自分の小説へ、批判的なコメントがあった時

2018年1月16日小説LABO

こんばんは、しろもじです。

 

小説に限らず、創作をしていると色々な反応がありますよね。

ネットに投稿するものでしたら、コメントだったり、ツイッターの返信だったりで、そういうものがあなたの元へとやってきます。

「面白かったよ!」

「気に入りました」

「続きが読みたいです」

という好意的なコメントが多いかと思いますが、中には批判的なものもあったりします。

そんな時、あなたの「創作欲」がなくなってしまうほど、傷ついてしまうこともあるかもしれません。

本記事は、そんな時に読んで欲しいと思って書きました。

 

幾つかの見出しで別れていますが、順番にするというものではありません。

中には「自分にはできないもの」というのもあるでしょう。

でも、人の考え方はそれぞれなので、敢えて一つの見方にこだわらず色々書いてみました。

その中から、あなたが「なるほど」と思うものがあれば、参考にしていただければ幸いです。

 

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批判的なコメントをポジティブに考えてみる

批判的なコメントと一括りにしても「本当にあなたを誹謗中傷しているもの」から「あなたのために忠告をしているもの」までありますよね。

その区別はちょっと難しいですが「事実に基づいていない=誹謗中傷」「事実に基いている=親切心からの辛辣なコメント」と考えましょう。

 

誹謗中傷は論外ですが、困っちゃうのが「親切心からの辛辣なコメント」です。

相手は「ちょっと忠告しておいてやろう」と親切で言ってくれているわけですが、あなたの心にはグサッと刺さってしまうので、傷ついてしまいます。

 

そんな時は「どうして、この人はこんなことを書くんだろう?」と冷静に分析してみるのはどうでしょう?

その結果「あぁ、なるほど。私のことを成長させようと思って、敢えて書いてくれてるのね」と、もしあなたが思えるのならば、その時は素直に「ありがとうね」と言えば良いだけです。

 

もしどうしてもポジティブになれず「あぁ、これは根拠のないことを言ってるな」と思ったら、その時は別の方法で処理しましょう。

他人のことだと思う

「作品を書く時は作家」「投稿する時、コメントを読む時は編集者」と思い込むのはどうでしょう?

 

「しろもじ、お前の小説読んだけど、盛り上がりもないしダラダラと書かれてて、こんなに面白くない小説もなかなかないぞ」

と書かれた場合

「ご意見ありがとうございます。うちのしろもじに、よ〜く言っておきますね^^」

と思いながら読むとかね。

全てを自分ごとと思うと、ダメージが直に入りますが「うちの作家がすみませ〜ん」って感じで読めば、多少はマシかもしれません。

ただ、この方法は性格や年齢を選ぶかと思います。

「あなたの意見ですよね」

匿名掲示板「2ch」の創設者、西村氏がTVで言っていた有名なコメントですね。

私は西村氏のファンではありませんが、このコメントは実に素晴らしいと思います。

「議論を重ねる」という目的の中で使われたことが、残念なところですが「批判をかわす」という目的では、非常に秀逸な考え方です。

 

「なるほど、分かりました。でも、それはあなたの意見ですよね」

あなたの意見ですから、私の意見でもないし、他の人がみんなそう思っているわけでもない。

 

ま、世の中の意見なんて、身も蓋もないことを言ってしまうと、本当にそういうことだと思います。

あなたが「自分の小説おもしれー!」と思っている時。ある人が「おもろくないよ」と言っても、別の人は「いや、おもろいじゃん」って言うかもしれません。

1000人中999人が「おもろくない」って言っても、1人が「おもろい」って言えば、それは999人に対しては「あなたの意見ですよね」ということになります。

 

コンテストなんかだと「多数決」で結果が決まるので、つい999人も反対意見があったら「その作品はおもろくない!」という判決を下されたような感覚になるのです。

超有名作家にだってアンチはいるんです。

ただ、これは心に思っても反論で書いちゃ駄目ですよ(笑)。

収集付かなくなりますからね。

あくまでも心のなかで「あなたの意見ですよね」と思う程度にしておきましょう。

批判があるのは、あなたの実力が付いた証

上で「有名作家だってアンチはいる」って書きましたが、有名作家になればなるほど、アンチは増えるわけです。

それは「人の目にさらされる機会が増えるから」です。

小説で言えば「たくさんの人に読んで貰えるようになった」ということですね。

 

