2019年11月に〆切がある小説コンテスト・公募の一覧

小説LABO小説コンテスト

2019年11月に締め切りとなる投稿小説のコンテスト・公募の一覧になります(9月中に記事化しようと思っていたのですが、なかなか重い腰が上がらず一日になってしまいました。すみません)。

一応お約束。

全ての小説コンテスト・公募を網羅しているわけではありません
情報は気をつけて編集しておりますが、万が一誤りのあったときでも当サイトは責任を持てませんので、各自で必ず詳細をご確認下さい

では、参りましょう。

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【11月11日】第19回 湯河原文学賞

概要

応募先     :湯河原町役場地域政策課企画係
応募受付期間  :2019年11月11日必着
選考期間    :
最終選考結果発表:2020年3月を予定
選考方法    :
応募資格    :特になし
作品文字数   :400字詰原稿用紙40-80枚
募集ジャンル  :テーマ・時代問わず。トラベルミステリー、サスペンス、ホラー、恋愛など。湯河原を題材とした作品大歓迎

賞など

最優秀賞 :50万円+祥伝社『小説NON』に掲載など

メモ

「湯河原町ってどこかで聞いたことはあるんだけど、どこだっけ?」と調べてみたら、伊豆半島の付け根、熱海のちょい北に位置する観光地なんですね。温泉地でもあるようで、なかなか良さそうな土地です。行ってみたいな。ゆたぽんもかわいい。

そんな湯河原市が主催している小説賞なのですが、今回で第19回となかなか歴史ある賞となっています。
ジャンルも特に問われていませんが、やはり湯河原に関連したものが良さそうです。
トラベルミステリー……「湯河原湯けむり殺人事件 美人女将は見た! イタリア人教師と女学生の禁じられた恋の行方は湯けむりの中へと消えた」みたいなのでしょうか? 長いな。

ちなみに同町はイタリアディボリ市と友好親善都市を結んでいるみたいですよ。

【11月15日】第3回 仙台短編文学賞

概要

応募先     :仙台短編文学賞実行委員会事務局
応募受付期間  :2019年11月15日当日消印有効
選考期間    :
最終選考結果発表:2020年3月を予定
選考方法    :
応募資格    :特になし
作品文字数   :400字詰原稿用紙25-35枚
募集ジャンル  :ジャンル不問。仙台、宮城、東北となんらかの関連がある作品

賞など

大賞     :『河北新報』『Kappo 仙台闊歩』『小説すばる』に掲載。30万円
仙台市長賞  :『震災学』掲載。5万円
河北新報社賞 :『河北新報』掲載。5万円
プレスアート賞:『Kappo 仙台闊歩』掲載。5万円
東北学院大学賞:『震災学』掲載。5万円

メモ

こちらも地方の小説賞ですが、プレスアートさんという仙台にあるメディア企業が中心となっている公募のようです。
『Kappo 仙台闊歩』は同社の手掛ける地元情報誌、『河北新報』は河北新報社さんという新聞社さん、『震災学』は東北学院大学さんが出版している学術誌、ということで、この三社さんと仙台市がタッグを組んでいるようですね。

第3回とまだ若い賞ですが、大賞を含めた賞が5つもあること、それら全てが掲載媒体があることを考えると、なかなか魅力的な公募ではないかなと思われます。
地方賞ということもあって「仙台、宮城、東北となんらかの関連があること」という但し書きがあるのも地方の公募ならではです。
これらは例えば私のように、地域に馴染みのない人間にとっては足かせとなりますが、逆に考えるとしれだけライバルが少ないともいえるわけで、そう考えると地方にゆかりのある方、見識が深い方にとっては優位に働くのかもしれませんね。

【11月22日】第12回 角川春樹小説賞

概要

応募先     :角川春樹事務所
応募受付期間  :2019年11月22日当日消印有効
選考期間    :
最終選考結果発表:2020年6月を予定
選考方法    :
応募資格    :特になし
作品文字数   :400字詰原稿用紙300-550枚
募集ジャンル  :エンターテイメント全般(ミステリー、時代小説、ホラー、ファンタジー、SF、他)

賞など

賞金100万円

メモ

角川春樹さんの名前を冠する小説賞ということで、特に説明は要らないんじゃないかな、と思ったりします。
一応書いておきますと、角川春樹事務所は、KADOKAWAとは資本的な繋がりはないんですよね。確か角川書店だったころに、独立したのが角川春樹事務所だったと記憶しています。
『男たちの大和』など数々の映画の製作も手掛けていたのですが、最近はあまり聞かないですね。
とは言え、天下の角川春樹ですから、大きな賞であることに変わりはありません。

この記事を編集していて驚いたのは、募集内容の中に「ファンタジー」というのがあることでした。まぁ、角川系は面白ければ何でも貪欲に出版していく、というイメージがあるので、そう考えるとそれほど変でもないのでしょうか。
400字詰原稿用紙550枚までというボリュームも、たくさん書きたい方にとってはありがたいかも。

