なぜブログ記事のタイトルには「◯◯してみたよ!」というものが多いのか? 考えてみたよ!

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Webで情報を検索したとき、よく「◯◯してみたよ!」という記事タイトルを見かけることがあります。

例えば新しいiPadなどの記事では「新しいiPadを買ってみたよ!」とか「新しいiPadを使ってみたよ!」とか。

極々個人的な意見なのですが、この「みたよ!」の特に「よ」が凄く気になったりします。

そこで今回は「どうして『◯◯してみたよ!』系タイトルが氾濫しているのか?」ということを考えてみたいと思います。色々な種類の記事があるので、今回はデジタルガジェット関連を例に見ていきましょう。

最初にお断りしておきますが、決してそのようなタイトルが悪いという批判記事ではありません。

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「プロ感」を薄れさせている

まず最初に考えれられるのが「プロ感」を薄れさせている、感じさせないようにしていることでしょう。

プロというのは「その分野でお金を稼いでいる」という意味合いです。

デジタルガジェット系では特に企業体メディアとして確立しているサイトなどですね。

そういうサイトでは比較的まじめなタイトルを付けがちですよね。

「新しいiPadが登場! 速攻レビュー!!」とか「新しいiPadを徹底解説」とか。

これらのタイトルは「知りたいことを簡潔に表している」のですが、一方で「プロの書いた文章」という印象が出てきます。

プロの書いた文章というと一見聞こえはいいのですが、どうしても「ヨイショ感」も出てきます。

これは良い悪いの話ではなく、大手メディアにしてみれば「発売直後の実機を貸し出したりしてくれるメーカーの悪口は言いにくい」というわけで、ごく自然なことであると言えます。

ただその分「そのデバイスの悪いところ」というのが見えにくくなってしまいます。

ユーザーが知りたいのは「それの良いところと悪いところ」です。

プロの書いた文章だと直感的にそれが分かりにくくなってたりするんですよね。

だから「◯◯してみたよ!」というタイトルを付けることによって非プロ感を演出し「ステマもよいしょもない、誠実な意見だ」という印象を持ってもらえる可能性はありますよね。

「気さくさ」「とっつきやすさ」の演出

一般的にGoogleなどでWeb検索を行うということは「何か知りたいことがあるから」という場合が多いでしょう。

デジタルガジェットにしても創作にしてもそうですが「分からないことがあるから、それを調べる」という用途で検索した場合、それを解説してくれるページは分かりやすければ分かりやすいほどいいですよね。

冒頭から専門用語がバンバン飛び交っていたり、聞いたこともない概念が常識のように語られたりしていると、思わずそっ閉じしてしまいます。

それを回避するために「このページはそんなに硬くありませんよ」ということをアピールする意図があるように思われます。

それはタイトルだけでなく文章でも表現できるんですけどね。

当サイトでも「◯◯ですよね」という書き方は時折入れています。

「◯◯である」とか「◯◯だ」という書き方ばかりだと、息が詰まってしまいますよね(そうじゃない方もいらっしゃると思いますが)。

「できるだけ分かりやすいページを作る」というのはブログ製作者にとって、とても大切なことであるのと同時に「とても難しい部分」でもあります。

自分で書いた文章というのは自分には合っているわけでとても読みやすいものですが、人によっては難しく感じることも多い場合があります。

それを緩和するために「記事タイトルや地の文をできるだけ柔らかく」「噛み砕いたもの」「文語体より口語体に」というように、色々な工夫をされることがあるでしょう。

本文であればイラストや図を挿入してリーダビリティを上げることも可能ですが、記事タイトルはなかなかそうはいきません(アイキャッチという手もありますが、Googleの検索結果に出てくるのは多くの場合テキストオンリーなので)。

ぱっと見で「あ、これはやさしそうだな」と分かってもらうために、できるだけ柔らかいタイトルを追求したいった結果が「◯◯してみたよ!」というタイトルなのではないでしょうか。

