『物書きたちは譲らない!』第14話、第15話を投稿しました
こんばんは、しろもじです。
カクヨムに『物書きたちは譲らない!』の第14話「それってつまり」と第15話「これでも乙女」を公開しました。
登場人物が出揃って、この14話から話が転がっていきます。
新しいプロットに手を出してみた
昨日の投稿記で「地の文と会話文の割合」のお話をしましたね。
記事を投稿後「ほぼ会話文だけで小説を書いてみようか」と思いました。
恐らく「会話文だけで成り立っている小説」というのは、既にたくさんありそうです。
ですので、そこを特徴とした小説を書くのではなく、あくまでも「会話文が中心の小説」というのを書いてみようかな、ということですね。
で、既存のプロットを漁ってみてたんですけど、なかなか……。
会話文多めで構成する自信のないものばかりでした(笑)。
そこで、ひとつ新しいプロットを創ってみました。
とある少年と少女の話。
二人は幼馴染で小さい頃からずっと一緒。
中学生のころから付き合いはじめて、高校生の今、3年が経過。
お互いに不満はないし、それなりに上手くやっている。
でも、徐々にふたりのことよりも、周囲とのことを優先するようになってきていた。
彼氏はバイトに、彼女は部活にそれぞれ力を入れて、会う時間も少なくなる。
ある日。
たまたまふたりとも暇ができて、彼氏の部屋でくつろいでいた。
久しぶりなのに、なかなか会話が弾まない。
そのとき、ベッドに腰掛けていた彼女が少しずつ消えていってしまう。
壊れたテレビのように、映像が乱れ、声がかすれて聞こえるように。
そして完全に彼氏の目の前から彼女が消えてしまった。
慌てる彼氏。
そこへ母親がおやつを運んでくる。
「彼女が……突然っ」
状況を説明する彼氏。
しかし母親は
「何言ってるの、あんたたち」
どうやら第3者からは二人の姿は見えているものの、お互いを認識することができなくなったようだった。
ちょっと長いですね(笑)。
「会話文多めで小説を書く」と考えると、普通は「仲の良い彼氏彼女の恋愛小説」となりそうですが、敢えて「お互いが見えなくなった(話もできない)」にしてみようかな……と。
少しハードルを高くしすぎた感はなくもない(笑)。
このままだと、お話的にちょっとどうかな……と思ってて、異世界を絡めていこうかと考えています。
異世界の方は、テンプレ王道ど真ん中。
話の柱ではないので、あまりここは触りたくない。
一応、結末は考えてみたんですが、こちらは「う〜ん?」という感じで、もう一捻りしたいところです。
以前どこかで書いたプロットとは別ものです。
あれは少し背景が面白そうなので、ちょっと作り込んでみようかなぁ、と。
『管理官と王女様』のときに、その辺りをふわっとしすぎていたので、今度はちゃんとしようかな、と思っています。いや、あれはあれで、そこそこ考えていたんですけどねっ!
とりあえずは結末だけしっかりと決めてから、ざっと書いてみるつもりです。
ディスカッション
コメント一覧
こんばんは。Han Luです。
実は、『物書きたちは譲らない!』を読んでいる間は、あえてこのブログを読まないようにしていました。なるべく先入観なく読みたいなーと思って。なので、今さらですみません。
で。このプロット、面白そうです! 今のダンジョンのお話が完結したら、ぜひ挑戦してほしいです。お互いの姿が見えないということは、声も聴こえないということなんでしょうか。第三者には見えているけど、お互いに見えてないという設定、いいですね。こういう設定、これまで聞いたことないです。深いテーマを絡めたり、いろんなことができそうです。
こんにちは、Han Luさん。
いえいえ、確かにブログは「作者向け」に書いているので、ネタバレも含めていっぱい書いていますからね。
後の投稿記に書いているように、この話「異世界」を絡めて4話まで書いています。
プロット的には6割位の完成度で「始まりと終わりは決まっているけど、真ん中がまだ」という感じです。
で、致命的に面白くない、と(笑)。
おっしゃっている通りの設定なんですけどねぇ。
「舞台は現代の方がいいのかな?」とか「ラストがどうだろうか?」とか考えているうちに『ダンジョン』の方が先に書けてきたので、放置という状態。
話として、自分が面白いなと思っているのが「お互いが見えない、認識できない。声も聞こえない。でも、確かにそこにいる。触れられる」という、指摘していただいている部分なのですけど、それをストーリーに活かしきれていない……というのが、面白くないと思った原因だと思います。
『ダンジョン』は正直、やろうと思えばどこまででもやっていけるので、ちょっと余裕が出てきたら平行してできれば、とは思っています……って、またハードルを上げてしまった(笑)。
でも、ありがとうございます。頑張ってみますね。