「書いた小説を書き直すのはどうなのか? 」という話|『きみとぼくのダンジョン再建記』第84話投稿のお知らせ
こんばんは、しろもじです。
『きみとぼくのダンジョン再建記』第84話「決まっているだろ!!」をカクヨムに投稿しました。
ちょっとここ数話ほど過去に飛んだり説明があったりとなかなか前に進めないでいたのですが、それもこの84話で終わりです。ようやく次話からはシーンを変えることができそうです(多分)。
まぁ終盤に差し掛かれば、これまで隠してきたことなどを書かなくちゃいけないのでしょうがないといえばしょうがないのですけど、なかなかこういう展開をコントロールするのって難しいですよね。後、ずっと即興気味に書いてきたので「どこか伏線にならないかなぁ」と過去の話を読み返して探してみたりするので、とても時間がかかります(笑)。
小説は計画的に、ですね。
書いた小説を書き直すのはどうなの?
さて今回のタイトルになっている「書いた小説を書き直すのはどうなの?」という話です。「どうなの?」って何がどうなのって話なんですが、要は「一度書いて投稿サイトにアップし完結まで持っていった小説を、一から書き直して再アップするのって作者的にはどういう効果があって、読者的にはどう思われるのだろう?」という話です(長いな)。
作者はちょっと置いておいて読者的なことを考えてみると、折角完結まで読んだ小説が新しくなることはあまり良いことばかりだとは言えないのかもしれません。今までの話がなかったことになってしまうのは、元々の話が好きだった人にとっては「なんだこれは!!」となる可能性がありますよね(一応補足しておきますと「君の小説は大して読まれてないから、そんなこと気にする必要はないよ」と思われるかもしれませんが、あくまでも一般的な話なのでよく読まれている小説も含めての話だと思って下さいね)。
ですのでできれば一発で終わらせて、もし課題があったのなら次の小説に生かすべき。それが今まで私が思ってきたことでした(次に生かせたとは言っていない)。でも、今書いている小説を改めて読み返しているとき「これ、やり直したらもっといい小説にできるのになぁ」という思いがふと湧いてきたんですよね。
そんなときコメントでもいくつかご指摘も頂いたりして、ますます「これは書き直してみるのもいいんじゃないかな」と思ったわけです。
作者的な話をすると、完全にプロットを作って書いた小説であっても、書いたあとに「あー」ってなることはあると思います(ありますよね?)。「そんなはずじゃなかったのに!」とか「これを書くべきだった!」とか「こういうキャラクタを登場させれば面白かったのに!」とか。
その「あー」を最も反映させられるのは、それを感じた元の小説を書き直すことだとも思うんですよ。次の小説に反映させるのはもちろんなんですが、場合によっては使えないものもあったりしますし(特にジャンルが変わる場合とか)。だから書き直すことによって、その「あー」を改善できれば、それはそれで作者的には成長できることになるんじゃないか、ってまぁ勝手に思ったわけです。
『きみとぼくのダンジョン再建記』での「あー」と感じた部分は、ざっと挙げてみると
- メインヒロイン、ヒロインなどの描写が決定的に少ない
- 登場キャラクタが少ない
- タイトル詐欺になっている(再建が疎かになってる)
- 序盤以降の展開が遅い
まぁ他にもたくさんあるのですが、決定的だなと思っているのはやはり最初に挙げた2つ。つまりキャラクタに関してです。この小説って「コメディ」なんですよね、一応。コメディの中に、いくつかシリアスな話も混じっている感じで、よくあるコメディものの展開といえばそうなんですが、そういう作品って(小説、漫画など問わず)キャラクタが命ってところがあるじゃないですか。
キャラクタに魅力があるからこそコメディに繋げていける、みたいな。
ここでいう魅力というのは本当に難しい話なんですが、個人的には「ちょっと変わっているけど、憎めないヤツ」というものだと思っています。変わっている、というのが欠点にもなり得るんですが、それでも基本的にはいいヤツなので憎めない。そういうキャラクタを(男主人公の場合には)ヒロインに置いたり、サブキャラクタにも登場させていき、彼らがドタバタ活躍するのがコメディになるんじゃないなかなぁ……と思うんです。
おっと自らハードルを上げていくスタイルになってしまいそうです(笑)。
まぁ私の場合には今ブログでやっている「過程を公開しながら小説を書くシリーズ」の次のシリーズとして、ブログネタとして考えている側面もあったりするんですけどね。あっちが終わったら、今度はこれをやろうかなぁ、と考えたりしています。
あまり調子いいことばかり言っていると「やるやる詐欺」になちゃうのでこの辺にしておきましょう(笑)。一応『きみとぼくのだんじょん再建記』が終わったら本格的に「過程を〜」の小説を書いて、これは書き終えたあとでどこかに投稿しようと思っています。
なので書き直しはそのあと、でしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
書き直すのって、かなり難しいと思っています。
本当にやろうと思ったら、しっかりプロット作って、登場人物もしっかり考える。
文章も原則、全部書き直すくらい気合い入れて取り組まないと、前書いた部分に引っ張っていかれるんじゃないかと思うんだ。
ひょっとしたら、新しい小説を書くよりも苦労が多いかもしれない★
そうやって、頑張って書いても、直そうとした部分は、イマイチのできだったり★
満足のいくできに仕上がったとしても、
『これは前読んだから』
と読んでもらえないかもしれないし★
労多くして、益少なしとなる可能性は小さくないと思っています。
それでもやってみたいって言うのでしたら、私は応援しますっ!
まず、このハードルは絶対に超えてください。
『キョーコちゃんをアルエルちゃん以上に魅力的なキャラクターにする』
ヒロインなんだから当然です。
さらにいえば、キョーコちゃんとアルエルちゃんの恋の鞘あては、ラブコメには欠かせません♪(ラブコメと違う?)
あと、これは提案です。
『王立勇者育成専門学校総務課の世界観と融合する』
つまり、学校とダンジョンをご近所さんにして、結衣ちゃんとかフィーネさんも登場させる。
地名などは『王立〜』の方に合わせると、そちらは書き直さずにそのまま使えます。
ダンジョンの再建に、総務課メンバーも絡んできたら。はわ〜、わくわくしますね〜♪
いかがでしょうか?これだと、元の文章をそのまま活かすことができないので、必然的に全面書き直しになりますよ♡
コメント、ありがとうござます。
ですよねぇ〜!
私も、前よりもダメになる可能性(PVとかの話です)しか見えません。
でもまぁ、記事に書いたように「ブログのネタ」と「自分の経験」としてならばアリかな、とも。
とはいえ、随分先のことになりそうですが(笑)。まずか完結させないとですしね。
1番目のはごもっともだと思います。多分、ちょっとだけハーレム的な要素を入れつつ、メインはキョーコという感じにしていきたいなと。
2番目のは……(笑)。
すっごく面白そうなんですが、世界が全然違うので難しいかな?
カクヨムでもの凄く売れっ子になったら『異世界かるてっと』みたいな感じでやってみたいかな、とは思いますが、現時点では需要は少なそうです。