「小説を書く」ことのプロとは何か?
自称プロと他称プロの違い
一日生活をしていて「プロ」という名称を見ない日はないのではないでしょうか?
広告には「◯◯はプロにお任せ!」という言葉で溢れていますし、製品にも「◯◯◯ PRO」という名称が付いていたりします。
これら「自称プロ」は商業的な活動に散見されます。
そりゃまぁ「水道工事はアマチュアにお任せ!」とは書けないですからね(笑)。
この場合のプロの定義は色々あって「公的な資格を有している場合」「社内の資格や試験で一定の能力を有しているとした場合」「スペック的に下位のものより優れている場合」「言ってみただけ」と様々です。
いずれにしても「お金を稼ぐためにプロであることをアピールしている」という点は共通しています。
自称プロが「自分で言っている」のに対して、他の人がプロであると認める「他称プロ」というのもあるでしょう。
他称プロは自称プロの対義語ではなく(それはアマチュア)、他称プロの中に自称プロも含まれている場合もあります。
つまり「自他ともに認めるプロ」というわけですね。
1)自称プロではあるが、他称プロではない場合「鼻で笑われる」ことになります。
2)自称プロであり、他称プロでもある場合「完全にプロ」と言えるでしょう。
3)自称プロではないが、他称プロである場合、少し謙遜気味であると言えそうです。
4)自称プロでもないし、他称プロでもない場合は、それはプロではありません。
一般的にプロとは(2)を指し示すとは思いますが(3)の場合もプロとして認められることが多いように思われます。
商業的なことを考えれば、まず(1)のように「自分でプロだと呼称する」ことは大切ですが、世の中には「え、プロ?」と思われるようなプロもあったりします。
その対策として先程書いたように「公的資格」や「社内資格」をアピールすることで、一定の能力の証左としているわけです。
例えば「ラーメン一筋三十年」とか「合格率5%の狭き門を突破した専門家が」と書かれていると「なんだかよく分からないけど、とにかく凄そうだ」と思ってしまいますよね。
つまりプロとしての要件には「他に認めてもらう」というものが不可欠であると考えられます。
次ページでは「お金を稼いでいるのがプロ」ということについて考えてみましょう。
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