【11月30日】第12回 GA文庫大賞(後期)

概要

応募先     :GA文庫
応募受付期間  :2019年11月30日
選考期間    :2020年3月31日予定(後期入選作品発表)
最終選考結果発表:2020年4月30日予定(通期)
選考方法    :
応募資格    :特になし
作品文字数   :42文字×34行で80-130枚
募集ジャンル  :エンターテイメント(ファンタジー、学園、ラブコメなど)

賞など

大賞 :300万円、コミカライズ
金賞 :100万円、コミカライズ
銀賞 :30万円

メモ

GA文庫大賞は、前期と後期の2回に分けて開催されています。
前期は2019年5月31日に締め切りがあり、こちらは後期の募集になりますね。前期、後期でそれぞれ一次選考、二次選考、三次・最終選考があり、それぞれに入選作品が選ばれます。その上で通期としての大賞などが選ばれるという仕組みですね。
GA文庫ということもあり、想定読者は若年層っぽい感じ。主にファンタジー系が多そうなイメージですが、学園もの、ラブコメものなども応募対象に含まれていますので、その辺りを狙うのも面白そうです。
評価シートをもらえるのも嬉しいところです。

過去作品では第10回になりますが

優秀賞『最果ての魔法使い
優秀賞『スクランブル・イレギュラー 悪魔使いと6つの異常
奨励賞『カワイイ天狼の育てかた。
奨励賞『魔王バトルロイヤル 魔力ゼロでも最強魔王になれますか?
奨励賞『剣と魔法と幻想典

などが受賞されています(リンク先はAmazon)。
ちなみに12回の前期の結果はこちら
応募を予定されている方は、一通り目を通してみるのもいいかもですね。

【11月30日】第61回 熊日文学賞

概要

応募先     :熊本日日新聞社
応募受付期間  :2019年11月30日消印有効
選考期間    :
最終選考結果発表:2020年2月予定
選考方法    :
応募資格    :熊本県内在住者
作品文字数   :400字詰原稿用紙50-100枚
募集ジャンル  :問わず

賞など

正賞 表彰状 副賞 30万円

メモ

くまモン効果で全国的に人気の高い熊本県の新聞社、熊本日日新聞社さんが主催の公募になります。
新聞社さんが主催している公募って、多分たくさんあるはずなのですが、なかなか探しきれないんですよねぇ(全国の新聞社さま、情報をお寄せ下さい!)。
ってか、何気に第61回って凄い! そこらの公募よりも歴史あるじゃないですか。

ジャンルは問わず、ということで珍しい感じがします。まぁとは言え、いきなり転生しちゃったりチート無双しちゃったら、流石にマズイ気がしますけど……。
『トラックにはねられたら、くまモンに転生したので〜』というのならあるいは……いや、ないない。

【11月30日】ナツイチ小説大賞

概要

応募先     :エブリスタ
応募受付期間  :2019年11月30日
選考期間    :2020年1月予定(中間発表)
最終選考結果発表:2020年2月予定
選考方法    :
応募資格    :
作品文字数   :10万-15万字(完結必須)
募集ジャンル  :青春小説もしくはミステリー
         現代日本が舞台であること
         10代〜20代の主人公

賞など

賞金10万円、書籍化検討

メモ

エブリスタさんで募集されていますが、集英社さんの集英社文庫とのコラボ企画になります。
募集ジャンルにあるように、異世界だったりファンタジーものではない、現代ものということで、一般文芸に入るのでしょうか。
この手の公募はあまりないので、同ジャンルを書きたい方にしてみればありがたいですよね。

「ナツイチ」とは集英社文庫が夏に企画する文庫フェアの名称で、それに合わせた新作を、というのが本コンテストなのかもしれません。
注意点としては「完結必須」となっていますので、必ず文字数以内で完結させることです。エブリスタ上で完結設定をしていなくても、事実上完結していればOKらしいのですが、そこはやはりちゃんとしておいた方が良さそうですね。

【11月30日】最恐小説大賞

概要

応募先     :エブリスタ
応募受付期間  :2019年11月30日
選考期間    :2020年1月予定(中間発表)
最終選考結果発表:2020年2月予定
選考方法    :
応募資格    :
作品文字数   :10万-15万字(完結必須)
募集ジャンル  :ホラー(メモ参照)

賞など

受賞1作品につき10万円、書籍化検討

メモ

いやぁぁぁぁ!
ってことで、怖いのだめなのです。
幽霊自体は怖くないんですけど……。

まぁいいや。
竹書房さんとのコラボで行われるエブリスタさんのコンテストになります。
募集ジャンルとしては「恐い小説」ということで、イヤミス、サスペンス、ホラーなどなどジャンルは問わず恐い小説とのことです。
賞は2つあって

