Fire TV Stickの新型リモコン(Alexa対応音声認識リモコン)のレビュー「EchoからTVのオン・オフができない(理由推測)」

2018年12月14日記事amazon,Amazon Echo,Fire TV

先日「Fire TVがAlexaに対応した」という記事を書きました。

その際「新型リモコンだけ買ってみる」と書いて、それが今日届きました。

新型リモコンの操作や、Fire TV Stick(無印、4Kでない方)で新型リモコンを使う意味があるのかなどを書いてみたいと思います。

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新型Fire TV Stickリモコンには、テレビの電源ON/OFFボタン、音量調節ボタン、ミュートボタンが装備

まず外観から。

箱は凄くシンプル。配送は今回もダンボールではなく紙バッグでした。そうだよ、それで良いんだよ。

内容物は、本体、説明書、電池。

先代で散々苦しめられた背面の電池のフタは、今回から改善されています。前は上に引っ張るタイプだったのが、下に引っ張るようになっています。

また、これでもかと付いていたツメも少なくなっている模様。随分開けやすくなりました。

ちなみに先代リモコンの簡単なフタの開け方は、記事末に記載しておきます。

サイズ的にはほとんど変わらないものの、なんとなく小さくなったような気が。

それはリモコン下部の出っ張りが内に引っ込んだから。地味にAmazonのロゴが消え、スマイルマーク(?)だけになっています。

新型リモコンには、テレビの電源・音量・ミュートボタンが搭載されています。画像では見えませんが、本体上部右にLEDのランプが付いています。
Alexa系の操作をする際に、点滅する模様です。また、電池の残量が少なくなると赤く点滅する模様。

このリモコンは、ほとんどのテレビでそれらの操作が可能です。

TVの対応状況はこちらで調べることが可能です(Amazonのサイトへ移動します)。

後述していますが、Amazon Fire TV StickはHDMI CECに対応しているだけでなく、本リモコンには赤外線が搭載されており、HDMI CEC未対応のTVでも、TV電源のオン・オフ、ボリューム調整などは「ボタンで」行うことができます。

設定は簡単

新しいリモコンをFire TV Stickで使えるようにすること自体はとても簡単で、説明書通りにやれば迷うことはないと思います。一応書いておきましょう(古いリモコンがある場合)。

  1. 新しいリモコンのホームボタンを10秒間押下。LEDインジケータが点滅が早くなったらボタンを離す
  2. 古いリモコンのホームボタンを押下。設定から「コントローラーとBluetooth端末」>「Amazon Fire TV リモコン」>「新しいリモコンを追加」へと進む
  3. 接続可能なリモコンが表示されるので、古いリモコンで新しいリモコンを選択

後は画面にTVの設定などが出てきますので、言われるがままに操作すればOKです。

もし失敗した場合には「設定」>「機器制御」>「機器の管理」から「Fire TV」と進めば出力端子の変更が、「テレビ」と進んで「テレビの変更」に行けばTVの設定の変更が可能です。

で、肝心の音声操作について。

Echoからテレビのオン・オフが出来ない! 恐らく原因は……

まず現時点での状況を整理して書いておきます。

  • 新型リモコンのボタンで、TVのオン・オフ、ボリューム、ミュートは可能
  • 新型リモコンの音声認識ボタンを押しながら「TVを点けて/消して」「音量を上げて/下げて」「音を消して」は可能
  • Echoに「◯◯を再生して」ではTVの電源は点かない
  • Echoに「テレビを点けて」でもTVの電源は点かない

こんな感じです。

ネットを見て回ると「◯◯を再生して」で、勝手にTVが付いて指定したHDMI出力になり再生が始まる、というのが記事になっていましたし、動画でも観ました。

では、なぜできないのか?

