iPhoneとiPad ProでBluetoothイヤホンを切り替えて使う【JBL T110BT】
最近ライフスタイルの変化によりBluetoothイヤホン(以下BTイヤホン)を使う機会が増えてきました。同時にiPad Pro(以下iPad)を持ち出すこともちょくちょくあったりして、iPhoneとiPadでBTイヤホンの切り替えを行って使用していました。
今回はiPhoneとiPadでのBTイヤホンの切り替えの方法を解説すると共に、使用しているBTイヤホン「JBL T100BT」での問題点などを書いていきたいと思います。
iPhone、iPadにBTイヤホンを接続する
今回はiPhoneの画面で解説していきますが、基本的にはiPadでも同じ操作方法になります。
iPhone、iPadにBTイヤホンを接続する方法は簡単です。設定Appを開き「Bluetooth」をタップ。BTイヤホンの電源を入れペアリングを開始します。多くのBTイヤホンのペアリング方法は「電源ボタンんを長押し」だと思われます。ちなみにT100BTは電源を入れるだけでOKです。
iPhone、iPadの画面にBTイヤホンのモデル名が表示されたら、そこをタップするとペアリングができます。操作的には難しいことはなく直感的に行えると思います。
BTイヤホンが接続されているかどうかは、同画面のモデル名の右に「接続済み」と表示されているか、ウィジェット画面(ホーム画面から右にスワイプ)の「バッテリー」の項目にBTイヤホンが表示されているかで確認できます。
バッテリーの項目がない場合は、ウェジェット画面の一番下にある「編集」をタップし同項目を追加してやって下さいね。
BTイヤホンの再生ボタンで再生が始まらない場合には
通常は「BTイヤホンでの再生停止」>「iPhone使用」>「再びイヤホンで再生ボタンを押す」という流れですぐに再生が再開されるのですが、極稀に接続がiPhoneに戻ってしまっていることがあります(もしかしたらT110BT固有の症状で、他のBTイヤホンでは起こらない現象かもしれませんが)。
その場合は設定Appを開くことなく簡単に再接続を行うことが可能です。
コントロールセンターを表示させます(iPhone X系では画面の右上を下にスワイプ、ホームボタンがあるタイプでは画面の下から上へスワイプ)。
コントロールセンターには右上に再生関連のコントロールが表示されています。
BTイヤホンが接続されていない場合には、この再生コントロールの右上に何も表示されていません。
こちらがBTイヤホンが接続されている状態です。丸に三角形のアイコンが青く表示されていますよね。
上の再生コントロールの画面を3Dタッチが付いている端末では強く押す、そうでない端末では長押しすることで、コントロールの詳細がポップアップします。この右上の丸に三角のアイコンをタップします。
するとBT接続されている機器が表示されますので、画面のようにBTイヤホンをタップしチェックが入っている状態にします。
ちなみに複数の音声出力端末を同時にペアリングしておくことも可能です。
この場合はコントロールセンターで以下のように接続されている端末が全て表示されます。それぞれをタップするごとに音声出力先を変更することが可能になります。
iPhone、iPadでBTイヤホンを切り替える
マルチペアリングに対応しているBTイヤホンであれば、iPhoneとiPadにそれぞれ接続させることが可能です(マルチペアリングに対応しているかはメーカーのウェブサイトなどでご確認下さい。多分大抵の製品が対応していると思いますが)。
マルチペアリングとはひとつのBTデバイスが複数の機器に登録できるというものです。例えばBTイヤホンをiPhoneとiPadに登録しておき、それぞれの端末で利用できるという仕組みになります。
対応していない端末、例えばMagic Keyboardなどは未対応なのですが、この場合iPadで使ったあとMacで利用しようとすると「iPadでの接続を削除する」>「Macで新規に接続する」という面倒な手順が必要になってきます。
勘違いしがちなのは「同時に利用できるわけではない」という点です。同時に利用できるのは「マルチポイント」というものに対応しているもののみになります。
