小説を書く上で、絶対やった方が良いこと3つ
こんばんは、しろもじです。
今日は私が「小説を書く上で、絶対これはやっておくべきことだ」と強く思っていることを3つ紹介したいと思います。
一応念のため確認しておきますが「これをやれば小説を書ける」とか「良い小説を書くためにやるべきこと」とかではありませんよ。
そんなものがあるのならば、私の方が教えてもらいたいくらいで(笑)。
どちらかと言うと、今回は学生や二十代くらいの若い人に向けた記事になります。
長年、小説というものに触れてきて「でも、これは大切だったよね」と感じたことがあって、それをぜひお伝えしたいな、と思った次第です。
既存の小説を読む
まぁ当たり前と言えば当たり前ですが、まずは「既存の小説を読むこと」。
これについては、以前投稿記に付随した記事の中でも、すこし触れました。
【過去記事】
その記事内でも触れていますが「たくさん読めばたくさん書ける」わけではないと思います。
また「たくさん読めば良い小説が書ける」わけでもないと思います。
ただ、やはりその道を深く知ろうと思ったら、その分野のことをたくさん知るべきですから、読まないよりは読んだ方が良いよね、ということになります。
そしてそれは、先程書いたように「量だけ」ではないと思います。
となれば「質」なのですが、これは色々なジャンルの本に触れるという意味ですね。
小説なら、ラノベが好きでもそれ以外のジャンル。小説以外のものも良いでしょう。
自分が絶対読まないだろうという本もおすすめです。
ちょっと話が逸れるかもしれませんが、重要なのは「情報」ではありません。
「色々知識があった方が、良い小説を書けるじゃない」と思われるかもしれませんけど、本をサッと見たくらいで付く知識は、あまり大したものではありませんし、そもそも覚えてもいないと思います。
知識だけ欲しいのならば、ネットを徘徊してまとめサイトでも見てれば良いのです。
でも、考え方や知識の背景などを知ろうと思うと、やはり本に触れるべきだと思います。
暗記する必要はありません。
これはもう学校の勉強ではありませんから。
読めば必ず脳のどこかに、その神経回路が作られて、新しい発想を産んだり、新しい考え方をできるようになる。
私はそう思っていますし、それが大切だと思っています。
社会人として働く(学校へ行く)
まぁ最近だと、こういう方はあまりいないと思いますが「小説家で食っていく。だから就職はしない(進学はしない)」という考え方。
個人的にはもったいないな、と思います。
まずひとつ目には「これから専業作家で一生食べていける可能性は、0に等しくなる」可能性が高いからです。
これも以前記事に書いています。
兼業作家としてやっていくことで、生き方にも余裕が生まれて、長く小説家として活動できるんじゃないかな、と私は思っています。
これは収入面の話。
そして、人生経験的にも、特に就職は絶対にした方が良いと思います。
学生時代にも理不尽なことや納得がいかないこと、達成感を感じること、泣きそうになるくらい辛いこと、笑いが止まらなくなるほど楽しいことはあると思います。
しかし、やはり社会人で得られる体験は、もうワンランク上のものだと思います。
死ぬほど働け、と言っているわけではありません(笑)。
世の中には「体験してみないと分からないこと」はたくさんあります。
当然、私もまだまだ勉強中です。
死ぬまでが勉強期間です。
そんな考え方は古いのかもしれませんが、小説を書く上で「経験していること」と「見て聞いて知ってること」の差は大きいと思います。
正直、他の方の小説を読んでいても「あぁ、これはきっと自分の体験なんだろうな」とか「多分、あんまり経験がない方だろうね」とか思うことがあります。
「経験してないことは小説に書けない」というわけではありません。
だったら、推理小説家は皆人殺しばかりですからね(笑)。
経験が積み重なっていくと、それは層になって他の経験も想像が豊かになっていきます。
そういうのを経て書かれた小説には、無言の説得力があったり、キャラクターに魅力があったりします。
例えテンプレキャラでもそうです。
まぁ、進学は違うのですが、就職は「いざとなれば辞めれば良い」だけです。進学にしたって、一生というわけじゃないですからね。高校なら3年、大学でも4年から6年です(通常は)。
出来るだけ、若い内に色々体験することは、本当に大切です。
歳を取るとチャレンジ精神が衰え、なかなか一歩が踏み出せなくなりますからね。
小説以外の趣味を持つ
何かに影響されてギターを買ったり、突然キャンプを始めたっていいじゃないですか!
趣味は大切です。
これは自分にも言いたいことです。
私、昔から結構「広く浅く趣味を持つ」タイプだったんですよね。
友人に合わせるというか、誘われれば断らないというか。
で、結局たいしてものになっていないのですが、それでも色々やったのは良かったかな、と思っています。
他のものには目もくれず、深くひとつの趣味の道を極めれば、それを小説に活かせる可能性は高くなります。
「人は人生で1冊の本は書くことができる」と言いますよね。
自分のことを書けば良いからですね。
でも、それでは1冊以上の本は書けません。
「本を読む」とも似ていますが、色々なことに手を出すのは、小説家として悪いことではないと思います。
もう一度言いますが、そこで大切なのは「知識」よりも「経験や考え方」です。
色々体験して、色々な人と触れ、色々な考え方を学ぶと、必ずそこにある苦悩や楽しさを知ることができます。
ただ単に、それが面白いっていうのもありますが、小説を書いていく上できっと必要になってくると、私は思います。
まとめ
今回は久々に、自分の考え100%の記事になってしまいました。
はじめに言ったように「これをすれば小説を書ける」という話ではありません。
結局は「色々経験してみたら」ということですね。
「おじさんやおばさん」と言われちゃうお年頃になると、人間は保守的になっていきます。
新しいことを始めたり、新しい場所にいくことに躊躇するようになります。
今あること、今時分が持っているものだけで十分だと思うようになります。
でも、これは仕方がないことでもあります。
生活もありますし、結婚して子どもができたり、会社で部下ができると、責任が生まれてきますからね。
自分の都合だけで、好き勝手には生きられなくなります。
「もうあなただけの人生じゃないのよ!」ということになります。
だから、若いうちです。
色々やってみましょう。
手を出す程度でも良いじゃないですか?
いつの間にか、ギターが置物になっていてもいいじゃないですか?
やったことは必ず経験として残ります。挫折であっても、そうです。
やらなかったということも経験と言えなくはないですが、やって放り投げた方がまだ得られるものは多いと思います。
今日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!
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それでは、また!
ディスカッション
コメント一覧
先日、しろもじさんのTwitterをフォローさせていただいた者ですが
こちらのblogを順番に読ませていただいております。
しろもじさんの記事を読んだらおっさん、なんかワクワクしてきました♪
かねっきーさん、こんにちは!
ごめんなさい、一時的にコメントが未承認扱いになってしまっていました。
Twitterでのフォロー、ありがとうございます。
ワクワクしていただけましたか? クックック、まんまと罠に……というのは冗談ですが(笑)ありがとうございます!
そう言っていただけると、本当に嬉しいです。
できるだけ有益な記事を書いて参りますので、今後共よろしくお願い致します。