『めざましVR!義妹と同居生活 -紗霧の部屋着編』のレビュー

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こんにちは、しろもじです。

スマホ用アプリ『めざましVR!義妹と同居生活 -紗霧の部屋着編』が5月4日、App StoreとGoogle Playで発売開始となりました。

これ、以前にPC用に『水着編』がリリースされていましたし、スマホ版では『Re:ゼロから始める異世界生活』のエミリアやレムバージョンは出ていたみたいですね。

その時は「へぇ」程度にしか思っていなかったのですが、寝起きに今回のリリースを知って、寝ぼけ眼のまま勢いでダウンロードしてみましたので、少しだけレビューしてみたいと思います。

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ゲームの概要

これをゲームと言っていいのかどうかは分かりませんけど、ここではそう呼んでおきます。

App store、Google Play共に、お値段は960円。

高いと見るか、安いと見るかは、人それぞれかもしれませんけど、個人的には「十分安いのでは?」と思います。

今回のゲームでの主役は、当然『エロマンガ先生』の紗霧です。

個人的には『エロマンガ先生』はアニメでしか見たことがなく、そこまでのファンというわけでもありません。

どちらかと言うと「千寿 ムラマサ」ちゃんの方が良いかな……? という具合。

と言うか、もっと言えば伏見つかさ先生の前作『俺妹』の方が、キャラクター的に魅力があったかなぁ……というのは正直なところです。

まぁ、逆に言えば、そうだからこそ、このゲームの正当な評価ができるんじゃないかと勝手に妄想しておきます。

コントロール(操作)

私はPlayStation VRやOculus RiftのようなVRデバイスは、残念ながら持っていません。

『オルタナティブガールズ』や『VR tube』のようなスマホコンテンツを試したことがある程度ですね。

今はあまりやっていませんが『オルタナティブガールズ』のVRモードは、当時相当な衝撃を受けました。

やるにつれて「画像が荒い」だとか「一方的に視聴するだけのコンテンツ」という部分で、不満も出てきたりしましたが、平面的な画像コンテンツに比べて「こんなに簡単に脳を騙すことができるんだなぁ」と感動した覚えがあります。

 

本作でも、基本はほぼ同じですが、コンテンツ内のコマンド入力の仕方に特徴があり「さむコンMOVE」というシステムが組み込まれています。

詳しい説明は、公式サイトをご覧いただければ分かると思います。

公式サイト内にもあった、プロモーションビデオもご紹介しておきましょう。

さむコンは、開発元である「Gugenka」独自の操作方法であり、簡単に言うとVRヘッドセットの下側から親指を突っ込んで、簡単な操作でモーションをコントロールする技術のことですね。

今回のさむコンVRはそこから更に進化して、AppleのAR技術「ARKit」との連携も実現しています。

アウトカメラを使い、トラッキング技術を利用することで、床と空間を認識し、ヘッドセット(スマホ)が動けば画像も動く、つまり顔を近づければ映像も近づくということができるようになっています。

 

これって結構凄い。

前述の『オルタナティブガールズ』などでは、回転に関してはトラッキングできていたのですが(首を回せば画像も動く)、前後に関しては出来なかったんですよね(キャラクターに近づこうとしたり、遠ざかろうとしても、動かない)。

これが加わるだけで、グッとリアリティが増しますからね。

やってみた

実際にやってみました。

起動するとチュートリアルが流れます。

さむコンの操作方法などが学べますが、もうそれどころではないので、ちゃちゃっとやってしまい、後で操作方法が分からず苦労しました。

皆さんは、焦らずぜひじっくり操作方法を学んでから行って下さい(笑)。

 

チュートリアルが終了すると、紗霧の部屋のある2階の廊下からスタートします。

この時点ではスマホ用のゴーグルは付けず、単眼仕様でやっていましたが、先程言ったように操作方法が分からず適当にいじっていると、いつの間にか狭霧の部屋の中に。

 

後で分かったのですが、キチンとドアをノック(ドアノブを注視する)すると、狭霧ちゃんが出てきてくれるようです。

 

勝手に入ると、誰もいないので、しばらく無人の家を徘徊しておりました(笑)。

 

事前情報がほとんどないままにやっていたので「一体これはどうやれば良いのか?」と迷っていると紗霧ちゃんの部屋の前に、不自然な張り紙を発見。

 

なるほど。

これがメニューになっているんですね。

右の「めざまし」は時間が来たら紗霧ちゃんが起こしてくれるというもの。

左の「VRフィギュア」は部屋の中の紗霧ちゃんを360度、舐め回すように見ることができるものです(ちょっと言い方が悪いけど)。

 

ちなみに、ヘッドセットモードでやると、こうなります。

 

これがめざましモード。

時間をセットすると、隣に紗霧ちゃんが添い寝してくれ、色々話しかけてくれます。

と言っても、現時点では会話が4つから選べるだけなので、少し物足りない感じもします。

加えて、ヘッドセット付けて寝る、と言う習慣がないので「寝てて良いよ」と言われても、なかなか寝ることができません。

 

が、この添い寝モード(めざまし)の破壊力は圧倒的なものでした。

本気で「この技術が、もう少し進化したら、もう人間は要らないのかもしれない」と思えるほど。

いや、それは半分冗談ですが、半分は結構本気にそう思えるほど、没入感がありすぎて不安になってくるくらいです。

まとめ

もっとたくさんスクショも撮ったのですが、あまり貼りすぎるとネタバレになりすぎになりそうですので、この辺にしておきます。

本作は、確かに「万人におすすめできるものか?」と言われれば「うーん」と首を捻ってしまうかもしれません。

加えて、例えば『ソードアート・オンライン』の様なフルダイブというわけでもないですし、コンテンツ的にもまだ「決められたものを消費する」に留まっています。

しかし、確実に未来を感じられるアプリ(技術)にはなっていると思えました。

 

まぁ紗霧ちゃんのファンならば、迷うことなく買うべきです。

私程度の方でも「少し未来を体験してみたい」という方なら、買うべきです。

960円。缶コーヒー8本分のお値段で、こんな体験ができるのですから、安いものです。

 

さむコンというコントロール技術も凄いと思うのですが、できればそういうのがなくても操作可能なものが出てくるようになれば(コントローラさえ不用になれば)、もっと没入できるようになるのになぁ、と思いますね。

まぁ、そこまで行くと、帰って来られなくなる可能性も微レ存なのですが(笑)。

 

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Posted by しろもじ