面白さってなんだろう……?|『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』第27話投稿のお知らせ

小説投稿記小説家になろう

こんばんは、しろもじです。

『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい」の第27話「ダンジョンオープン前日」を投稿しました。

文字数も小説家になろうの情報で10万字を突破しました。ストックは第31話+αまで。ちょっと減ってきています……。一応32話で第一章完、ということになるので、今晩辺りには一応書き上げてしまいたいところです。

と言っても、今回の第一章は「ストーリーが盛り上がって終わる」という形じゃないんですよ。これは意図したわけじゃなく、一章の構成が悪かった……というより、そういう形の小説にしたから、というのが正直なところです。

何度か書きましたが、ベースとなったカクヨム版『きみとぼくのダンジョン再建記』のようなストーリー優先の展開ではなく、ダラダラぼちぼちやっていくような小説を目指した結果なんですよね。まぁ言い訳なんですけど。

一応第二章も書く予定にしましたので、それに向けての「引き」は作ろうかな、とは思っています。とは言え、前作をお読みになっていただけた方にとっては謎でもなんでもない話になってしまうんですけど。

そういうわけでプロットもなく、ダラダラと思いついた展開で書いてきた本作ですが、何度か読み返している内に段々「面白いのか?」というのが分からなくなってきました。

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面白さってなんだろう?

自作でも他作でもそうなんですが、最初は「面白いっ!」と思っていても何度も見直しているうちに面白さが分からなくなってくることというのはあると思います。「何度見直しても面白い名作」というのは確かにありますが、でも連続して見直していくと流石に面白くなくなりますよね。

だから自分の小説も何度も何度も読み返している内に「あれ、これ面白い?」となってしまうのはしょうがないことだと思うんですよ。

こういう話は何度か書いた記憶があるのですけど、最近「自分が面白さの定義を理解できていないから、面白さが分からなくなるのでは?」と思うんですよね。

例えば面白さの要素のひとつである「笑い」などについて考えてみると、どんな人でも一度や二度は人を笑い転がせたことってあると思うんですよね(嘲笑とかじゃなく、純粋な笑いのことです)。でも本人は「なにが面白かったのか分からない」から、再現性はないわけです。

一方で、よく人を笑わせる人もいたりします。そういう人は「頭の中でぼんやりとこういうのが面白いんだと思っている」から、ある程度の頻度で人を笑わせることができるんでしょう。

更に「笑いとはどういうパターンがあるのか?」まで詳しく研究している人は、考えて笑いを取ることができます。そういう人は、自分の会話とか仕草を客観的に見て「これは面白い」と判断できるようになるのではないでしょうか。

そう考えると、自分はまだ「なにが面白かったのかよく分かってない段階」なんだろうな、と思ってしまいます。

創作を「計算でやるのか、感性でやるのか」は難しいところではあります。

個人的には「どちらも創作だろう」と思っています。どういうアプローチであれ、なにかを作って誰かに訴えかけるという行為は、それ自体が創作であると思えるからです。

それに計算で作っていたとしても、突発的に出てきたアイディアというのもあるでしょうしね。そういうのを判断する能力というのが、上に書いたことなんじゃないかな、と思ったり。

だから最近は「創作物を一定のパターンで解析してみたいな」という欲求が出てきています。この創作物とは小説に限らず、アニメ、漫画、ドラマ、映画などなど色々なものを含めての話ですね。以前にもちょっとやってみたことはあるんですけど、そのときは挫折してしまいました。飽きっぽいんですよね、基本的に。

今回はちょっと本腰入れてやろうかな、と思っています。

ただいずれにしても、完全な答えはないのかもしれません。受けてによって「面白さ」は変化しますし、時代によってもそうでしょう。ただ「分かんないからしょうがない」と言うのももったいない気もしているので、ある程度試行錯誤くらいはしてみるつもりです。

また記事にて色々ご紹介できたらな、と思っています。