三度の飯より好きなものがあるのは幸せなの?
今年中に小説を1本完成させようと奮闘中なのだが。
終わりなきことない旅
今年の3月に例の病気を罹患してから、色々な人に「どう? 人生観変わった?」とか聞かれたりするのだが、まだ二十代、せめて三十代だったらそう感じたのかもしれない。
だけど四十を超えてくると(良くも悪くも)人間ほぼ完成形になってきてるわけで、その程度のアクシデントで変わるほどセンシティブでもなくなっている。
ただひとつだけ変わったことといえば「先が見えてきた感はあるのかも」ということ。
病院の先生に聞いたところによると、心筋梗塞になったからといってそれが原因で寿命が縮まることはないのだそう。
もちろん生活習慣の改善が前提ではあるが。
ただそうは言っても、逆に寿命が伸びるということもないのだろうというのが、私の結論である。
ここまで不摂生を積み重ねてきたので、病気のお陰で生活環境を変えたことにより、寿命が伸びるという可能性はあるのだけれど、そういう可能性の話をしだすときりがないので、ここでは「心筋梗塞が原因で寿命が伸びるわけがない」という単純化した話にしておこう。
もちろん病気以前でも「俺は絶対死なないぜ!」みたいな中二病を患っているかのような考えはなかったのではあるが、とはいえ、人生の終わりはもう少し先の方の話だと思っていたのも事実。
それが「いつ終わるか分からなくなってきたぞ」となったのが、今回生じた変化なのである。
正直な話、そういうことを病院のベッドの上で考えていたときはやや凹んだりもしていたわけであるが、この先ずっと落ち込んでばかりもいられまい。
じゃぁどう考えるのか?
と思って出た結論が「やりたいことはやれるうちにやっとこう」である。
至極当たり前の話。
三度の飯より好きなこと
やりたいことをリスト化してしてみると、結構たくさんありそうで、実はそんなこともなかった。
改めて自分が何が好きなのかと問いただすと、これが案外難しい。
よく「自分が本当に好きなことは幼少期に夢中になってやってたこと」みたいな話がある。
その論理で言えば、間違いなく私の好きなことは「小説を読み、また書くことである」と言えるのだろう。
ただ、それが「三度の飯より好きなことだったのか?」と問われると、自信を持って肯定できなかったりもする。
多分、同級生の中では最も読書家だったはずだし、創作自体も相当前からやっていた(小説に限らず)。
だが、寝ても冷めても小説だったわけでもなく、最もしっくりくる言葉は「中途半端」。
ただまぁ、周りの人を見ていても、本当に「これがあれば人生他に何も要らない」と言い切れるほど好きなことを持っている人のほうが珍しいのかもしれない。
そういう意味でも私は普通の人間だったというわけだ。
そしてどちらの方が幸せなのかは、ひとつの道しか選べないわけで、結局のところ分からない。
あれもこれもはできない
話を戻すと、寿命云々を別にしても「元気に活動できる期間」というのは、それほど長くないのは間違いない。
せいぜい2、30年といったところだろうか?
え、長いじゃんって?
いやいや、今既に何かを成し遂げているわけでもない、こんな中途半端な人間が改めて残りの人生で何かをやりつくそうと思ったわけで、そう考えると30年でも少ない方じゃないかと思う。
あるいは、ここがギリギリといったところか?
で、結局何をしたいかという話だが、先程否定はしてみたものの、やはり小説関連は切っても切れないだろうなとは思う。
読む方も頑張りたいところだが、とりあえずは書きたい話を書き切るのが先のような気がしてならない。
趣味的なことで言えば、別ブログやYoutubeでやっているバイク関連は結構熱中できる趣味に育ってきたかなとも感じている。
他にもやりたいことはいくつかはある。
ただあれもこれも手を出して(ギターのように)挫折を繰り返せるほど時間は残っていないので、ある程度選別は必要だろう。
あぁ、忙しい忙しい……とりあえずYoutubeでも見るか。
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