一方で内容の薄さも感じられる

前述の「プロらしさの削減」は、言い換えれば「内容が薄いという印象」ということにも繋がります。

プロであるということは、その分野にある程度精通しているというわけで、その分内容の濃い文章が期待できます。

例えば「前のiPadと比べたらどこが進化しているのか?」「他のメーカーのタブレットに比べての利点はどこか?」など、その製品以外の情報との比較なども掲載されている可能性が高く、情報密度としては高いことが多いでしょう。

一方で非プロの記事は、資金的、時間的、人員的、知識的にプロよりも劣っているため限界があります。

使い勝手などの内容であればそれほど差は出てこないとも思いますが、スペックなどの話になれば(CPUはどういう性能なのか? 内部の構造はどうなっているのか? など)やはり非プロでは超えられない壁があるのも確かです。

ある事柄に対して記事を書くとき「どこまで深く掘るのか?」という問題があります。

深く掘れば掘るほど記事の文章量は増えていき、中には1万字に迫るような記事も見受けれられます(前編・後編に分けているものも多い)。

「◯◯してみたよ!」系の記事は、比較的表面をサラッと触っているだけのものが多いように見受けられます。

時折見かける「あぁ、これはあまり知らないで書いているな」という記事は残念にも思えますが、しかし時として「素人の感想」の方が参考になるということもあります。

なので、その分野についてあまり詳しく知らないときは、それを素直に書くのが良いように思われます。

ブログ記事のタイトルは大切だが、中身も大事!

「ブログの書き方」を書いたウェブページなどを見ると「記事タイトルは大切だ」というものをよく見かけます。

これは否定できません。

昨今ではGoogleは記事タイトル以外も参照しているという情報を見たことがありますから、記事タイトルだけ盛っても意味がないわけですが、それでもそれを読むのは人間です。

ですからやはり記事タイトルは大切だと言えます。

「◯◯してみたよ!」系記事は「私はプロではありません」ということをアピールするために、最適な記事タイトルのテンプレと言えるのかもしれません。

ただ一方で中身も大切です。

先程書いたように、資金的、時間的、人員的、知識的な部分で非プロはプロに勝つことはできません。

もちろん、四六時中それのことばかり考えているような非プロもいるわけで、そういう方は別になりますが、多くの場合は非プロがプロっぽいことをしようとしても、それは二番煎じか劣化版にしかならないことが多いわけです。

ならば、非プロは「素人であること」を前面に出した記事作りに特化すべきだと、私は思います。

プロでは絶対に書けないこと。

批判的な記事、ということではありません。

素人だからこそ、素人にしか分からないことは多いと思います。

デバイスの使い方であれば、プロはしないような使い方を提案してみたり「その機能はメジャーじゃない」というようなものを取り上げたり。

趣味であれば「体験を書く」「失敗談を書く」などですね。

更新性の多さも重要な武器でしょう。

大手サイトはどうしても書くことが多くなりがちです。

例えばデジタルガジェットサイトでは、色々なガジェットを取り上げるため、ひとつのガジェットにさけるページは限られるわけです。

「製品発売直後に、その製品のスペックなどの深掘り」はできても「発売から1ヶ月経ったころの微小なアップデート内容」までは触れきれない可能性があります。

そういうことをこまめに取り上げられるのも、非プロ系サイトの特徴かもしれません。

まとめ

個人的には「◯◯してみたよ!」というタイトルはフランクすぎてやや使いにくいという印象を持っています(「◯◯してみた」までは、書いたことがあります)。

しかしながら、記事のターゲットを「素人」に固定するのならば、良いタイトルと言えるのではないでしょうか。

ただ前述したように、現在ではやや氾濫しすぎていて「タイトルを見た瞬間、内容がイメージできてしまう」という欠点もあるかもしれません。

つまり、ある程度深い内容まで知りたい人にとっては「大した情報が載っていないページ」と判断されてしまう可能性があるということです。

小説にも同じことが言えると思いますが「中身が大切なのは確かだが、そもそも中身を見てもらうにはタイトルが大切」なわけです。

そういうことから「記事にそういうイメージを着せたいときには有効だが、考えなしに使っていると有害にもなりえる」ということが言えるのかもしれません。

あまり深く考えすぎて記事(や小説)が書けなくなってしまうのは問題ですが、安易なタイトル付けも避けた方がいいのも確かなように思われます。

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