本日より配信! iOS12の変更点を全て書き出してみました
こんばんは、しろもじです。
iPhone自体が地味目のアップデートだったのに対して、本日より配信されているiOS12はなかなか大きな変更が施されています。
特にSiri関連のアップデートは刷新と言っていいほどで、他にもiBooksなども変わったりしていますが、まずは変更点を全て見ていきましょう。
※本記事のアップデート内容は、iPhoneのiOS12アップデートの際に表示されるものを書き出したものになります。全て手打ちにて行っていますので、誤字・脱字などがあるかもしれません。ご了承下さい。
パフォーマンス
- ユーザの操作により素早く機敏に反応するように、iOSを全体的に改良
- iPhone 5及びiPad Airに至るすべての対応デバイスでパフォーマンスを改善
- カメラの起動は70%高速化、キーボード表示は50%高速化、またタイプ入力の反応も改善(※)
- デバイスに高負荷がかかっている場合のAppの起動が最大で2倍高速化(※)
※標準のピークパフォーマンスに対応するiPhone 6 Plus、リリース前のiOS11.4 、リリース前のiOS12を使用し、2018年5月にAppleが実施したTest結果によります。キーボードのテストではSafariを使用し、カメラはロック画面からスワイプしてテストしました。パフォーマンスは特定の構成、コンテンツ、バッテリーの状態、使用状況、ソフトウェアのバージョン、その他の要素によって異なります。(以下※同様)
さっと触ってみた感じでは、ホーム画面の動作は気持ち軽くなっているかなぁ……まぁ、前からそんなにカクついたりしていなかったのですけど。
カメラは早くなっていますね! 前は「カメラ起動→カメラ立ち上がる→映像が表示される」という感じだったのが、立ち上がりと同時に映像が表示されるようになっています。
キーボードはよく分かりません。前ってそんなに遅かったかな?
写真
- 新しい「For You」タブに「おすすめの写真」や「エフェクトの提案」などが導入され、ライブラリにあるたくさんの写真から芝役目的のものを探すことが可能
- 「共有の提案」機能により、写真に写っている人たちと写真を共有するように能動的に提案
- 検索機能が強化され、複数のキーワード検索に対応。検索候補も賢くなり、より簡単に写真の検索が可能
- 撮影地、店舗名/会社名、または写真を撮影したときのイベントから写真の検索が可能
- カメラからの読み込み速度が改善。また写真を大きくプレビュー表示することが可能
- RAWイメージの編集に対応
正直、前の写真アプリは使い勝手が悪すぎました。モーメントって何よ?
今回の改善で随分見やすくなった印象です。
あまり人の写真を撮らないので、2はよく分かりません。
検索もまだまだ微妙な感じですが、一般的な名詞を入れるとそれなりに分類してくれるようです。
カメラ
- ポートレートモードで「ステージ照明」および「ステージ照明(モノ)」を使用したときに、被写体と背景間の詳細部分を保持するように改善
- スキャンしやすいように、カメラフレームでQRコードをハイライトするよう改良
メッセージ
- ミー文字(まったく新しい、カスタマイズ可能なアニ文字)により、「メッセージ」で独自のキャラクターを使ってより表情豊かで楽しいコミュニケーションが可能
- アニ文字にティラノサウルス、お化け、コアラ、トラを追加
- ミー文字およびアニ文字で、ウィンクおよび舌を出す動作を認識
- 新しいカメラエフェクトにより「メッセージ」で撮影した写真やビデオで、アニ文字、フィルタ、テキストエフェクト、iMessageステッカーパック、図形が使用可能
- アニ文字の録画が30秒まで可能
アニ文字と言えばiPhoneX。ということで使ったことないんですよね。
でも、アプリ(確かFace Rigとか言うの)で試したことはあったんですよね。
あれ、結構楽しい。
アニ文字にも可愛らしいキャラがいるにはいるのですが、どこか「USA」という感じがしていました。
ミー文字はカスタマイズできるアニ文字のことのようですね。
でもまぁ……USA感は相変わらずのようで、これは日本では流行らないんじゃないかな?