実はAmazonのカスタマーサービスにも聞いてみたんですけど「Echoを通じての音声でのTVの電源のオン・オフには対応していません」というのが現時点の解答です。

ただ、実際に出来ている方がいる以上、それは間違いとは言えないものの正確とも言えなさそうです。

専門的な知識が不足しているので、あくまでも推測ですが「HDMI CEC」というものが関係しているのではないかと思われます。

「HDMI CEC」とは、HDMIケーブルを通じて機器のコントロールまで行う規格(?)のことのようで、「レグザリンク」「ブラビアリンク」「ビエラリンク」などとTVメーカーは呼称しているようです。

この「HDMI CEC」は、Fire TV Stickも対応していて、Amazonのヘルプページには

デバイスのHDMI-CEC設定がオンになっていると、機器のコントロール精度が向上します。

Amazonヘルプページより抜粋

という記述があります。

で、うちのTVは残念ながら、このHDMI CECに対応してないことが判明しました。古いヤツなんですよね。TV滅多に観ないし。

ただ、繰り返しになりますが、これはあくまで推察です。これが正しいのか検証するにはTVを新しく買い替えるしか……って、電源ボタンのためだけにTV買い替えは流石に無理です(笑)。

もし、同じようにEchoに「◯◯を再生して」でTVの電源が入らない方は、HDMI CECに対応したTVか確認してみて下さい(厚かましいですが、もしHDMI CECに対応してるのに、TVが点かない方は情報をくださると助かります)。

【追記】恐らくHDMI CECで間違いないと思われます。

記事執筆当時はEchoからTVのオン・オフができなくて狼狽していたのですが(笑)、改めて色々試してみたら「リモコンの音声認識ボタンを押しながら『TVを点けて』と言ったときには、リモコンから赤外線信号が出ている」ということが分かりました。

Echoからは赤外線信号は出せませんし、下記に書いているように「Echo→リモコン→TV」のように信号の伝達ができない以上、TVのオン・オフが出来ている方はHDMI CECが機能していると見るべきでしょう。

新しいTV……か。

Fire TV Stickユーザが新型リモコンを買うメリットは?

以上のことから、既存のFire TV Stickユーザが新型リモコンを買うメリットはあまりありません。

もし音声によるTVのオン・オフがHDMI CECに関するものであれば、リモコンの新旧は問わず音声でのコントロールが可能だからですね。

強いて言えば、私のように地上波を見ない人にとっては、リモコンが1つにまとまるわけで、そのメリットはあるかもしれません。

あぁ、ついでにもうひとつだけ。

Alexa Appの「設定」>「デバイス」>「Echo Dot」の中の「接続デバイス」にある「Echoリモコン」の項目。

カスタマーセンターに聞いた所「これは日本では未実装で、何に使われるか分からない」とのことでした。

先日尋ねたときは「新型リモコンで使えるよ」って言ってたのに……。Amazonも情報が錯綜しているようですね。

これが新型リモコンで使えれば、Echoとリモコンをペアリングして、Echoからの音声コマンドをリモコン経由で飛ばせるのでは……と淡い期待を持っていたのですが、冷静に考えると「リモコンをEchoのリモコンとして使う」みたいな感じのような気がしてきました。それ要らない機能だし。

もう少し色々調べてみて、新しい事が分かったら追記しますね。

最後にリモコンのフタの開け方ですね。

Fire Stick TVリモコンのフタの簡単な開け方

今回は開けにくいと評判の第1世代のリモコンで行います。

まず、フタの端にセロテープを貼ります。セロテープは少し長めに切って、半分ほどを本体に貼り、半分ははみ出した状態にします(折っておいてもいいです)。

リモコンをひっくり返し、今度は逆側も同じように貼ります。

はみ出した両端を持って、水平に引っ張ります。これが最も簡単にFire TV Stickのフタを開ける方法だと思います。

テープを使ってものを外す作業は、開けにくい瓶のフタとか、車のセンターパネルやリアライトなどを外す際に、応用できるテクニックなので(硬い物のときは布・ガムテープを使う)覚えておくと便利です。

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