Google Analyticsを使って、読まれているページを見つける方法 [Google Analytics講座第3回]
こんばんは、しろもじです。
Google Analytics(グーグル アナリティクス、以下GA)の導入は上手くいきましたか?
もし、まだの方は上記の記事を見て、導入してみてくださいね。
GAは無料で、ウェブサイトのアクセス分析ができるツールです。
つい、アクセス数だけ見て一喜一憂してしまいがちですが、本来はページの品質を上げるためのツールでもあります。
品質を上げる=読んで頂けた方にもっと満足してもらう
ということですから、まずはどのページが良く読まれているのか? それが満足してもらっているのか? を知ることが大切ですよね。
今日はその辺を見ていきたいと思います。
Google Analyticsを使って、読まれているページを探す
まずはGAにアクセスしましょう。
該当のウェブサイトに入りましょう。
やり方が分からなくなったら、上のリンク先ページを参照して下さいね。
右のサイドバーから「行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ」を選びましょう。
次のような画面になったかと思います。
右上にある日付が表示されている所から、適応期間の設定ができますので日付を設定します。
日付の設定は、カレンダーから直接「始まりの日(左欄)」「終わりの日(右欄)」でも設定できますし「カスタム」をクリックして、写真のようにあらかじめ設定されたものから選ぶこともできます。
今回は「過去7日間」を選んでおきます。
「適応」ボタンを押すと、適応期間の集計が表示されます。
これで、ページビューが多い順にページが並びました。
ただし、これだとURLの形式になっているので、一体なんのページか分かりにくいですね。
そこで、グラフと集計の真ん中にあるところから「ページタイトル」をクリックしてみましょう。
すると、URLがページタイトルごとに変わりました。
これで、読まれているページの一覧と、ページビュー数が分かるようになりました。
ちなみに、開いた時は表示が10位までしかされていないと思います。
これでは少し不便ですので、一覧の下にある「表示する桁数」を適当なものに変えておきましょう。
100にすると、100位まで表示されるようになります。
Google Analyticsを使って、読まれているページを分析する
さて、これで読まれているページが1位から順番に分かるようになりました。
「で?」ってことですよね(笑)。
これだけだと「どうすりゃいいの?」ってことになります。
分析する方法は色々あるのですが、今回は「ページビュー」と「直帰率」をベースに考えてみましょう。
直帰率のお話は前回しましたね。
「忘れちゃった、テヘペロ」という方は、上記ページを見て復習してみて下さいね。
今回は「グーグル検索から、あるページに訪れた方が、そのページだけ見て帰っちゃった(=直帰)割合が高いページ」を探すことにします。
前にもお話しましたが、直帰率が高いことは悪いことだとは言い切れません。
- サイトを開設したばかりで、コンテンツ(ページ)が少ない
- サイト内に、そのページの関連ページがない(少ない)
- 解説型のページで、ほぼ全ての情報がそのページに詰まっている
上のような場合には、直帰率は高めになります。
言い換えれば「他のページも見たいけど、これしかなさそうだ」「そのページだけ見たら、全て理解できた」場合ですね。
この場合は、直帰率が高くても仕方ないと言えます。
しかし、例えば「Aという情報のページで、この情報を見た方はBやCという情報にも興味があるはず。ウェブサイトにはそのページがある」というのに、Aページの直帰率が高い場合は「ページのクオリティが低い(見たけど、有益な情報はなかった)」のか「他の情報も知りたいけど、どこにあるのか分からなかった」可能性があります。
そこで、直帰率が高い順番に入れ替えてみましょう。
直帰率が高い順にするには、集計表の「直帰率」をクリックします。
そうすると、今度は直帰率の高い順に集計表が並び替えられます。
しかし、これだと直帰率しか考慮していないので「あまり読まれていないページ」も上位にきてしまいます。
そこで「ページビューを加味しつつ、直帰率の高い順に並べ直す」ことを行います。