私の場合、ずっとiPhoneでBTイヤホンを利用していたのですが、iPadに接続しようとした時にやや苦戦しました。
それはT110BTの仕様が「電源を入れた瞬間に最後に接続された端末に自動でペアリングする」というものだからです。これはiPhoneの画面をOFFにしていても実行されるため、iPad側の設定AppにT110BTの名前が出てきません。
そこでiPhoneから一度接続自体を削除(設定AppのBluetoothに表示されている機器名のiボタンをタップし「このデバイスの登録を解除」をタップ)しiPadで登録。すぐにiPadで接続を解除し、iPhoneで再登録することでiPhone、iPadの両方に登録が可能になりました。
面倒でなければどちらかのデバイスの電源をOFFにしておくことで、同じようなことが可能だと思います。
さてここで問題が発生します。先ほど書いたようにBTイヤホンは「最後に接続したデバイスに自動でペアリングを開始」します。なので、例えばiPhoneで音楽を再生、停止。iPadで音楽を再生しようとした場合、上記のコントロールセンターからの切り替えができません。
これはiPhone側のコントロールセンターで出力先を「iPhone」に切り替えてもダメでした。
なので
- iPhoneの設定AppのBluetoothからT110BTの右のiボタンをタップ
- 「接続解除」をタップ
- iPadの設定AppのBluetoothからT110BTをタップ
という手順が必要なようです。結構面倒ですよね……。コントロールセンターから簡単に切り替えられないものかと調べていくと、いくつか興味深いことが分かりました。
AirPodsではコントロールセンターからの切り替えが可能?
色々ネットで情報を探していると「AirPodsならコントロールセンターからの切り替えができる」という複数の記事を見つけたんですよね。
- iPhoneで音楽を再生。
- iPadでコントロールセンターを開き出力先をAirPodsに変更
- するとAirPodsからiPadの音声が出力される
らしいのです。
まさに私がしたかったことはそれです。
ただAirPodsは素晴らしいデバイスだと思うんですが、いくつか問題もあります。まず「高い」。2万円は流石にちょっと高いです。更に「田舎だとちょっと恥ずかしい」という問題もあります。街中に出ていけば使っている方も結構いるとは思うんですが、田舎ではまず見ないんですよね。
そして最後のが決定的なのですが「どう考えても落としそう」。完全ワイヤレスはすごく魅力なんですがねぇ。それに私の用途だと首にかけるシーンが多いいんですよね。ちょっとイヤホン外したいな、ということですね。だからやっぱりワイヤはあった方がいい。
で、ふと「AirPodsが複数デバイスで切り替えが可能なのは、T110BTと比べて何が違うからなんだろう?」って思ったんですよね。で色々調べてみたらどうやら「W1チップ」ってのが鍵みたいなんですよね。
私てっきりW1チップってSiri関係とかバッテリー系の制御のものだと思っていたんですが、どうやらiPhoneやiPad、Macなんかとの接続をシームレス(というほどではないけど)に切り替えるのもこのチップのおかげのようです(2019年8月時点での最新はH1チップ。より高速、安定した接続ができるようになったようです。ただしこちらは現行Air PodsとPowerBeats Proの2機種のみ)。
それでW1チップが搭載されておりかつ、リーズナブルな製品を探したらこんなのがありました。
そういえばT110BTを買うときにちょっとだけ悩んだような気がします……。形が似てたので「安い方でいいか」と思った記憶がうっすらと(笑)。更に調べてみたらこれの発売日が2018年だそうで、もしかしたら新しいのが出るんじゃないかとか、急がないしそれを待ってもいいんじゃないかとか思っています。どうしようかな……?
ディスカッション
コメント一覧
iPhoneのBluetooth自体のオフをしてからイヤホンの電源ONでいけるのではないでしょうか?
タナイ様
お返事が遅くなりすみません。
確かにその手順でも可能ですね。
コメントありがとうございます!
『放課後ティータイム』
『けいおん!』ですね♪
思うところがあって、今はけいおん!を中心に聴いています……。