「連作短編賞」恐い話の連作短編であること、最初から最後まで最低一人のキャラクターが一貫して登場すること
「最恐長編賞」連作短編でない長編であること。恐怖の核となるもの(モンスター、人物、幽霊、呪い、因習など)が書かれており、それが恐ろしいものであること

となっています。
書いてて恐いので、この辺にしておきます。

【11月30日】第1回 歴史探訪×ノベルアップ+ 歴史・時代小説大賞

概要

応募先     :ノベルアップ+
応募受付期間  :2019年11月30日
選考期間    :2019年12月1日〜
最終選考結果発表:2020年4月予定
選考方法    :
応募資格    :問わず
作品文字数   :(長編)10万字- (短編)5,000-3万字
募集ジャンル  :歴史/時代の作品

賞など

【長編部門】
大賞  :50万円、出版確約
ノベラ賞:10万円、出版確約
受賞  :5万円、出版検討
【短編部門】
大賞  :10万円
受賞  :2万円

メモ

今年オープンしたばかりの出来たてホヤホヤの小説投稿サイト「ノベルアップ+」。
HOBBY JAPANが主催ということで8月に締め切りのあった「第1回 ノベルアップ+小説コンテスト」に続いての第2弾となるコンテスト……なのですが、凄いのを持ってきましたね。
ノベルアップ+小説コンテストでナウでヤングな心をギュッと掴んで、逆の手で今度はおじさま・おばさまの心もギュギュッと掴む。なかなかの策士です(若い方でも時代小説好きな方はいらっしゃるかもしれませんが)。

それはそうと「歴史探訪」って、何度か読んだことはあったのですが、ホビージャパンさんの発刊だとは知りませんでした。
歴史・時代ものって、なかなか日の目を見ないことも多いので、こういうコンテストで盛り上がるといいですよね。

【11月30日】第42回 小説推理 新人賞

概要

応募先     :双葉社
応募受付期間  :2019年11月30日当日消印有効
選考期間    :2020年7月号(中間発表)
最終選考結果発表:2020年8月号(入選発表)
選考方法    :
応募資格    :新人に限る
作品文字数   :400字詰原稿用紙80枚以内
募集ジャンル  :広義の推理小説

賞など

正賞 記念品 副賞 100万円

メモ

双葉社さんの発行している雑誌「小説推理」の公募です。
選考委員には大倉崇裕さん、長岡弘樹さん、湊かなえさんという錚々たるメンバー。
そう言えば長岡弘樹さんの『教場』が面白い、と聞いていたのを思い出しました。また今度買ってみます。
現代推理小説の登竜門ともいえるのではないでしょうか?
でも推理小説って、書くと難しいですよね。何度か挑戦しようとしたのですが、なかなか思うようにいかず断念した覚えがあります。
また書いてみようかな。

【11月30日】第1回 スターダストノベル大賞

概要

応募先     :小説家になろう
応募受付期間  :2019年11月30日
選考期間    :
最終選考結果発表:2020年1月頃予定
選考方法    :
応募資格    :不問
作品文字数   :10万字-
募集ジャンル  :

賞など

大賞    :10万円、複数巻の電子書籍化確約
優秀賞   :5万円、電子書籍化確約
審査員特別賞:3万円、電子書籍化確約
審査員奨励賞:1万円、電子書籍化確約

メモ

「スターダストノベルス」って聞いたことなかったのですが、調べてみたら宇都宮ケーブルテレビという会社が立ち上げている電子書籍レーベルらしいんですよね。
「何でケーブルテレビ屋さんが電子書籍を?」と思ったのですが、自社のコンテンツ強化の一環のようですね。そういうの大切。

でもう少し見ていくと、スターダストノベルスって投稿サイトもあるらしくって、それが「星の砂」。
当サイトの「小説投稿サイト・サービス一覧」のページに記載しておりました! 勉強不足でした、すみません!
色んな所で繋がっているものですね……(と誤魔化しておきましょう)。

ただ電子書籍であれば個人でも出版できるわけで、その辺りはちょっと微妙なところ。
ただ紙書籍に比べて、出版社のリスクは限りなく低くなるので、出版への敷居は下がるのも確かなところです。個人出版に比べれば露出は増えますしね。

まとめ

「10月に比べて11月は少ないから楽そうだなぁ」と思っていたのですが、やってみるとやっぱり大変でした。はっきりいって、小説を書くより大変。もうちょっと効率的にできる方法を探さないといけないのかもしれません。

コンテスト情報も人力で集めてきているので、その辺りもAI的なやつでぱぱーっとできないかなぁと思ったり(ざっくりしすぎですが)。

でもまぁ、少しでも書く人のお力になれれば、と思います。あまり複雑なことはできませんが、こういうのを調べて欲しいとか、こういう情報を載せて欲しいというご要望があれば、本記事のコメント欄かお問い合わせからお気軽にどうぞ。