「本文執筆から一応の完成まで」【Scrivener3で小説を創る行程 Part3】

小説LABOScrivener3,小説執筆

こんばんは、しろもじです。

前回の「Scrivener3で小説を作る行程 Part2」では「プロット完成から小説執筆まで」をやりましたね。

今回は、本文完成までになります。

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本文を完成させていく

以前作ったカードの概要などを参考にしながら、本文を完成させていきます。

前回でもお知らせしましたが、こんな感じの画面構成になっています。

左から「バインダ」「本文」「登場人物」「インスペクタ」の順に並べています。

 

ちなみに、プロット(概要)はこんな感じになっています。

後半のスカスカっぷりが……(笑)

でも、前回の(『管理官と王女様』の)反省なのですが、先々をあまり今詰めてプロット作りしてしまうと、逆にかきにくくなったりするんですよね。

なので、今回はイベントのみを書いておき、さらに1話分余分をもっておくという方法にしています。

中盤まで執筆した時点で、残りのプロットを完成&全体のプロット、本文を修正

プロットを元に中盤(およそ20話前後)まで完成させた時点で、終盤の展開が見えてきました。

そこで、残りのプロットを完成させつつ、それに合わせて序盤から中盤までのプロットと本文を修正し、全体のプロットを再構築します。

プロットは小説の設計図ですから、本文を書き始めてから修正するというのは、もしかしたら間違いなのかもしれません。

また逆に言えば、修正する必要が出てくるということは、プロットの煮詰め不足があったことになるのかもしれません。

しかしそれでも、書いているうちに直したい箇所が出てくるのは、個人的にはしょうがないことではないかと思います。

 

プロットの修正が終わったら、残りの本文を書き上げていきます。

この時点で、最後までの道筋は完全に見えるようになったので、本文を書くペースも断然上がってきます。

やはりプロットしっかりしていないと(今回で言えば、終盤のスカスカの部分)なかなか書きづらいものですからね。

 

おかげで25話辺り以降は一気に書き上げることができ、中盤までのペースとは比べ物にならない速さでした。

やっぱりプロット大切。

ちなみに、この時点で、各話のタイトルも付け替えました。

番号を振っているのは、話数を把握するためです。

番号以降が、正式な話タイトルとなります。

全体を推敲するために連結表示で見てみる

私は、小説を書き終えた後で、大きく書き直すことはあまりありません。

前述したように、途中途中で直していくからです。

と言っても、誤字・脱字、前後で意味の通じない箇所、序盤と終盤で設定が変わってしまっている箇所など、整合性に欠ける箇所はあったりします。

それを一番把握しやすい方法は「一気読み」だと思います。

 

念の為、小説完成後数日間放置し、その間その小説のことは考えず、できるだけ頭を切り替えます。

できれば、違う話を書いたり、他の方の小説を読んだりすると、良いかもしれません。

 

最低2,3日程度間を空けたら、改めて小説を頭から読み返します。

1話1話、順に読んでいっても良いのですが、一気読みするので連結表示に切り替えます。

連結表示は、バインダのドラフトを選択して、中央右にある表示設定を「連結表示」に切り替えます(右の赤枠部分)。

 

そうすると、ドラフト内に入っている全ての話が連結表示されるようになります。

各話の間には仕切り(赤枠)が入ります。

 

今回はここまでとなります。

今回の工程でほぼ完成と言って良いと思います。

次回は、最後の仕上げと、推敲での修正方法などを見ていきましょう。