その方法は、集計表の上の「並べ替えの種類」を変更します。
始めは「デフォルト」になっていますので、これを「加重」にします。
すると「ページビューを加味しつつ、直帰率の高い順に並べ直した一覧」が表示されます。
GAの規約で、詳しい数字は公表できないのですが、直帰率が高くページビューも高めの順番になっています。
つまり、この上の方にあるページは「見る人が多いけど、すぐ帰っちゃった」ってことになりますね。
ここから先はウェブサイト作りの考え方次第ですが「できれば、他のページも見て欲しいなぁ」という場合は、改善の余地があると言えるでしょうね。
具体的にどのように改善するのかと言えば、色々な方法がありすぎるので、また今度詳しく解説していきたいと思いますが、簡単にこんな感じじゃないかなぁというのだけ書いておきます。
「既に関連ページがある場合は、ページ内にリンクを張る」
このページにも2箇所、他のページへのリンクが張られていますよね。
これはあくまでも「参考にしてね」というリンクになります。
なので、ページの途中に入っていまして、気になる方だけがそちらに行って確認してくる、という感じですね。
一方で、このページとは別に「関連性のあるページ」というのもあると思います。
記事の内容を補足するものではないけど、関連性のあるページ。
それらは記事の最後に置かれることが多かったりします。
また、テーマによっては「関連ページ」などとして、勝手に挿入されることもありますね。
「敢えてページを小分けにする」
ある情報を1ページにまとめるのではなく、2ページ目、3ページ目と細かく分けていく方法ですね。
こうすることで、ページビューが増えますし、直帰率も少なくなります。
ただ、一方でユーザーフレンドリーかと言えば微妙かもしれません。
かつては「1ページの情報量(データ量)を減らして読み込みを早くする」という利便性もあったのですが、今の時代の回線速度では、むしろ「何度もクリックしないと最後まで読めない」という面倒臭さが出てしまうかもしれません。
ですので、私はめったにやりません。
確かに「あまりにも情報が多すぎるページ」というのは、読みにくいので、適度には分けますけどね。
他にも色々方法はあると思います。
でも、気をつけておいて欲しいのは「何がなんでも直帰率を減らそう」とするのは間違いです。
例えば、このページに「Amazon Echo」や「投稿記」のページへのリンクが突然張られていたら、それは不自然ですよね(笑)。
関連性があれば、いいのですが(例えば、上にはリンクを付けていませんが「投稿記」っていうのを突然書いて「なんだそれ?」と思われないようにリンクを張るとか)、そうでない場合は、止めておくべきです。
また、いくら関連性があるからと言って、あちこちにリンクを張り過ぎると、これまた読みにくいページになってしまいます。
「◯◯という情報が知りたくて、ページを開いたのに、あっちこっちクリックしているうちに、わけの分からないページに来た」って経験ありませんか?
あれは、たいして関連性のないページなのに「釣りタイトル」をつけたページへのリンクを張りまくって、興味を煽るという、あまり褒められた作りではない方法です。
こういうことをすると、結局「なんかよく分からない」ということになり、一時的にページビューは上がり、直帰率は下がりますが、結果として再訪問は減ります。
あくまでも「見てくれている方が分かりやすい」サイト作りを目指しましょうね。
まとめ
今日はGAを使って「読まれているページの見つけ方」と「直帰率の高いページの見つけ方」を解説させていただきました。
ウェブサイト(ブログ)を開設したばかりの時は、これらはあまり気にすることはありません。
100記事くらい書き溜めると、そろそろ見ておいた方がいいというくらいです。
何度も繰り返しますが、ページビュー、直帰率至上主義ではなく、それらを使って「見に来てくれた人が困ってないかな? 満足してくれているかな?」というのを知り、ウェブサイトの改善のために使いましょうね。
今日も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます!
それでは、今日はこのへんで。また、あした〜!
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