約1年間、小説を含める文章を書くのを止めたら、一体どうなるのか?

小説LABO

こんばんは。お久しぶりです、しろもじです。

私は「小説家になろう」「カクヨム」などのいわゆる小説投稿サイトに、約2年間に渡り小説を投稿しておりました(そしてこのサイトはそれに関連したものです)。

ところが別の記事でも書いたように昨年春から生活環境が変わり、それによりやや多忙な日々になってしまいました。

結果として小説、ブログを約1年ほどお休みしておりました。

現在小説やブログをコツコツ書き続けている方々にとって「書くのを止めたらどうなるんだろう?」という疑問は、一度は脳裏を過るものではないでしょうか?

そこで今回は約1年間、小説を含めた文章を書くことを止めたら、一体どんな変化があったのかをお伝えしたいと思います。

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ブラインドタッチは健在……だと思いたい

もちろん1年間に間、キーボードすら触っていなかった……というわけではありませんが「文章を入力する」というほどのことはほとんど行ってきませんでした(仕事で少々とせいぜいGoogleの検索窓にキーワードを打ち込むくらい)。

ですので久々に文章を打ち込もうとした際、一番懸念していたことが「ブラインドタッチを忘れてしまったのでは……」ということでした。

結論から言うと、長年をかけて習得した技術は早々簡単には失われるわけではないことが分かりました。

打ち始めはやや誤入力もあったりはしましたが、キーボードを目視する必要はないくらいには、指が覚えているようです。

「文字を打つ」という行為にとって「いかに素早く入力できるか」ということは、個人的には結構重要だと思っているので、これは結構助かりました。

って言っても、元々そんなに素早くキータイプできていたわけではないので、元に戻ったと言ってもしれているんですけどね……。

文章が出てこない

小説自体はまだ本格的に再開したわけではないのですが、このブログ文章を打ち込んでいて思ったのは「文章がスラスラっとでてこなくっている」ということです。

良い文章かどうかは別として、以前は文章を入力しているときに手が止まるということはあまりありませんでした(推敲などで手直しはしたとしても)。

つまり前は「頭の中で考えている文章に、指が追いつかない」という感じだったのですが、今はそれが逆転してしまっているようです。

ちょっとした短文であっても途中で止まって考え込むことが多く、実際この文章も結構時間がかかっています。

実はこれは小説を本格的に再開した、2年前にも同じことを感じていました。

頭の中ではイメージがある。

こういう文章を書きたい。

こういう雰囲気を表現したい。

だけど、それが出てこない。

それらは文章を書くということを重ねていくうちに徐々に感じなくなっていったことなんですけど、それを久々に思い出した次第です。

そしてその部分が、本文最後に書いている結論に繋がります(と引っ張ってみます)。

異世界に旅立てない!?

少し文章を書くということから離れてしまうかもしれませんが、自分で書くにしろ、小説・アニメを観るにしろ、異世界もの、ファンタジーものなどを素直な気持ちで鑑賞することができなくなってしまいました。

ぶっちゃけて言うと「そのノリについていけなくなった」というわけです。

カクヨムに投稿していた頃は「異世界転生もの」「ファンタジーもの」「SFもの」など、どんなものでも積極的に鑑賞していたのですが、ここ最近は特に「なろう小説」がかなりキツく感じられるようになってきました。

語弊を受けるかもしれませんが「一般的な人の感覚が、少しだけ分かった」気がします。

ただ、人間の性根というのはそうそう簡単に変わらないもので、2クールほどアニメを観ているうちに「あぁ、そうそう」という感じで、元の感覚が戻ってきたのも事実です(笑)。

私の場合は特にここ10年くらい、いわゆる「普通のドラマや映画」から距離をとっていたので(その分異世界ものなどに偏っていた)「普通の人の感覚がなんとなく分かってきた」という効果はあったみたいです。

どの層に刺さるものを創りたいのかにもよるかと思いますが、ある意味貴重な経験だったのだと思います。

創作意欲は大幅に低下

カクヨムに頻繁に投稿していたころは、寝ても覚めても創作のことが頭から離れませんでした。

仕事中でさえ「こういう話はどうだろう?」とか考えたりもしておりました。

ですが、しばらく創作から離れてみると、最初のとっかかりのアイディアのようなものは出てくるものの、そこからどう話を広げていけばいいのかがさっぱり分からなくなってきました。

また、ブログも含めてですけど「書こう!」という意欲は、ほぼ0に近いくらいになくなってしまっていました。

仕事から帰ってきて、まだ元気だったりしても「Youtubeでも観るか……」という感じになり、自分のサイトを何ヶ月も見ることすらなかったり(なので「小説を投稿できるコンテスト・公募一覧」のページも随分更新が滞ってしまいました。ごめんなさい)。

結論:お前たち、書くのを止めるんじゃない!

で、結論は上の通りです。

書くことが好き。

いつも頭の中には自分だけの物語が駆け巡っている。

キーボードを打っているときが一番至福のとき。

私ならもっと面白い話を創れ……るはず。

書くことを止めては駄目です。

よく言われるように「積み重ね」というのは本当に大切なものです。

もちろん、人生には色々なことがあるので「どうしても書けない」という時期はあるかもしれません。

でも、1日ほんの10分でも……いや5分でも書く時間が取れるのならば。

電車で帰るときにスマホで打てるのならば。

お風呂に入っているとき創作に心を巡らせられるのならば。

この1年間、ずっと書き続けていた方は、私よりそれらを積み上げてこられました。

どうかそれを無駄にしないで下さい。

いや、本当にね。

私の場合は一応理由があって、どうしようもなく1年間書くことを止めてしまったのですが、今となっては後悔しています。

私を含めて、このサイトをご覧いただけている方々は「何かを創るのが大好き」なのだと思います。

上で「普通の人の気持が分かった」と書きましたが、それは「普通の人は創作をしない」という意味とも取れます。

創作をする人は、それを大切にするべきなのかもしれません。

放り投げてた人が偉そうに言っても説得力がないですけどね(笑)。

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Posted by しろもじ