小説投稿サイトの良いサイクルとは?|『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』第27話投稿のお知らせ
こんばんは、しろもじです。
『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』の第27話「エッチなのはダメ!』を、小説家になろうに投稿しました。
サブタイトル、ちょっとあざといですかね? 予め申し上げておきますと、18禁に指定されるような内容ではありません。やっぱり、あざといですね。
ストックは第1章完結の32話まで……と書きたいところだったのですが、あまりにイマイチっぽいので後半全部を書き直すことにしました。大きく変えるわけではないのですが、ちょっと色々盛り込みすぎて雑多な感じになってしまったので、少しすっきりさせようと思ったわけです。
前回の投稿記では「盛り上げて1章終わりにはしない」と書きましたし、実際そうなるのですが、ちょっとどうかなぁと思ったり。書く側のモチベーションとしては、モリモリに盛り上げて終えてしまうと、その後が大変そうなのでこのくらいがいいと思うんですけど、それは読者さんには関係のない話であって。
基本的には第1章終わりから第2章の始まりは、同じペースを守りつつやっていこうと思っています。でもいつまでも毎日投稿はキツイんですよね。もう少し文字数を減らして毎日投稿を続けるか(現在は約3,700字/話)投稿ペースを「隔日」程度に落とすか、少し検討しないといけなさそう。身体が持たないし。
小説投稿サイトの問題点は
先日、カクヨムにあるお知らせが掲載されていたんですよね。
これ、読んだときは「はぁん?」って感じで、一体なんのことか分からなかったんですよ。お知らせに記載されているように「自分の小説をどのジャンルで投稿したらいいのか?」という質問に対する答えなのかな、程度で。
でも考えてみたら「わざわざそんなことをお知らせに掲載するのか?」と思い、色々調べてみたら、どうやらカクヨムコンに投稿されている作品に「ジャンル違い」があったようなんですよ。
つまりあからさまに違うジャンルに思えるものを、あるジャンルとして投稿しているということです。そういや、随分前に(カクヨムかどうかは忘れましたが)エッセイに異世界ものがあったのを見つけて「おいおい、間違えてるぞ」と思ったことがありました。
あれって、間違えていたわけじゃなくてわざと(という言い方がいいのか分かりませんが)していたんですね。どういうことかと言うと、ジャンルによって激戦区なものもあったりするので、
- 比較的競合の少ないジャンルで投稿して、そこで順位を稼ぐ
- 上位に掲載されると、露出が増えるのでレビューやフォローが増える
- その後元々のジャンルに戻る
という感じのことが行われていたとか。よく考えるものですよねぇ。
でもまぁジャンルは確かに難しい場合もあったりします。明確に異世界転生なものは分かりやすいのですが、キャラクター文芸とか恋愛とかラブコメとか、ちょっと迷いそうですもんね。そのためにカクヨムコンの応募ページでは「こんな作品を募集しています」という詳しい内容も掲載されていたりするんですけど「解釈」の違いもあったりしますから。
私的には「どの作品がジャンル不正をしてるのか」を糾弾するつもりはありません。今回カクヨムコンには応募してないのでその資格はありませんし、そもそもそれはカクヨムがやるべきことだからです(上のお知らせにも意図的に異なる部門へエントリーしていたと明らかに判断できる行為が確認された場合、審査の対象外となる可能性がありますのでご注意ください
という、但し書きがあります)。
ただ、色々考えてて思ったのは「結局読者が増えれば、解決する問題じゃないか」とも思ったんですよ。
カクヨムに掲載されている方なら一度は「投稿したけど読まれねぇ……」と思ったことがあるはず(ありますよね? 私だけじゃにないですよね!?)。
小説家になろうでは、投稿するだけでそれなりにPVが入ります。何話か投稿すれば(私の場合少ないですが)ブックマークや評価、感想も付きます。つまり反応があります。
その違いはやはり「読者の多さ」だと思うんですよ。ここで言う読者とは「読むだけの人」のことで、いわゆる「読み専」って方のことです。カクヨムだとこの読み専が少なく、どうしても別の作者さんとの交流が必要なんですよね。
それが悪いと言っているわけじゃないんです。
でも、昔書いたことがあるのですが、例えば私が「レビューや応援がたくさん欲しい」と思って、他の作者さんの小説を「読みまくって、応援しまくって、レビューしまくれば」その何分の一かが返ってきます。
ここが難しいところなんですが「悪意を持って他の作品にレビューしまくる行為」はカクヨムでも確か禁止されていたはずなのですが「いや、私は純粋に他の方の作品を楽しんでレビューを入れたんです」という方との区別ができないんですよ。
もしかしたらWeb小説時代には、そういう「交流」というのが必須になってくるのかもしれません。でも、例えば、あくまでも例えばですけど、私が「ちゃんと読んで」他の方の小説を1,000作レビューしたとしましょう。
そのうち、1割でもお返しがあれば平均星2としても200のレビュー星を獲得できてしまいます。カクヨムコンが何の指数をもってランキングしているのかは分かりませんが(経験則から言うと、多分レビュー星とフォローの数)そういう方法で得た順位によって読者選考を突破し、あわよくば書籍化されたとしても、その本が売れるのでしょうか?
私は絶対売れないと思うんです(あくまでも自分の小説がその方法で書籍化されたとして、の話です)。
ですから、結局は「読者が増えれば万事解決」だと思うんですよね。読者が増え、読者からのフォローや星が増えれば、作者がどんなに頑張ったところで分母が大きすぎて意味がなくなります。
圧倒的な読者がいれば「作者同士の交流」は、誤差の範囲内に収まってしまいます(それでも何かしらの対策はするべきと思いますが)。
読者が増えれば、投稿した作品に対する反応も増えます。作者のモチベーションが上がりますので、よりたくさんの作者や作品がサイトに集まり活性化します。
多彩な良作が増えれば読者はもっと増えます。
よく仕事でも商売でも「良いサイクル」というのがありますが、私はこれが「小説投稿サイトの良いサイクル」だと思うんですよ。
ただ、こういうサイクルは「どこが出発点なの?」というところで迷ってしまうことがあります。
個人的な経験から言えば「どこが出発点かは関係なく、全てが螺旋状に増えていく構造になっているかが重要」だと思っています。小説投稿サイトで言えば
- 作者が増える
- 作品が増える
- 読者が増える
- 反応が増える
というサイクルの、どれかだけ増えればOKじゃなくって、それぞれが影響し合いながら増えていくという形が理想なんだろ思うんですね。
ただやるとしたら「読者の増加」でしょう。読者の数が増えれば反応も増えて、おのずと作者と作品は増えていきます。逆に作者だけ増えても、読者は増えにくいですしよって反応も増えません。
少し長くなってしまったので、今日はこの辺で。
次回の投稿記で「どうすれば読者を増やすことができるのか?」について、考えてみたいと思います。
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