大きな会社に転職して驚いたこと
こんばんは、しろもじです。
ここ数ヶ月ほど当サイトの更新頻度が著しく低下しています。その理由は記事タイトルにあるように、この春から私が新しい会社に転職したからなんですよね。
今日はその辺りのお話をしてみたいと思います。
大きな会社はややこしいけどちゃんとしてる
あまり詳しく説明すると身バレしてしまう恐れがあるのでほんわかとぼやかしますが、私はこれまで2度転職をしました。
1度目は会社都合(会社が半壊して希望退職に手を挙げた)。2度目はつい最近の話でこれは自分で辞めました。
辞めた理由は……まぁ色々あるのですが、私の中でまだ整理ができていないので今回は割愛させていただきます。
今まで勤めていた2社って、どちらも「全社員の顔と名前が覚えられるほど」の小さい会社だったんですよね。ところが今回の会社は「誰もが知っている有名企業の子会社」なんですよ。
あくまでも子会社なので給与面ではそれほど突出しているわけではありません(それでも前の会社よりは良さそうですが)。
ただ待遇面では「流石は有名企業の子会社だ」っていうわけで、ちゃんと休みは休みで取れるし有給なんかもキチンと消化しなくちゃいけないみたいなんですよね。それに残業代もちゃんと出る(ただし上限はある)。
そういう話をすると「そんなの当たり前じゃん?」と思われるかもしれません。
でも地方の中小企業って、もちろん企業によって異なるわけですけど「残業代? みなし残業で1万円つけてるでしょ?」とか「有給? 舐めてんの?」ってところが結構あるんですよね。
あ、ただし有給なんかはこの春から厳しくなったらしいですね? 前の会社の人が「社長が逮捕されたら困るから取れって言われた」って言ってました(笑)。
まぁそんな感じで「大きな会社(の子会社)はやっぱりちゃんとしてるなぁ」と思った次第なんです。
ただもちろん良いことばかりじゃなくて。
ルールとかは相当厳しいようです。初期研修であれこれ注意されましたし、マニュアルもたくさんありました。生まれて初めて「就業規則」なるものもしっかり読みました(笑)。
提出物なんかも「遅れちゃった、ごめんごめん」なんて通用しませんし、細かいルールなんかも山のようにあって毎日のように注意されたりしています。
そういうところはちょっと息苦しいかなぁと思ったりもしますね。
初めてのワーカー
人生において仕事をどういう位置づけに置くのか?
私を含めて多くの人の場合「自分が好きで好きでしょうがないこと」が仕事になっているということは稀だと思われます。
なんとなく就職して、その仕事をやっている。
そんな人がほとんどなんじゃないでしょうか?
ただ私の場合はそれでも仕事に対して「ただお金を稼ぐための手段である」と思ったことは、今まで一度もなかったんですよ。
元々好きなことじゃなかったけど、それを好きになることで仕事が人生の一部になるような。
そんな感覚で働いていました。
ただそれってあまり良いことばかりじゃないですよね。前にも書きましたが結局社会人として20年近く働いてきて、ふと振り返ると「あれ、仕事以外って何もなくね?」という人生だったような気がします。
仕事に没頭して、仕事が人生と言えるようなのは幸せなのかもしれませんけど、それをよしとする人とそうでない人がいるのだと思うんですよ。そして私は明らかに後者。
それも転職した理由のひとつで「今度の仕事はお金を稼ぐために働く」と決めています。
これまでがお金と仕事が繋がっていなかったのが、今回からは直結するようになった。つまりは「労働者=ワーカー」になったというわけです。
昔、トム・クルーズ主演の映画『宇宙戦争』(だったと思う)を見てたときに、冒頭でトム・クルーズが仕事にもっと入ってくれという上司に対して「絶対やらない。決められたこと以外はしない」ときっぱりと断るシーンがあったんですよ。
私はしばらくあの感覚が分かりませんでした。仕事と繋がっているのがお金じゃなくて人生な人間にとっては、絶対に理解できない行動だったんですよね。
ただ、今はそんな気持ちで働いています。ということは「私はトム・クルーズである」という図式が成り立つのかもしれません(成り立ちません)。
夢の追い方
先程「仕事以外何もない」と言いましたが、それに気づいてそれではいけないと思ってやり始めたことが、このサイトのメインコンテンツでもある「小説創作」です。
夢としては小説かこのブログだけでご飯が食べていければいいなぁ……とは思いますが、残念ながら私はそれほど文才に長けた人間ではありません。
なので、地道にコツコツ働きながら創作活動を続けていくには、今の職場の方が適しているというわけなんですよね(ただ今は仕事に慣れるために右往左往状態で、逆に時間が取れない日々ですが)。
そんな感じで働きながらこのサイトや小説創作をぼちぼちやっていって、例えばどこかの出版社さんが間違って私の小説を出版しようと思ったり、もしくは今この文章をお読み頂いているあなたのような奇特な方がたくさん増えて、ブログの広告収入だけでウハウハになったり……みたいな妄想をしていく予定です。
ちょっと冗談っぽくなりましたが、人生にはそういう「夢」があった方が楽しいと、最近特に思うんですよ。
「絶対叶えるんだ!」という強い夢。
「これに人生をかけるんだ」という不退転の決意。
そんな大げさなものじゃなくて「そうなればいいよねぇ」という感じの緩い夢。
逆に言えばそういうのがないと「労働者」として働くのは大変なことなのかもしれません。
まとめ
そんな感じで近況報告的なお話をしてみました。
私もそろそろいいお年頃なので、恐らくこれが最後の転職になるのだと思われます。もしこれを辞めたら、今度は正社員は無理じゃないかなぁ。
まぁこれからの時代、正社員という働き方がどこまで続くのかもよく分かりませんけどね。
ある程度の貯金があれば、非正規(パートやアルバイト)で「死ぬまでの分だけ稼ぐ」というやり方もあるでしょうしね。
今回のコロナウイルスで一番考えたことは「生きてるとは?」ということです。
やっぱり楽しいことをやりたいですし、したいことをしたいですよね。そのための仕事なら、多少辛くても乗り越えられる……ような気がしているわけです。
逆に言えばそういうのがないと厳しいのかもしれませんね。
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