アニ文字は絵文字をパk……インスパイアされたものらしいので、ここは日本仕様としてアニメーション制作会社とタイアップしてはどうかな、と個人的には思うのですが。まぁ無理か。
スクリーンタイム
- あなたはファミリーメンバーのAppやWebサイトの適切な使用時間を判断するための詳細情報やツールを提供
- Appの使用時間、Appカテゴリごとの使用状況、通知の受信数、テバイスを持ち上げた回数についての情報を表示
- 「Appの使用時間の制限」で、あなたおよびお子様がAppやWebサイトで費やすことのできる時間の長さを設定可能
- お子様のiPhoneまたはiPadの使用の仕方を、親/保護者が自分のデバイスから直接管理することが可能
個人的にはおせっかいな機能。
ですが、子供のデバイス管理に関しての取り組みはApple素晴らしいと思います。
大人はある程度自制心を保つことができますが(できないときもありますが)、子供は難しいですからねぇ。
時間が決まっていることをいくら言っても聞きませんから、デバイスで設定したり、管理したりできるのは手間が省けて良いことだと思います。
おやすみモード
- 所定の時間、場所、またはカレンダーのイベントのあとで「おやすみモード」をOFFにすることが可能
- 「ベッドタイム中のおやすみモード」により、就寝中はロック画面に全ての通知を表示しないようにすることが可能
考え方にもよるのですが「夜中に電話がかかってくるのは、余程の用事」だと思うんですよ。
学生さんや若い方ならそうじゃないかもしれませんが、私などの場合はそうなのです。
だから、逆におやすみモードがオンになっていると困る(着信が通知されないから)わけで、この機能は使っていません。
まぁ、より選択ができるということで便利にはなったのではないでしょうか。
通知
- 通知の管理を簡単にするため、同じAppからの通知を自動的にグループ化して表示可能。
- ロック画面から直接通知設定を操作可能
- 新しい「目立たない形で配信」機能により、サウンドやバナーを出さずに通知を通知センターだめに表示させることが可能
ここの目玉は「グループ化」ですね。
これは本当に便利になりました。
こんな感じで同じアプリからの通知がグループ化されて表示されます。
グループ化されたものをタップすると
このようにバラバラに表示されます。
またグループ化するには「表示を減らす」をタップでOK。
これは便利ですね。
「ロック画面から通知を設定可能」と言うのは、通知を長押し(3Dタップならグイッと押す)ことで通知がポップアップで表示され、そこから設定(目立たない形とかに)することが可能というわけです。
まー、わざわざ設定アプリを開いて……という手間が省けたというだけのことですね。
Siri
- Siriが使用可能なAppでSiriショートカットを使えば、今までよりももっと素早く作業を終わらせることが可能
- Siri対応Appの「Siriに追加」ボタン、または「設定」>「Siriと検索」で、ショートカットを追加可能
- ロック画面または検索内でショートカットの提案を表示
- モータースポーツの結果、スケジュール、Formula1、Nascar、Indy500、MotoGPの統計順位表を入手可能
- 時間、撮影地、ピープル、最近行った旅行などで写真やメモリーを検索可能
- 40以上の言語の組み合わせで語句の翻訳に対応
- 著名人に関する事柄(例:誕生日)や、食べ物に関する質問(例:カロリーや成分/原料)を調べることが可能
- フラッシュライトのオン/オフが可能
- 英語(アイルランド)、英語(南アフリカ)、デンマーク語、ノルウェー語、中国語(広東語)、中国語(北京語-台湾)でより自然で表現豊かな声が利用可能
冒頭でも言ったように、今回Siri関連はかなり強化されています。
Siriショートカットとは、決められた語句を登録しておくことでアプリの動作などが可能となる機能のことです。
上にあるように設定アプリから「Siriと検索」で設定が可能になっています。
初期ではこんな感じです。
調べてみたら、ここの候補はAppを使うごとに更新されていくらしい。
そこであれこれやってみたのですが、どうやら現時点(9月18日時点)では、Apple謹製Appのみが表示されるみたいです。
Amazon Musicなど20回くらい起動してみたり、音楽を流してみたりしたのですけど、一向に表示されませんでした。
更に調べてみると「ショートカット」というAppで、外部Appも追加できるとのこと。
このAppです。Appストアで「ショートカット」と検索すると出てきますので、探してみて下さいね。
ただ、このアプリを使ってもほとんどがAppleのAppしか表示がないんですよね。
一応Evernoteがあったりもしたので、外部Appの対応待ちという感じかもしれません。
まだ、登場したばかりとあってネットでもあまり情報がないので、もう少し調べてみます。
あと「逆になんで今までできなかったの?」と言いたくなるのが「フラッシュライトのオンオフ」。
早速やってみたんですけど「ライトをつけて」では、ホームデバイスと勘違いされるみたいです。
上にあるように「フラッシュライトをつけて」もしくは「iPhoneのライトをつけて」で、Siriちゃんがライトオンにしてくれるようになります。
暗いところだと音声だけでオンオフできるというのは便利な機能だと言えますね。
拡張現実
- ARKit2による共有機能により、デベロッパは他の人とAR体験を共有できる革新的なAppを作成可能
- AR体験の保存/再読込が可能になり、デベロッパはAR体験を持続させることが可能
- オブジェクト認識およびイメージトラッキング機能により、空間を移動中に現実世界のオブジェクトを認識したり、イメージを追跡したりするツールっをデベロッパに提供
- ARクイックルック機能により、仮想オブジェクトをNews、Safari、「ファイル」などの内蔵Appで表示したり、iMassageや「メール」で共有することが可能
AR関連はこの前の発表会でもやっていましたね。
壇上でARギャラガみたいなのをやらされていた人たち。ちょっと可哀想だったなぁ……。
あれってちょっとARの使い方間違えているんじゃないかと思うんですよね。
すっかり音沙汰がなくなってしまいましたが、ARを使ってイノベーションを起こすのはGoogleグラスみたいなやつだと思うんですよ。
Apple WatchよりもApple Glassを作って欲しい。
いやまぁ技術的なことや商売的に考えれば、現時点ではWatchの方が堅実なのでしょうけど、Appleにがっかりしている人たちって、そういうことが言いたいんじゃないかな?
