iPad mini6の手書きから外付けキーボードへ。そして結論は……
先日……でもないか、随分前の記事で「iPad mini6買ったぜぇ! これで小説もブログも捗るに違いないっ!!」と書きました。
7月の記事だから、あれからもう4ヶ月も経つのか……えっまじで!?
で、4ヶ月色々試行錯誤を重ねてきて遂に開眼した「スキマ時間のテキスト入力最適デバイス」の結論を今日は述べてみたいと思います。
試行錯誤の末行き着いた、スキマ時間のテキスト入力ベストデバイス
結論から言うと「Chromebook が最強だった」ということになります。
私の持ってるChromebookのレビューはこちら。
もう少し補足しておくと「Notebookが最強だった」という感じ。
敬虔なるTEXTFIELD信者の方々であれば周知であるとは思いますが一応補足しておきますと、この記事でいうところの「テキスト入力環境」とは以下の通りです。
・仕事のお昼休憩時間に小説、ブログのテキストを入力する
・休みの日に出かけた先で、少しの時間テキスト入力する
例えば家で小説を書いたり、ブログ更新したりというような環境ではなく、あくまでも「ちょっとしたスキマ時間に1,000〜3,000字程度のテキストを入力する」という使い方になります。
家でやるのならMac miniがあるのでこちらが最適解なのは間違いない。
で、今回「Chromebook が最強」という結論なのですが、これはあくまでも手持ちの中ではというわけで、恐らく最適解はMacBook系になるのだろうとも思います(後述)。
ではここまでの経緯を辿っていきましょう。
手軽さを求めてiPad mini6を買ったものの
最初に試したのはスマホ。iPhoneでした。
これはおじさん的に無理。
フリック入力はある程度なら入力可能ですが、脳内のテキストを移していくという作業ではスピード的に追いつきません。
これは私のスキルの問題なので数年前に話題になった「卒論をスマホで書いちゃう」という世代の方には笑われそうですが仕方がないところでもあります。
次に試したのがiPad mini6。
これは買う前から「恐らくベストバイになるに違いない」と確信していたデバイスでありました。
ところが「テキストを入力する」というデバイスとして考えると、やや中途半端であるということに。
それはリンク先の記事でも少し触れたのですが「テキストを入力する手段としてのスクリブル」が思っていた以上に使い勝手が悪かったからです。
スクリブル自体はiPad Proで使ったことはあったので「いけるやろ」と思っていたのですけど、それはあくまでもメモ程度の用途でした。
数百字から千文字超えの文章を作成しようとすると、結構キツイ。
具体的には
- iOS純正のメモ、Goodnotes共に手書きエリアと活字入力エリア(スクリブルエリア)が別れており、また手書きエリアにも活字エリアを挿入できるという仕様のため、スクリブル入力しようと思ったら手書きになったり逆もあったりと操作性が煩雑
- 漢字が思い出せず入力に手間取る(再変換という機能があるがちょっと手間)
- 手書きは意外と入力スピードが遅い(私の場合、キーボード入力>フリック入力>手書き入力というスピード)
という感じ。
ただiPadでの手書き入力には欠点ばかりではなく利点もあって「手書きでアイディアをひねり出す」という作業には向いています。
アイディアを出す際、キーボードがメインの入力方法になっている場合、脳内に湧いてくるイメージをテキスト化していく方法になるとは思いますが、手書きでテキストやテキスト以外(つまりイラストであったりイメージ的なものであったり)をとりとめなく書いていく方法というのも、案外いいものだと気づきました。
ある意味「紙とペンの時代」に原点回帰したと言えそうですが。
なのでiPadでの結論としては「フリーハンドでの手書き入力でのアイディア出し端末」としての使い方が最も適してそう。
iPad mini用のキーボードは……あかん
そうは言ってもせっかく買ったiPad miniを活用したいところ。
そこで買ったのがiPad miniにも使えるBluetoothキーボード。
最初に買ったのがこれ。
エレコム好きなので買ってみたのですが、折り畳み機構付近のキー配列が壊滅的。