たくさん読んで貰えるようになったということは、あなたに実力が付いてきた証です。

大してPVのない、私などの底辺作家には、批判すら集まりません。

羨ましいなぁ。

 

批判的なコメントがあったら「そうか。私も遂にそこまできたか」と思いましょう。

己を知る

批判を真正面から受け止めてしまう人の多くは「とても真面目な性格の人」だと言えます。

 

とても真面目で「人の意見は良く聞かないといけない」と教えられて育ってきたので、つい真面目に受け止めてしまうんですよね。

そして「自分は駄目なんだ」と落ち込んでしまいます。

世の中には、本当にいい加減な人間って、掃いて捨てる程います

 

全然他人の意見など聞かない人間。

「あー、はいはい」程度にしか思わない人間。

何度言っても、同じミスを繰り返す人間。

 

仕事をしている中で一番強烈だったのが、ミスをしたので注意したら「それ、俺が反省しても、なんにもならないよね?」と言い出した人がいました。

こういうメンタルだと、批判的なコメントもキレイに受け流すことができます。

でも、人間的にはどうかな、と思いますけどね(笑)。

 

そこで、あなたが「なるほど、そういう考え方をしなくちゃいけないんだ」と思う必要はありません。

真面目な人は、つい「私もそうならなくちゃ」と思いがちですが、人間の性格なんてそうそう変わりませんよ。

上に書いた「他人の意見を聞かない人間」が「意見をよく聞く人間」になかなかなれないのと同じです。

 

だから「自分はそういう人間なんだ」と理解することが大切ですよね。

「真面目で、つい人の意見を真正面から捉えちゃう」

と思っていれば、多少は冷静になれることもあるでしょう。

返信テンプレートを書く

「それでもやっぱり傷ついちゃう」

そういう場合もあります。というか、ほとんどの場合そうだと思います。

 

一番の対処療法は「逃げる」ことです。もしくは「触らない」。

「これは批判的なコメントだ」と感じたら、もうそこで読むのを止めましょう。

「逃げちゃ駄目だ」

シンジ君ではありませんが、世の中には「逃げちゃ駄目」という言葉が上手く伝わってない気がします。

 

「逃げちゃ駄目」なのは、社会的に生活していく上で、最も基本的な責任からであって、自分が嫌な思いをすることからではないのです。

 

人間は一人では生きていけませんから、社会を作って生活しています。

その中で日本では「教育」「勤労」「納税」の3つの義務が憲法で定められています。

もちろん、それ以外でも「社会人」や「学生」としての義務はありますよね。

 

でも「逃げちゃ駄目」なのは、そういうことから逃げちゃ駄目ってことなんです。

自分が嫌な思いをすること、好きでやっていることを批判されること、言われもない誹謗中傷を受けること。

これらからは全力ダッシュで逃げてOKです。

見た瞬間、即撤退です。

 

で、メモ帳なんかに返信テンプレートを作っておいて、それを貼って返信しておけば良いのです。

「ご意見ありがとうございます。今後の作品の参考にさせて頂きます」

こんなので充分でしょう。

どんなコメントにも対応できますね。

読まずに返信だってできちゃいます。超優秀。

まとめ

私もかつて仕事上で「自分が悪いわけではないのに、なぜか火の粉が掛かってきて、強烈な個人攻撃を受けた」経験があります。

凹みましたねぇ。

私は駄目人間だ。

生きている価値すらない。

もう死のうかな、とも思いました。

 

でも、人間って本当に悲しい生き物なんですけど「時間が経つと、記憶が薄れちゃう」ものなんですよね。

今では、もう笑い話になってしまっています。

 

批判をモロに受けちゃう人は、共感性の強い人なんですよね。

「相手の気持ちを察する」ってことですね。

普通に生きている場合、共感性というのはとても大切なものです。

「他人の立場になって考えられる」人間っていうのは、素晴らしい人だと思いませんか?

 

だから、それを捨てる必要はないんですよね。

もったいないですよ。

だから、私の一番のおすすめは「即撤退」です。

逃げちゃえ! 戦うな! 正面から受け止めるな!

 

歳を取ると、不思議な事にこれが上手く出来るようになるんですけど(笑)、若い時はなかなか難しいかもれません。

でも、社会人として生きていく上でも、とても大切なことなんですよ。

まぁ、そんなことに付き合う暇があったら、今の小説の続きを書くか、次の小説の構想を練るか、もしくは私のブログを読みましょう(笑)。

 

今日も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!

では、またあした〜。

小説LABO

Posted by しろもじ