計測
- 物体および空間を計測するための新しい拡張現実APP
- 物体の表面や空間に千を引いて長さを計測し、戦場のラベルをタップして詳細情報を表示
- 長方形の物体を自動的に認識
- 計量物のスクリーンショットの取り込み、共有、マークアップが可能
よく覚えていないのですけど、多分元々標準Appにあった水平器みたいなやつがアップデートされ「計測」というAppになっているみたい。
Appを起動してタップからタップまでの距離を測れるわけです。
Apple StoreのサイトによるとMagic Keyboardの横の長さは「27.9cm」とのことですので、だいたい合ってる。
でも、これって随分前から外部Appであるんですよねぇ。
ARの応用技術なんでしょうけど、後追いドヤ顔はちょっと……ね。
先程も苦言を呈しましたが、Appleには「このくらいは当たり前。更にこんなことも」というのをやって欲しいところです。
プライバシーおよびセキュリティ
- Safariの強化されたトラッキング防止技術により、Webサイトに埋め込まれたコンテンツやソーシャルメディア用ボタンが、あなたの許可なしにあなたを追跡するのを防ぐ技術
- 広告主によるiOSデバイスの固有情報の収集を防いで、ターゲット広告配信を減らすことが可能
- SafariおよびほとんどのAppで、パスワードの新規作成または変更時に、強力かつ固有なパスワードを自動的に提案
- パスワードを再利用している場合「設定」>「パスワードとアカウント」で警告マークを表示
- セキュリティコードの自動入力により、SMS経由で送られた使い捨て(ワンタイム)パスコードをQuickTypeバーに表示
- 「設定」>「パスワードとアカウント」から、AirDropを使用して登録済みの連絡作にパスワードを簡単に共有可能
- 認証済みのデバイスで、Safariパスワードを尋ねることが可能
Google Adsenseを掲示しているサイトを運営しているから言うわけではないのですが、個人的にはWebの広告はある程度しょうがないと思うんですよね。
TV同様に広告によってウェブサイトもYOUTUBEなども運営されているわけで、それらを一切排除して無償でやれ、っていうのは酷な話ですし現実的ではありません。
無料のゲームの広告もウザいと言えばウザいんですけど、それなら全てのゲームが有料になっても買うのか? 例え2、300円程度のゲームだとしても「とりあえず無料でプレイできて、課金もできる」というビジネスモデルは、余程良心的だと思うんですけどね。
広告に関してはTV、ラジオの方が余程酷いですよ。スキップもできないですし(録画すればできますが)。
まぁ、これを語りだすと長いので(笑)、この辺にしておきます。
一方でプライバシー、セキュリティは大切なことなので、これらの強化や選択の自由が与えられることは、良いことだと思います。
Apple Books
- まったく新しいデザインにより、本やオーディオブックを楽しく簡単に探して読むことが可能
- 「今すぐ読む」機能により、現在読書中の本に戻ったり、次に読む本のおすすめを受け取ることが可能
- 「読みたい」コレクションに本を追加して、次に読みたい本を管理することが可能
- 新しい「ブックストア」では、新刊、話題作、ベストセラー、Apple Booksエディタのおすすめなどから、お気に入りのブックをより簡単に探すことが可能
- 新しいオーディオブックストアでは、お気に入りの著者、俳優/女優、著名人のナレータによる真に迫ったストーリーや有益なノンフィクション本などを探すことが可能
やっと来たか……という感じです。
流石にちょっと遅すぎですね。
余程のことがない限り、もはやAmazonを超えることは不可能しょう。
面白いのはiTunesであれほど成功を収めたAppleが、書籍ではAmazonにやられてしまったことと、それを放置していたこと。
iPhoneという「いつも手元にある端末」があり、利便性ではKindleよりも優位に立てたはずなんですが。
でもまぁ、今からでもやらないよりは良いと思いますけどね。
Apple Music
- 歌詞による検索に対応し、歌詞の一部を使って曲を検索することが可能
- アーティストのページが見やすいデザインに改良され、どのアーティストからでもパーソナライズされたステーションを作成可能
- 新しい「フレンドミックス」により、友達が聴いている曲からプレイリストを制作可能