昔買った中華の折り畳みキーボードの方がよかった。
次に買ったのはこちら。
これもAnker好きなので買ってみたのですが、こちらは使い勝手としては普通。
ややキータイプ音がうるさいものの、値段を考えるとまぁこんなものでしょう。
ちなみにMagickeyboardとエレコムの折り畳みとの比較はこんな感じ。
しばらくこの構成でやっていたのですが、キーボード外で問題が出てきました。
これはiPad miniが悪いわけじゃないのですが、iPad miniって解像度がとても高い代わりに文字がすごく小さく表示されるんですよね。
これは設定で変えることができますが、元々画面が小さいのでテキストを大きくすると表示できる文字数が減ってしまいます。
小説を書くだけなら(テキストエディタだけなら)しょうがないかな、と思っていましたが、ブログを更新する際ネットに繋いでブラウザ上で作業するとかなりキツイ。
というか老眼レイヤが適応されている私の目ではほぼ不可能です。
また、最近は駐車場の車の中で休憩を取ることもたまにあるのですが(会社の休憩所が混んでるとき)車の中では別体のキーボードはまず使えません(膝上運用になるので)。
結局NotePCに回帰
現在の構成はHPのChromebook を使用してスマホとテザリングでネット接続。
Chromeブラウザからブログ記事の執筆。
Googleドキュメント(テキストエディタ)で小説を書く。
そんな感じになっています。
この構成の唯一の欠点は「ChromebookのみがAppleデバイスではないところ」です。
これはApple信者的な発言ではなく、例えばiPhoneに保存されてる画像などをブログで使いたい場合、同じAppleデバイスであればiCloud経由で同期されているので便利だよね、という話です。
これが前述した「Macbookが最適解」という理由になります。
ただ以前書いたChromebookのファーストレビュー記事では触れてなかったことがあり、それは「安価な製品故にモバイルデバイスとしては最適」というもの。
「安いから乱暴に扱える」というつもりはありませんが、とは言え最安値のMacBook Airでも16万オーバーというプライスタグを見ちゃうと、カバンに放り込むときにも気を使いそうです(使わないくらいのメンタルか財力を手に入れたいところですが)。
それに使ってみて思ったのですけどChromebookって意外といいんですよ。
まずバッテリー持ちがとてもよい。
そしてそれほど高いスペックではない構成でもサクサク動いてくれる。
もちろん動画編集とかゲームとかは無理ですけど、ブログ更新や小説執筆という用途であれば、恐らくベストデバイスなんじゃないかなと思うんですよね。
蛇足:思いっきりアナログなデバイス(?)も試したが……
iPad miniで四苦八苦した挙げ句、実は超原点回帰で「紙とペン」を試したりもしました。
具体的にはノートとシャーペンという組み合わせ。
これは昭和世代には懐かしい感覚を思い出させてくれたものの「同期」という機能の点でiPadの手書きの方が便利だという結論になりました。
小さいメモ帳みたいなのだったら常に持ってられそうと思ったのですが、結構忘れちゃうんですよね。
で、スマホはほぼ忘れませんし。
まとめ
テキストエディタという機能だけ考えるとキングジムのポメラも魅力的なデバイスですよね。
ただ上に書いたような私の環境だと車の後部座席に座って膝上でタイプするということもあり、ノートPCくらいのフットプリントがあった方が使い勝手がいいんですよね。
以前iPad Pro11インチ+SmartKeyboard Folioという組み合わせで使っていた時期がありますが、膝上運用ができないという欠点がありました。
ちゃんとしたデスクじゃないとあの手のデバイスは難しいですね。
またネットに接続してブログ記事を直接打ち込めるのも魅力的です(本記事も休憩中に車の中から執筆しています)。
Chromebookにはそこそこ高性能なものもありますし、確か近いうちにもっと性能の高い規格も出るとか聞きましたが、私のような用途であれば比較的安価なChromebookでも十分であると言えそうです。
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