前は「もう、分厚い手帳を持ち歩かなくて良い!」とワクワクしていたものなんですけどね。
まとめ
その後も「WG-S30」と進化を続けたSHARPの電子ノートでしたが、驚くことに去年には最新鋭機「WG-S50」が発売されています。
ただ、残念なことに、この手のガジェットはすでに「スマホ」か「タブレット」に置き換えられてしまっています。
手書きという機能だけ切り取っても、遂にiPadでApple Pencilが使えるようになりましたし、わざわざ専用のデバイスを持つというメリットは見いだせなくなりました。
コンセプトとしては素晴らしいものなので、まだまだ必要としている人はいるとは思いますが、メインストリームにはなれない、ということですね。
ポメラもやや似たような運命をたどっている気がしますが、専用ガジェットというのはニッチ層にしか刺さらないものなので、ある程度は仕方がないのかな? と思います。
ただ、逆に言えばこういう製品が出ている時というのは、消費者にしてみれば楽しいわけですし、製品を作る技術者さんにとっても同じことが言えるのだと思います。
今後もこういう製品が出てきて欲しいなぁと思いますね。
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