ストーリーの緩急に悩む|『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』第36話投稿のお知らせ
『冒険者あがりの魔王さまは、仲間たちと優しいダンジョンをつくりたい!!』第36話「当たらない攻撃」を小説家になろうに投稿しました。
章立てするのを忘れていたので、今回から第二章を追加しています。
ストックは少しだけ前進して38話まで。つまり2話分しか余裕がありません。
ストックの理想は10話分、最低でも5話分くらいあればいいなぁと思っています。根拠としては「最新話を書いているとき『あ、あの文章はおかしかったな』と気づくことがあって、経験上5話くらい遡ることが多かったから」です。
2話ストックだと、もう投稿済みだったりするんですよね。
まぁWeb小説は改稿が可能なので直せばいいんですけど、やっぱりリアルタイムに読んでもらっている方には失礼かなとも思いますしね。
ただ直すと言っても、文章まるごと書き換えるというようなのは滅多にありません。バッサリカットして直すのは書いているときに行うことはありますけど、一度書いてしまったストーリーはあまりいじりたくないというのが率直なところです。
でも最近そのストーリー展開で少しだけ悩みつつあります。
ストーリーの緩急に悩む
以前書いたことですが、この小説は「できるだけ平坦なストーリー」を目指しています。
この意味合いを説明するのは難しいのですけど、一番自分的にしっくりくるのは「心臓がドキドキしない小説」という感じかな、と思っています。
もしかしたら「ドキ」くらいはするかもしれませんが、すぐに「あぁ、この小説ではそういう展開はないんだった」と思ってもらえるような小説にしたいと思っているわけです。
ですので「これをやりました。これもやりました。次はこれをします」みたいな淡々具合ではなく、主人公やキャラクタたちが悩んだり迷ったり、戦闘があったりはするんですけど、結局のところなんとかなっちゃう小説なのです。
……ということを書くとなんだか「ご都合主義的なストーリー」になる気もします。それ自体は否定できず、それに近い形はこれまでも度々あったかな、とは自覚しています。
できるだけそれを回避しながらもある程度の緩急はつける。でもそれが大きくならないようにもする……。
それを考えていくと(私的には)前に書いた「3話ごとの構成」が一番じゃないかなぁと思うんですよ。
つまり「3話=1セットとして、起承転結(序破急)をつけて話を完結させていく」「同時にキャラクタも「1ヒロインメイン」に絞って書いていく」ということです。
この3話というのは「絶対3話」というわけじゃないんですけど、ひとつの小ストーリーを追っていくときに1万字くらいが一番コンパクトじゃないのかなぁと思ったからなんです。ですので、場合によっては5話になることもあるかも(いい加減ですね)。
その3話=1セットが10から12個くらいで、30話から36話。おおよそ10万字から13万字=文庫本1冊分なので、できることならそれぞれが分断された話ではなく、それぞれに影響を与えあっているような展開になれば……最高なんですが。
まぁ、そこまで考えて書いていないので、あくまでも理想ですけど。
ただ、書いてて思ったのは3話≒1万字で緩急をつけるのってかなり難しいんですよね。今のところは結構大丈夫なんですよ。
それは「キャラの悩みなどを書けばいいから」なんですよ。
前にも書いたのですが、第一章でキャラの深堀りが十分でないままに、追加キャラをどんどん出しちゃったので、第二章ではその辺りが中心になります。
今回投稿した第36話から37、38話はアルエルの話になります。彼女の持っている悩みが中心の話ですね。39話以降も同じ展開で違うキャラが登場していきます。
第一章が番外編を除くと32話構成。
同じ文量として、第二章では冒頭の33,34、35話を違う構成でやってしまったので、残りが29話。ヒロイン数は前回書いたように「アルエル・キョーコ・エル・ラエ・リーン・テレーゼ・薄月」の7人ですので、7×3=21話。
エル以降はあまりちゃんと書けていないので、5話構成とすると+10話で31話。ちょい足が出てしまいますけど近い感じかな。
問題は「それが一通り終わった後」です。
小説の王道としては「主人公を含むキャラクタの成長」を書くべきかもしれません。また本作は若干ラブコメ要素も持っている(と思っている)ので、その辺りを書いていくのがよいのかもしれません。
ただそれらが3話で収まるか? と考えるとちょっとどうかなぁと思っているんですよね。
って言うか、三章の心配をするのはまだ早い気もしてきました(笑)。
まずはしっかり第二章を書ききらないとですね。
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