- 世界各国のトップ100曲を表示する新しいチャートを追加
Apple Musicは残念ながら解約してしまったわけで……。
スマートスピーカの登場により、想像以上に音楽の利用方法が変わってしまったと思います。
その辺りは、以下の記事に書いていますので良かったらご覧ください。
写真もそうですが、検索機能が全般的に強化されていますね。
株価
- 全く新しいデザインが導入され、iPhoneおよびiPad上で株価情報、インタラクティブなチャート、トップ記事を利用可能
- ウォッチリストに、一日の株価の推移が一目で分かる色つきの小さなチャート(スパークライン)を表示
- 各銘柄のインタラクティブなチャート、および時間外取引や出来高などの情報を表示
ボイスメモ
- より使いやすくなった新デザイン
- 録音/編集データをiCloud経由で各デバイス間で同期
- iPadで利用可能、横向きおよび縦向き両方に対応
Apple Podcast
- 番組でチャプタに対応
- 車内またはヘッドフォンで利用時に進む/戻るボタンで30秒進めたり、次のチャプタに移動することが可能
- 「今すぐ聴く」画面から、エピソードの通知を簡単に管理することが可能
アクセシビリティ
- ライブリスニングがAirPodsに対応
- RTT通話がAT&Tで使用可能
- 「選択項目の読み上げ」がSiriの声の使用に対応
その他の機能及び改善
- FaceTimeのカメラエフェクトで、自分の顔をリアルタイムでアニ文字/ミー文字に変身させることが可能
- CarPlayで他社製のナビゲーションAppを使用可能
- Walletに追加した非接触型の学生IDカードを使って建物に入ったり、Apple Payで支払いをすることが可能(対応しているキャンパスのみ)
- 「設定」>Safariで、iPadタブにWebサイトのアイコンを表示可能
- 「天気」に空気質指数を追加(対応している地域のみ)
- iPadで、画面の下端から上にスワイプしてホーム画面に移動するようにジェスチャを変更
- iPadで、画面の右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開くようにジェスチャを変更
- マークアップに、より多くの色と、線の太さと各ツールの透明度を変更できるオプションを追加
- 「設定」のバッテリー使用状況に、過去24時間または過去10日以内の使用状況を追加。バーをタップするとその期間のAppの使用状況を表示可能
- 3D Touchに対応していないデバイスで、スペースキーを長押ししてキーボードをトラックパッドに変更可能
- 中国で、「マップ」が空港およびショッピングセンターの建物内部マップに対応
- ヘブライ語の辞書、アラビア語−英語およびヒンディー語−英語の二言語辞典を追加
- 新しい英語の類似辞典を追加
- iOSアップデートを夜間に自動的にインストールする機能を追加
以上になります。
「その他の機能および改善」の6と7は、いよいよiPadでもホームボタン廃止の準備でしょうか……というか、それしかないですよね。
時期iPadはiPhoneと同様にFace ID仕様になるのは間違いなさそう。
iPad全般なのか、iPad Proのみになるのか。Appleはこの辺統一してきそうですから、全部になりそうですと予想しておきましょう。Macにもそのうち来るかもしれませんね。
結構長かったですね……指が攣りそうです(笑)。
文中でも書きましたがSiriの進化は素晴らしいと思います。
後は外部アプリがどの程度対応してくるのか、というところでしょうけど、正直この機能があれば「Alexaにも勝てる!」と思っています。
あー、もしかしてHome Podが停滞していたのも、これを待っていたのかな?
と、勘ぐってしまいそうになりますね。
後はやはりAR!
本当にApple Glass出して欲しい。
それも、GoogleやMicro Softよりも早く出して欲しい。
でも、10万円以上しそうですね。20万円近くになるのかも(1,999ドルとか)。
というわけで、サッとiOS12の変更点を追ってみました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!
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